教えて!TOSHIさん:ブログ版

ライブハウス<T☆ROCKS>のオーナーTOSHIによる、音楽や音楽以外・・のお話!

T☆ROCKS:TOSHI

小田急相模原ライブハウス <T☆ROCKS>のオーナー「TOSHI」です。 音楽の話、音楽以外の話・・などなど色々!HPの 「教えて!TOSHIさん」も更新中! t-rocks@jcom.home.ne.jp

T☆ROCKSイベント!!&府中公演

2012-10-16 | 日記

10月27日(土)T☆ROCKS9周年イベント詳細(TOSHIさんも演奏)詳細は↓です!

http://members.jcom.home.ne.jp/t-rocks/party/9/party9a.html

[入場料]=2500円(食事、1ドリンク、記念バッジ、記念カード、ビンゴ参加券つき)
前売りチケットはありませんので、当日、直接入場できます。

場所:T☆ROCKS

PM
3:45 OPEN
4:15 START
[1]Sindow
[2]菊池銀次
[3]ThePeatles
[4]天狗☆スター
[5]ELmer
~6:30頃~
[☆]ビンゴ大会
[6]SiRENwith
[7]LIFEGUARD
[8]NITE-RANGER

---------------------------------------------------------------

11月4日(日)NITE-RANGER府中Flight公演。出番19:00頃予定。
http://fosterk-onlive2012.jimdo.com/
チケット1500円(当日券のみ)
 
ぜひお越しくださいね~!
 

誕生日イベント

2012-10-14 | 音楽的アドバイス

今日は中嶋善次郎君の生誕祭イベント!

出演は「沖 雄輔(地球コーラ)」「片野雄大(THE君に話すよ)」「佐藤啓太(回転もぐら)」

「あーた(ぱんだふるらいふ)」「菊池銀次」「杉浦友幸(ド真ん中ズン)」「中嶋善次郎(22歳)」

そうそうたるオリジナリティあふれる面々、各アーティスト、凄く個性的なステージを見せて

くれました!そして最後はプレゼントを渡して、ケーキも食べて、盛り上がって終了!

TOSHIも買ってきましたよ!

お客さんもT☆ROCKSゆかりの人たちも来てくれて俺も楽しかった。

以前、ステージやってた人で今は事情により出来ていない人たちもまた出来るように

なるといいね。こうやってライブ見に来るってことは音楽への興味は続いてるってことだからね。

 

俺もライブステージって意味で言ったら、今は年に数えるくらいしかやらないから、

いくら経験があるとはいえ、やっぱり現役の頃とは勝手が違うかな。

勘がね、多少鈍るかも知れないな。ステージ上でいいアーティスト見ると、

「俺に出来るかな」って思うこともあるよ。いや、技術的なことはもううまい人は

たくさんいるけど、ステージの使い方・・・ってところかな。

ステージの使い方は、まだうまい人、バンドは少ないかもな。若い人はなおさらだ。

自分だって若いころは全然ダメだったよね。経験が一番大きいけど、客観的に

自分のステージが見れてるかってのも大きいと思うよ。ただ性格にもよるかなあ・・。

人のことをてんで気にしない人はいつまでたってもダメか物凄い大物になるかも(笑)。

 

http://members.jcom.home.ne.jp/t-rocks/party/9/party9a.html

10月27日(土)T☆ROCKS9周年イベント詳細

練習もなかなか出来ないけど、次のステージは↑です!遊びに来てね!食事も出るよ!


やりたいことをやろう!

2012-10-11 | 音楽的アドバイス

どっかのガス会社のCM。

疲れ果てたお父さんが家で昼間から寝てて、それを見た娘がかっこ悪いと思ってて、

そんなある日偶然仕事先の工事現場で、理不尽なことを言うクライアントに対して頭を下げ、

文句を言う部下に「守るべきものが出来ればわかる」って言っている父親を見て、

かっこいいと思いなおし、「かっこいいよ」と言ってあげる・・・。

って言う時代錯誤なCMが流れてますが、いつまでそんな価値観を続けて行くんだろう。

理不尽なことに耐えるお父さんが美的で良いことって価値観がすでにもはや危険。

うつ病患者増えますよ。今の時代。半端ないんだから、イヤなら辞めろ、辞めたくなければ

我慢しろ、金欲しんでしょ?ってひどいところもザラだと思いますよ。

それでも住んでいる家がかなりの豪邸です、そのCM(笑)。

今はね、理不尽なことに頭下げるくらいじゃ、立派な一軒家に住めないんですよ。

「いいわけだ」って意見ももちろんその通りですが、ただ高度成長期の頑張れば頑張る分だけ、

月給が上がった・・・って時代ではないことも確か。若者も頑張ってます。頑張ってますが、

会社や仕事先自体がギリじゃ、理不尽なことにも我慢して、ヘトヘトになるまで働いても

生きていくのがやっと・・・程度じゃ、働いてること自体でも凄い尊いことになるよ!

