雲龍図鍔 (鍔の歴史)
雲龍図鍔 長州萩住光高作
赤銅地で暗雲を表わし、これを巻き上げて天を目指す龍神を高彫に金色絵で表現。漆黒地に金の身体が映えるよう構成している。宙を掴む鋭い爪、口は閉じられたままだが、その固い表情には強みが感じられる。比較的華やかな表現ながら、華麗に過ぎることなく、龍の持ち味を活かしている作品と言えよう。龍神は想像上のものだから写実的という表現は当たらないのだが、写実味を持っており、まさに生きているような、今にも動き出しそうな気配である。80.3ミリ。
雲龍図鍔 長州萩住光高作
赤銅地で暗雲を表わし、これを巻き上げて天を目指す龍神を高彫に金色絵で表現。漆黒地に金の身体が映えるよう構成している。宙を掴む鋭い爪、口は閉じられたままだが、その固い表情には強みが感じられる。比較的華やかな表現ながら、華麗に過ぎることなく、龍の持ち味を活かしている作品と言えよう。龍神は想像上のものだから写実的という表現は当たらないのだが、写実味を持っており、まさに生きているような、今にも動き出しそうな気配である。80.3ミリ。