1914年(大正3年)、41才の若さで亡くなった、
神戸市の「風見鶏の館」・ゴッドフリー・トーマスの自宅を設計した、
ドイツの建築家・デ・ラランディーが、
来日したのは1903年。
横浜を拠点に活動し、1910年北尾次郎物理学者の住処であった、
新宿区信濃町にあったこの家を大改造し、
妻4人と、もとえ、妻と4人の女の子、一人れの男の子と、
生活したのがこの瀟洒な家。
サンマード屋根と下見張りの外壁が「和み」の雰囲気で、
今でもこんな家があったらいいなと思わせてくれる。
何人かが住んだ後、1956年(昭和31年)
カルピスの発明者「三島海雲」氏の事務所になったのが最後、
今は2013年小金井公園に復元され、一部レストランにもなっています。
3月29日の訪問で、公園全体のサクラはまだくらい。
敷地内にある、江戸東京たてもの園の
‐武蔵野新田開発の立役者・川崎平右衛門‐の、
展示室の見学に誘われて、その帰りでした。