弦も買えないって若者を見ると、ライブやれって言っても大変なのかなって気の毒になることも

ある。ま、あるけど、自分たちに魅力があればお客さん、たくさん来るんだから、自分たちの

頑張り次第でもあるってことも言えるけど。

バンド活動したい人たちには思う存分やって欲しいと思う。我慢してると結局出来なくなる

可能性も高い。俺は本格的には19歳頃から30半ばくらいまでは思いっきりやった。

ライブは毎月1~2回、スタジオも週一は必ず、仕事もあまり休まずなんとかこなして、

帰ってきたら家で曲作ったり、楽器弾いたり、多重録音したり・・・思う存分やった。

それでも時間は全然足りなかった。

今思うと、それだけ出来たからよかったなあとは思う。これが我慢しなければいけない

状況だったら・・・。もしかしたら違う幸せもあったかも知れないが、もっとバンドやりたかった

なあって後悔は少なからずあったとは思う。

やっぱりやりたいことをやりたいときにやるべきなんだ。とは言え、やりたいことだけを

やれる人はなかなかいないだろうから、やりたくないこともやらなければいけないことも

事実としてあるのは当然でしょう。さすがにやりたくないことを拒否するだけではダメで、

それをやることによって成長する部分もある。早く色んな人たちが仕事もしつつ、やりたいこと

を我慢せず出来る社会になって欲しいと思う。そして粘り強く、しつこくやりたいことは続けて

行くことが大切だ。じゃないと心が死ぬ。自分の心を大切にしよう。君の心は自由で誰にも

邪魔することは出来ない。

 

自分も店での仕事は120%全力投球でやる勢いである。正直、裕福な人たちばかりではない

場合もあるので、お客さんに後悔だけはさせたくない。もちろん必ずしもこちらの想いが伝わらない

こともあるし、力不足な場合もあるかも知れないが、それでも精一杯やって日々向上するよう

努力するだけである。今はこれが一番やりたいことだからに他ならない。

だからみんなも何度も言うけど、やりたいことはあきらめず粘り強く続けよう。充実感が

違う。もちろんリスクも伴うこともあるし、それは仕方がない。何もやらなければ誰からも

攻撃されないが、やりたいことを進めればいわれのない攻撃を受けることもあり得る。

見解の違いの場合は仕方ないが、どう考えても理不尽な攻撃もある。ただ、多くは

単なる嫉妬だ。自分がやりたいことが出来ず、他人が頑張っているのが悔しいって理由が

多い。そういう場合は仕方がないので気にしないで無視しておくか、あやまっておくのがいい。

もちろんかなりヘコむ。ヘコむが、悲しい人物だなと思っておくしかないね。

 

それにしてもT☆ROCKSに来る人たちはほとんどが尊敬すべき人たちばかりで、

感心しきりである。やはりひたむきに音楽をやりたい人、表現したい人が日々頑張って

感性を磨いているからかなと思う。人を欺こうとか、そういった考えを持っている人は

こういう場所には来ない気がする(苦笑)。老若男女、本当に愛すべき人たちばかりである。

スタッフもそう。お客さん商売なので、本当は接客も教えなければいけないのだが、

「お客さん商売だと言う気持ちを忘れずに」とだけ言って、言葉づかいや態度などは

特に教えていない。大体、判で押したように「DIは2番でよろしかったでしょうか?」とか

「ご注文を繰り返させていただきます。録画4カメで、シンバルスタンド追加、オプションで

ヘッドセットマイク使用・・・」とか「こちらコーラスマイクになります」とか言ったらイヤでしょう?

