新しい年が始まりました。まだしばらく続けられそうですので、今年もお付き合い下さい。
龍の図で連続しているので、お正月らしく吉兆の図を。
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/69/2d/e81d930506eb7816207ed6afff611151.jpg)
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/5d/13/59835d934bf1006dd045bbd2af48fc5e.jpg)
富士越龍図小柄 後藤光美(花押)
後藤宗家十五代光美の作。波間から姿を現した龍が富岳を目差しているところを捉え、赤銅魚子地高彫に金銀朧銀の色絵で彫り表わしている。波に銀の露象嵌を加えて波飛沫を表現している。金の色調は、雲と龍の身体でわずかに違えており、様々な部分で表現を試みていることが理解できよう。
我が国では最も標高の高い富士、そのさらに上を目差す意識が示されていることから、江戸時代には好まれた図柄の一つでもある。ところが、その画題の歴史については全く不明。せいぜい江戸初期にまで遡るであろうかという程度。誰が創案した図なのか判っていないのである。□
龍の図で連続しているので、お正月らしく吉兆の図を。
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富士越龍図小柄 後藤光美(花押)
後藤宗家十五代光美の作。波間から姿を現した龍が富岳を目差しているところを捉え、赤銅魚子地高彫に金銀朧銀の色絵で彫り表わしている。波に銀の露象嵌を加えて波飛沫を表現している。金の色調は、雲と龍の身体でわずかに違えており、様々な部分で表現を試みていることが理解できよう。
我が国では最も標高の高い富士、そのさらに上を目差す意識が示されていることから、江戸時代には好まれた図柄の一つでもある。ところが、その画題の歴史については全く不明。せいぜい江戸初期にまで遡るであろうかという程度。誰が創案した図なのか判っていないのである。□