☝新潟・松之山温泉の坂口安吾資料館の庭風景。
女性は小さな痛みに弱く、大きい痛みに強い、
男性は小さな痛みに強く、大きな痛みに弱い。
まさに実感している今日でもあります。
くしゃみ一つに、これからの日程が大きくカーブを描いて変更されるとは・・・。
今年もあとわずか、忙しいのは峠は超えたものの、
外歩きの予定は、週末の2日間を除いて、今年はぜんぶあきらめてしまった。
大事の前の小事、
ねずみ小僧、千両箱目の前にして、
屋根裏、猫の姿を見て不吉を察し、持ち去るは後日にとばかり、
良策・・・?
そう、思ったら気分は落ち着いたけど、
外の明るい陽射しが、妙に恨めしい。
てなわけで、パソコンに向かえば、
ブログ更新の記事?・・・・なぃ・なぃ・ナィ!
新潟に生まれた、坂口安吾。
叔母・貞、姉・セキが嫁いだ松之山温泉の元づくり酒屋の庄屋・村山家を、
昭和5年から13年の間、
安吾は度々訪れここで、小説を数編書いた小説が、
「逃げたい心」「黒谷村」「不連続殺人事件」
「山棟山美術博物館」は700年の村山家の調度品、書画、陶芸品、
安吾の資料を展示しているのですが、
記念館、中では人の気配がするけど、
訪れた日は冬季、閉館中。見学はできませんでた。
名家に生まれ、ガキ大将、ド近眼、情緒不安定、孤独
自分ばかり憎み叱責する母に対する反抗心を増しても、
砂丘に寝転んで光と小石の風景を眺めながら、
海と空と風の中にふるさとと愛を感じ、
その中にふるさとの母を求めていた。
幼少時代。
安部公房の師・石川淳と並んで新文学旗手と言われ、
成人の安吾の作品、軌跡を、
「太宰治がもてはやされて、
坂口安吾が忘れられるとは、
石が浮んで、木の葉が沈むやうなものだ」
と、三島由紀夫氏に言わしめた。
妥協の安定を覆す、安吾。
☟11月18日発行・十日町タイムスより。
映画かされた作品は9本もあって、
坂口安吾、映画監督・篠田正浩、女房・岩下志麻、若山富三郎で、
「桜の森の満開の下」鈴木達夫氏の美しい映像、
池田満寿夫と生活を共にした、冨岡多恵子氏の脚本。
今村昌平監督、息子天願大介脚本、役者・柄本明、松坂慶子・世良公則の
「カンゾウ先生」喜劇を、音楽を山下洋輔の喜劇が、ただ笑えない作品て゛あったのも、
記憶に浮かんだ、十日町・松之山温泉でした。
まこと、恐縮ながら、更新者は安吾の作品等、
重箱の隅、楊枝でほじくったことはなく・・・・・。
あしからず・・・。