いや、面白いか(笑)。

で、遠くからスタッフの対応を見ていても、マズイと思ったことはまずない。間違いはどうしても

出てくるかもしれないけど、対応の部分ではまずない。逆に必要以上の丁寧語の接客もやらなくて

いいと思ってる。あれ、逆にイライラするよね。心こもってないくせに(苦笑)。仕方ないんだな、

自分の従業員を信頼してないから、「必ずこの言葉づかいをするように」って決めるんだろうな。

変な社会だな。まともな言葉づかいも出来ない大人はクビにすればいいだけ。逆に言葉づかいさえ

ちゃんとしてれば、態度が悪くてもクビに出来ないってことになってしまう・・・。

いかん、話がそれた。つまり、ちょっと苦しいのはわかるけど、あきらめずに自分のやりたいことを

粘り強くやって行こうぜ。それが音楽関係なら、T☆ROCKSは喜んで協力するよってこと。

向上したいならアドバイスもするし、ギターだって教えるよ。大体、経験が浅いから、俺から

見たらみんなまだまだ甘い!本当は甘すぎる!でもいいんだ。それでも続けていくことが大事。

どんどん良くなる。悪くなることはあり得無い!やればやるほど良くなる!


LOVE GUN

2012-10-09 | 日記

当時LOVE GUNがKISSの新しいアルバムが出る!ってワクワクしてリアルタイムで

聞いたアルバムだったかなあ・・・。アルバムとしては多分、Detroit Rock cityを収録した

DESTROYERが一番有名かも知れないけど、確かに他にもBeth、God Of Thunder、Shout It

Out Loud、Do you Love Me、など名曲盛りだくさんでいいんだけどね。このLOVE GUNもいい曲、

曲作りに余裕が出てきて優秀な曲が多いと思う。エースの作ったChristine Sixteen、Shock Meも

ポップでいいよね。(両方ともエースだったよな・・・違ったらごめん)

これの前のアルバムのRock & Roll Overに収録されてるHard Luck Womanって曲もすごく

好きでさ。Bethもそうだけど、こんないかついHRバンドがこんな綺麗な曲やるんだと思って

かっこよかったなあ・・。ALIVE2もよく聞いたな・・・。

LOVE GUN

Rock & Roll Over

DESTROYER

Love Gunのキメのリフの3連符がなかなか難しくてね。ピックで弾くと裏表が逆になる部分が

あって最後一個余ったりして(笑)。またこの3連に乗ってくるギターソロが当時は難しくてねえ、

速弾きだよ、今聞いたら全然早くないけど。

それにしてもポールスタンレイの作曲能力は凄いと思うな。歌も凄いけど。ジーンシモンズはなあ、

ベースは過小評価され過ぎてるね。すごくうまい。歌はポールに比べちゃうとねえ・・・、曲も

名曲とそうでもない曲の差が激しい気がする。KISSマニアってわけじゃないんであんまり

細かいところはわからないんだけど・・・。


The Boom Town Rats

2012-10-08 | 日記

「The Boom Town Rats(ザ・ブームタウンラッツ)」

全盛期1978~1981くらいかな。アイルランドのダブリン出身。

パンク&ニューウエイブ系のバンドで、アメリカ系HRバンドのKISSだのエアロスミスだのも

好きだったけど、こう言ったイギリス系、ニューウエイブ系も好きで、よく聞いてたな。

バンド名は知らなくてもボブ・ゲルドフって名前は知ってる人も多いんじゃないかな。

当時、かのポールマッカートニーに大絶賛されたソングライターだったんだよ。

実際に楽曲の良さ、奇抜さ、カリスマ性が凄いと思う。

解散後、大御所を集めたチャリティライブも成功させて実際にポールも出演させている。

パンクだと、クラッシュ、セックスピストルズ、ザ・ジャムなんかも好きだったけどさ、曲の次元が

ちょっと違ったな、ゲルドフの曲は。バンドの形態取ってるけど、もっと枠を超えて自由に作ってたね。

そしてどの曲もポップだったね。ひねくれポップって感じかね。今流行ってるみたいだけど・・・。

多分一番有名なのが「哀愁のマンディ」ってやつ。実際にアメリカで一人の少女がある月曜日に

ハイスクールの屋上からライフル銃を乱射した事件をもとに作った曲。捕まったとき、動機として

「私は月曜日が大嫌いだから、それだけ」って答えて、センセーショナルな事件となった。

ピアノにストリングス、美しいコーラスと全然パンクバンドではないけどね。もちろん本人たちは

パンクだのニューウエイブだの意識は全然なかったと思うけどさ。

http://www.youtube.com/watch?v=-Kobdb37Cwc

I don't Like Mondays

 

