這龍図目貫 (鐔の歴史)
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/0e/11/d044285ad649c943b692c1934c6ae74d.jpg)
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/35/c8/93245f8eaa235c72fb2fcaaac4f45544.jpg)
這龍図目貫 舟田一琴
一琴は、京後藤の一つである八郎兵衛家六代後藤一乗の門人。その点では後藤家とは関わりがあるも、本作を見る限り、後藤に図を倣いながらも雰囲気が異なっていることに気付くであろう。赤銅地容彫の身体の周囲を透かし抜いた造り込みで、裏に銘を刻んだ短冊を装着している。特に顔の表情、曲線を多用した総体の構成及び鱗などの細部の描写に、曲面を巧みに採り入れている点に個性が感じとれる。
一琴は甲鋤彫を駆使した梅樹図を得意としたことでも知られているが、本作のような格式のある作品を遺している。名工の一人である。
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這龍図目貫 舟田一琴
一琴は、京後藤の一つである八郎兵衛家六代後藤一乗の門人。その点では後藤家とは関わりがあるも、本作を見る限り、後藤に図を倣いながらも雰囲気が異なっていることに気付くであろう。赤銅地容彫の身体の周囲を透かし抜いた造り込みで、裏に銘を刻んだ短冊を装着している。特に顔の表情、曲線を多用した総体の構成及び鱗などの細部の描写に、曲面を巧みに採り入れている点に個性が感じとれる。
一琴は甲鋤彫を駆使した梅樹図を得意としたことでも知られているが、本作のような格式のある作品を遺している。名工の一人である。