1863年、
ジョルジュ・ビゼーが、
手渡された「真珠採り」の台本が気に入り、
3幕のオペラ曲を創った。
暴漢に襲われた真珠とりの男を、
女性が家に匿い、
女性は暴漢の脅しから男を守った。
男は感謝のしるしに、
真珠の首飾りを女性に与えた。
真珠採りの漁師たち の長に選ばれた男ズルガ。
島を離れた親友、森の狩人のディールが、
島に戻り、思い出話に花が咲き、
長い旅の最後に、
神殿の奥深く、女神のような乙女が現れた
ベールに包まれた女性レイラに、二人は恋をした。
そして
女性への情熱が、
互いに二人の仲を裂く。
村の長老が、災いを守るため、
村に呼ばれた巫女が船から降り、
昼夜祈りを唱える巫女に、
真珠採りの長ズルガは、
「純潔を守り、友も、伴侶も持たず、ベールを取るなと・・」
祈りの声を聴いていた森の狩人なディールは、
巫女はかってズガルと情熱を焦がした女性、
レイラと気づき、レイラもかって身を焦がした、
ナディールの姿に気づく。
一人の身を案じて、
ヤシの陰からいつも自分の身を、
守ってくれていた、
森の狩人・ナディール。
真珠とりの航海が終え、
無事を祈った巫女の役目も終わり、
いったんは森の狩人の誘いを拒んだものの、
島から離れるとき、
誓いを破って密会を重ねた、
巫女レイラと、森の狩人に気づいた村の長老は、
誓いを破り、海が荒れることを恐れ、
二人に死刑を言い渡す。
真珠とりのスガルは「許す」と
言いながら、巫女が、
かって森の狩人・ナディールと恋で争った、
レイラと知って、日ごと増す、
嫉妬と怒りで、
「二人は死刑」を言い渡してしまう。
巫女レイラは、
恋人森の狩人ナディーノルの命乞いが、
叶わないものと知り、
刑場に連行される日、
真珠採りの長・ズガルに、
「私が死んだらこの真珠を母に渡してほしい」
と、真珠を渡す・・・。
・・・・・・・
暴漢に襲われたとき、
私を救ってくれたのはレイラだったのか・・・
・・・・
旧友と命の恩人
真珠採りの長・ズルガは、
レイナの真珠の首飾りは・・
命の恩人なのだと、
二人の処刑の日、
村に火を放ち、
村人に村に帰るように叫んで・・。
二人を逃がした後、
ズルガは裏切りと、放火の罪で、
村人から襲撃に遇う。
遠く巫女レイナと、森の狩人ナディールの、
行き絶え絶えに伏した、土に響く足音、
逃げ延びた歌を聴きながら、
二人を救えた・・
二人は生きている!
ああ、愛の夢よ、さようなら。
ビゼーがオペラを・・
1863年のスリランカを背景に、
絶望の淵を見て、越える・寺井尚子さん、
~ 3人の心情を捉える ~
♪ 真珠採り
私は元気です!ねじり鉢巻きで発奮中 !