http://www.youtube.com/watch?v=oYQ_MBFmpi8&feature=relmfu

Someone's Looking At You 

↑サビでのポップ爆発感がさすがゲルドフさん。

 

http://www.youtube.com/watch?v=LuGgEcE3sIQ

(Never loved)Eva Braun

↑2枚目のアルバムから。リズムが変わるアレンジがかっこいい。

http://www.youtube.com/watch?v=OnyfkUlnJHI&feature=related

Locking After No.1

↑1枚目のアルバムから。これはパンクと言われてもおかしくないな。

 

http://www.youtube.com/watch?v=qfW9nbYOlXE&feature=related

Clockwork/She's So Modern

↑2枚目のアルバムから。見てる方もおかしいのがいるね(笑)

 

http://www.youtube.com/watch?v=qEkyGu7ZiXw&feature=BFa&list=AL94UKMTqg-9B_oAQYmKTmhuA4g_ibPoh2

Diamond Smiles

↑3枚目のアルバムから、Mondaysの次のシングル。これもなんか事件を題材にしてた気がする。

 

http://www.youtube.com/watch?v=tcFErICAcNQ&feature=related

MY CAMERA

↑3枚目のアルバムから。ポップで個人的に好きな曲。ベーシストの作った曲だったような・・。

 

そして、これはもしかしてT☆ROCKS、スタッフのSindow yas tuckerが好きかも、と思って、

2枚目と3枚目のアルバム貸したら、ものすごく気に入ってくれた!


コーラスを取る君へ

2012-10-07 | 音楽的アドバイス

メインボーカルではなくコーラスを取るとき、メインボーカルとのバランスを取りたいと

思うときはよくあるだろう。曲調によって、メインより後ろにいるコーラスの感じにしたいとき、

どうすればいいか。メインより小さめの声で歌う・・・。それもいいだろう。だけど、元気のいい

声の張ったコーラスをしたい場合は、小さい声で歌うってのはちょっと難しいと思う。

その場合はマイクから離れて元気よく歌う・・・のが得策・・ではある。自分でメインボーカルと

の音量差をコントロールするわけだ。ただ、当然モニターからは自分の声が聞こえづらく

なる可能性がある。なんせマイクから離れているんだからね。これは致し方ないので、

それでも歌えるように練習して覚えこんでおくしかない。大体楽器の音が大きすぎず、

ドラムから離れていれば自分の発した声は自然に聞こえる。

そしてコツはメインボーカルを自分のモニターにあまり返さないことだ。

自信のない時は自分本位で行くのが一番いい。メインが良く聞こえると、自分が歌わないときは

関係ないが、自分がハモらなければいけないときなどはつられる可能性が高い。

ここを下げておくとグっと歌いやすくなる。ハモる人はやってみるといい。

いいんだけど、9年もやってきて、これを実践している人にお目にかかったことがない。

ってか、大抵はなんでもかんでも上げて、上げて・・・だ(苦笑

下げる方も試してみる価値あるよ。ボーカルの人もギターよりもベースで音程を取ってるって

人も多くて、それならばそういう音像をステージ上で作るようにすればいい。

「ギターよりも、ベースを聞きたい」ってPAさんに要求すればいい。モニター環境をいじってくれたり、

それでもダメな場合は、アンプの向きを変えたり、直接音が当たらないように工夫してくれる。

・・・くれる・・・はず。俺なら全力でいい環境を作りたい。

 

話はもとに戻るけど、コーラスの話で、マイクから離れて歌うのはモニター的に不利なので、

避けたいって場合は、「コーラスなので、メインより下げ目で外音はお願いします」ってPAさんに

伝えて、マイクにかぶりついて思いっきり歌えばいい。自分の声は良く聞こえて、外音は

きちんとバランスが取れている状態になる。ま、PAさん頼みになるし、どのくらい下げ目がいいのか

自分以外には正確にはわからないだろうけど・・・。

 

こういったことは経験していかないとなかなかわからないし、モニターと外音の関係、仕組みなどが

ある程度わかってないと難しいよね。前に話したモニター用のAUXはプリフェーダーと言って、

フェーダーと切り離されているので、フェーダーを下げてもモニターに送られる量に影響はない。

ポストフェーダーになっていればフェーダー操作と連動するので、下げれば下がってしまう。

よほどの理由がない限りどこのライブハウスもプリになっているはずだ。

だから外音のバランスの心配はしないで要求を言っていい。


メンテナンス

2012-10-05 | 音楽的アドバイス

T☆ROCKSで色んな人と知り合いになるけど、自分の楽器をあまりよくわかってない人も多い。

ってか、怖くていじれないって人が多いね。

でもさ、たかが楽器だし、間違ったら感電するとか、怪我するとか、そんなのはないんだから、

気になったらいじってもいいんだよ。その方が仕組みがわかるし、理想の音に近づけるかも

知れん。と、言いつつ、俺も電気系統はダメなんで、そこはいじれない。そこがおかしくなったら

リペア屋さんに頼むしかない。そこも得意な人は直せていいよなー、尊敬するぜ。

それで具体的にどういうところをいじるかってことだけど、大体においてまずはネックに

トラブルを抱えている楽器は多い。買ってから一度もトラスロッドをいじらなくてもいい楽器って

物凄く優秀な楽器だ。もちろん高い楽器の方が安定している場合が多いけど、こればっかりは

個体差があるから何とも言えない。で、ネックの状態については色んな人の色んな意見はあるけど、

おおむね、まっすぐが一番いい状態ではある。簡単な見方は楽器を立てて、上から(ヘッドから)

ブリッジまでを弦と比較しながら見る。弦は絶対的にまっすぐなので、これに対してネックが

曲がっているかどうか見ればいい。真ん中あたりでちょっと弦との距離が空いてれば、

順反り、逆なら逆反りだ。この場合はトラスロッドを回して対処する。トラスロッドとはネックの

中に仕込んである鉄製の棒であらかじめ曲がって入っている。で、これをネジで締め上げて

まっすぐにすることによって無理やりネック自体をまっすぐに保とうとする機構のこと。

調整する前に、弦高も見ておこう。12フレットと5フレットも見て覚えておくといいだろう。

で、順反りだった場合、トラスロッドを時計回りに締める(ごくまれに逆に回すロッドもある)。

弦は緩めておく。目安は10分分くらいかな。ロッド調整口はヘッド側についているのもあれば、

ネックエンドについているのもあるし、ネック自体を外さないといけないのもあるので、

ケースバイケース。ネックを外さないといけない場合はちょっとハードルが高い。

なんせボディとネックが離れるからね。相当怖いよ(笑)。弦はベロベロに緩めておかないと

危険。ネックを外すとき塗装が剥がれないように注意する。そして、調整したあと、つける時には

ネジを均等に締めていく。こうしないとネックがまっすぐつかない。

ちなみにロッドを回す道具は六角レンチとかソケットレンチ、ドライバーなどを使う。

順反りだったネックがまっすぐになると、弦高も下がって弾きやすくなるよ。

で、物理的には弦長が変わっているはずなので、オクターブチェックをもう一度する。

また逆反りで、弦高を上げないとビビって困るって場合は、ロッドを逆に回す。

そして弦高を適正まで下げる・・・。こんな感じで自分の楽器をいつもベストな状態に

保っておこう。

次回はピックアップの高さについてお話します(多分(笑)


マンガ

2012-10-04 | 日記

ちょっと前に知り合いのTさんがつぶやいていたんだけど、「最近のマンガの主人公は必ず

イケメンで初めから才能にあふれてる・・・」みたいなことを言ってた。

努力する人が救われねえ・・・みたいなね(笑)。

そうなんだよね~、それは俺も高校生くらいの時に思った!

当時、少年ジャンプを読んでたんだけど、俺が小、中学校くらいの時(1970年代あたり)は

主人公はたいてい、弱虫であったり、貧乏だったり、頭が悪い、顔が悪い、グズ、のろま、

運動神経無し、女の子としゃべれない、友達もいない・・・・くらいの悲惨な奴が主人公って

多かった(苦笑)。ま、ちょっと大げさかも知れないけど、そういったマイナス要因をもっている

やつが、努力して、あるいはまっすぐな心でだんだん人々に認められていく・・って物語が

多かったな。だから感情移入も出来るし、励ましにもなった気がする。

もちろんヒーロー物も多かったし、初めから才能にあふれてる主人公も多かったけど、

それでもどこかに欠陥があるキャラ設定にしてた気がする。あんまり完全無欠だと、

シラけるよね。

それが、80年代くらいからどうも、初めから、強い、なんでもできる、もちろんイケメン、

英語もしゃべれる、推理力もバツグン、自分の2倍以上もあるような奴とケンカしても

「ざけんなあ!」って言って殴ると、相手を10メートルくらい吹っ飛ばしてしまう、

それでいてスタイル抜群、超細身、楽器演奏も天才的、歌えば人々を魅了する歌声、

スポーツ万能、女の子には分け隔てなく平等に接する、人の心が読める、

剣を振るえば誰にも負けない、拳銃も百発百中、ロボットも操縦できるし、

「ギャラクティカマグナム!」って叫んで後ろを向けば、自動的に相手はマットに

沈んでいる・・・・等々、この人、いつ練習したの?って思う超人的な主人公が

クールに事件を解決しちゃうマンガが増えて来たなあ・・・って思って、読むのを

辞めてしまった・・・(笑)。

もちろん、ダメ人間ばかり主人公にしろとは言ってないけど、描く方ももう少し

考えようよ・・・って思った覚えがある。「またスーパーマンかよ・・・」ってあきれちゃってさ。

スポーツマンガもそう、初めてそのスポーツをやったらあまりに素晴らしい出来に

周囲が驚くってパターン、もういいよ(笑)。

ま、70年代初頭は結構悲惨なマンガも多かったのも事実で、多分今じゃ連載不可能だろう

ってのも普通に少年マンガ誌に載ってたな。ジョージ秋山のアシュラなんて、貧困すぎて

子供が人を食うために襲うんだよ。主人公は「ギャギャギャ」しか喋れないし、ま、さすがに

途中で連載中止になったけど(苦笑)

あるいはギャグマンガだけど子どもとじじいと女子高生がそろって乞食やってるのもあったし、

「魔太郎が来る」ってもろ陰湿なイジメを題材にしたのもあったし・・。

泣くな十円とか、もーれつア太郎とか、おそまつ君なんかも決して裕福ではなかったなあ・・。

とりあえずみんな貧乏だったね(笑)。なんでだろ。あしたのジョーだって天才肌だったけど、

初めは力石に歯が立たなくて努力して強くなっていくし、そして超がつく貧乏。

どっちがいい、悪いではないけど、あんまり努力もなしに生まれながらに色々兼ね備えて

いる人が主人公だと、努力するのがバカらしくなっちゃうんじゃないかなあ・・・。

 

まあ、今はまったくマンガ雑誌は読んでいないので、わからないけどね。

少なくとも両さんみたいにルックスのあまりよろしくないであろう人を主人公にしているのは

無さそうだ。

それとロボット物はなんでみんなパイロットが子供か女性なんだろう・・・。情緒不安定な

子供に任せるのは危険じゃないか・・・とは言え、分別ある中年男性が主人公じゃ面白くないか(笑)

また今はほとんど絶滅しかけてると思うけど、昔は戦争ものも多くあったね。

大体は太平洋戦争末期、神風特別攻撃隊とか、人間爆弾桜花とか・・・そういった

悲しい末路の話が多かったな。はだしのゲンなんてのもあったし・・・。あれは戦後だけど。

忍びを扱ったのも多かったね。サスケとかカムイとか・・・って両方とも白土三平か。

微塵がくれ(みじんがくれ)の術とか、変わり身の術とか、いなづおとしとか、懐かしいな。

これはTVアニメの方が印象が強いけど。


青春に捧げるメロディとテンション

2012-10-03 | 音楽的アドバイス

青春に捧げるメロディ/DEDICATION:ベイシティローラーズ(1976年)

も素晴らしい作品。実は日本版オリジナルアルバムより、2008年に紙ジャケでCD化された

アルバムがオススメ。ボーナストラックを含めもうヒット曲満載!

「ロックンローラー」「二人だけのデート」「イエスタディズヒーロー」「青春に捧げるメロディ」

「ロックンロールラブレター」「マネーハネー」・・・・。これでダメならダメだ・・・ごめん(笑)

 

ところで、前回に続きテンションのお話をもう少し。

スケールってものもかなりテンションに関係する。ロングスケールとかミディアムスケール、

ショートスケールとか言うでしょ。ナットからブリッジまでの長さで決まるんだけど、何センチだから

ショートスケール・・とか厳密に決まってるわけではない。各楽器メーカーが勝手に言ってるだけ。

まあ、でもギターならストラトキャスター、ベースならフェンダープレシジョンかジャズベースが

いわゆるレギュラーな楽器でロングスケールと言うことになる。それに対してギブソンレスポールや

ギブソンSGベースはショートとかミディアムと呼ばれることもある。

で、当然この弦長が短いと左手が感じる弦の張り、いわゆるテンションは緩く感じるはずである。

テンションの緩いギブソンSGベースでクリーム時代のジャックブルースが思い切りチョーキングを

決めて演奏していたのは有名だが、これがもしフェンダージャズベースだったらここまで出来なかった

ろうと思われる。

ところで「音」に関してなんだけど、想像通り、テンションがきついほうが張りのある音になる。

細い弦だったり、スケールが短い、チューニングが低い、などのテンションが弱くなる要因の

楽器はやや柔らかい感じの音の傾向にある。そしてスケールに関して言うと、ショートスケールと

呼ばれるほど短い弦長の楽器はそれを補うように太い弦を張っても、ロングスケールのようには

ならない。同じくチューニングを下げた楽器のテンションを稼ぐため、太い弦を張ってもやはり

ロングスケールのような「長い弦がうねっているような」音にはならない。

どうやらこればかりは物理的に無理なようである。う~ん、残念だねえ・・・。

じゃあ、弦長が今の倍くらいある楽器ならもっと素晴らしい音になるのかと言うと、多分

そうでもない。きっと今度は弦が下にたわんでしまって具合が悪いように思われる。

多分、偶然にも今のロングスケールと呼ばれる楽器の弦長が一番理にかなっているような

気はする。レオフェンダーがこれを見越して作ったとは思えないので、多分適当だっただろうとは

思うけどね。いわゆる勘だな。


テンション

2012-10-02 | 音楽的アドバイス

もっとテンション上げてこーぜー!!・・・って、言う方のことじゃないですよ。

弦楽器に張ってある弦の張り(俗に言うテンション)のお話をしようと思います。

よって、興味ない人は全然面白くないかも・・。いや、でも逆に物理・・?じゃないか、

力学とか建築とか、詳しい人は面白いかも・・・ってか逆に教えてって感じかな(笑)

 

いわゆるエレキギター(ベース)には鉄製の弦が張ってあって、これを揺らして磁場を乱すと、

すぐ下にあるピックアップと呼ばれる磁石がそれをひろって、それをアンプで増幅して

音に変える。で、チューニングってものがあって、基本的にはレギュラーチューニングと

言われる音の高さで合わせる。話もそれで進めていくね。

で、よく「このギターはテンションがきつい」とか「ゆるい」とか言うんだけど、何のことを

言ってるのかと言えば単純に左手にかかる負担が多いか少ないか、つまり弾きやすいか

弾きにくいか、力を入れないと押さえられないのか、あるいは軽く押さえても音が出るのか・・。

のことを言う場合が多い。これはどうして起こるのかってことだけど、様々な要因が

絡み合って1本1本、弾き心地が違ってくる。で、まず弾きやすいってことだけど、当然

弦高が低ければ軽く押さえても音が鳴るので弾きやすい。テンションがゆるいと感じる。

逆もしかり。弦の太さも関係してくる。当然細いほうが弾きやすいだろう。

前途した通り、チューニングは同じなので、太い鉄線より細い鉄線の方が柔らかいであろうことは

想像できる。この柔らかいってとこがミソで、弦を押さえるってことは突き詰めて考えると、

鉄線が伸びてるってことなんだ。だってペグとブリッジで両サイドは固定されてるんだよ。

それが押さえたところが下に下がるんだから弦長が長くなるわけで、伸びるって言うと

大げさかもしれないけどたわんでるってことだよね。

なので、もし同じ材質の弦で、同じ弦高で、同じチューニンで、そしてナットからブリッジまで、

同じ弦長なら、たとえ違う楽器でもテンションはまったく同じである。

・・・のはずだが、なんとなく「弦高が高いのにテンションが緩い」とか「細い弦なのにテンションが

きつい」とか感じる場合がある。

これは要因としてはいくつか考えられる。まず、基本的な弦高の測り方だが、簡単に12フレット

上で測る場合が多い。俺もそうだけど、もう一つ、実は5フレットあたりも測ってみて欲しい。

フレット上から弦の下側までのことだけど、ここもテンション感に大きく影響してくる。

つまり12フレット上で低くても5フレットあたりが軽く順反りしてると、ここの弦高が高くなるので、

テンションがきつく感じる。

それからナット。弦を押さえると、このナット部分には摩擦が起きて弦が滑って行くわけだ。

ここもスベリが悪いと弦を下に押し下げる動作がきつくなることも考えられる。

それからフレット自体の高さも関係する。高いフレットは弾き心地がややきつく感じる。

摩耗して何回か摺合せした低いフレットの方が楽に弾けるようだ。これは指版までの

距離が関係していると思われる。当然フレットが高いと指版までの距離が長いので

余計な力がいるからだ。

 

そして、ここからが実は俺もどうしてもよくわからないんだけど、ナットからペグまでの

距離、及び角度。それと同様にブリッジのサドルから弦のボールエンドまでの同じく

距離、及び角度。よくナットとペグの間にテンションピンと呼ばれる、弦を下に押し付ける

金属製の金具をヘッドに取り付けることがある。これでテンションの緩い楽器を、張りのある

テンションが大きい楽器に変えようとするものだけど、同じ音程で合わせているのだから、

弦の張り自体は変わらないはずだ。テンション(張り)がきつくなるとすれば、音程を

上げること以外考えられない。なのでナットからペグまでを下に押し下げて、いったい

何の効果があるのか・・・・?。なんだけど、一応、効果はある。少しね。

どこにかかるかと言えば、ナットにである。ナットにかかる力が強くなるね。ってことは

弦を押さえたり、つまり振動させる行為自体が、ナットの部分で下に押し下げる力が

強くなった分、ややテンションがきつく感じる・・・。張り自体は変わらないけど、

ナットで弦が動きづらくなった分、そのように感じるだけだ。

同様にベースなどでよくある裏通しって言う弦の張り方。これはブリッジのサドルから

ほぼ90度に弦が下に曲げられて、ボディの裏側に貫通してる。これだと、通常は緩やかな

角度で弦のボールエンドがブリッジの後ろに引っかかっているのに対して、急な角度で

下に引っ張られているので、ナットと同じようにサドルにも強い下向きの力が加わって、

弦が運動しづらくなる・・・ってことだと思う。

なので、別にテンションが上がってるわけではない。テンションを上げるには音程を変えるしか

ないんだから、正確には弦の滑りが悪くなって運動しにくくなったっただけではないかと

思うんだけどね。

で、大体、このテンションピンとか、裏通しでテンションがきつくなった・・・とは俺は感じないんだよね。

原理的には今言ったようなことだと思うので有効だろうと思うので、実際に俺もテンションピンを

追加したりしてる楽器もあるし、ペグポストに下まできっちり弦は巻くようにしてる。

なんだけど、よくペグポストに弦を巻く回数で、テンション感を変えてるんだ・・・なんて人が

いるけど、俺にはそこまでわからん。2巻きと3巻きで果たして感覚として違いがわかるのだろうか?

ベースだからわからないのかな?ギターはわかるんだろうか?

で、これはいったい力学的にどういうことなんだろうとよく考えるんだけどね。そっち系の人は

アホらしいとか言ってるのかしらん(笑)。

あとよく考えるのは、では、例えばナットからペグまで100メートルあったら、テンション感は

変わるのか・・・とか同様にサドルから先が異常に長かったら、同じようにテンション感に違いが

出るのか・・とか。逆に緩くなるのか・・・とか。

 

ま、そんなことより、単純にテンションを上げたいなら、弦高を上げるか、太い弦にする、

緩くしたいならその逆をやればいいだけだよ。あと同じ太さの弦でもメーカーによって、

テンションが変わるので、色んなメーカーの同じ太さの弦を使うといい。

テンションが変わるって言っちゃうと、誤解されるけど、何度も言っているように、同じ音程なら

テンションは変わらないはず。弦の伸縮性の違いによって、指にかかる負担が変わるって

ことだね。なので、違うメーカーを試すと、同じ太さなのに違いが出て面白いってこと。

ナットやサドルの滑り具合、ネックがまっすぐかどうかでまた変わってくるので、色々

わかりづらいんだ。