蓬莱図鐔 後藤通乗


蓬莱図鐔 無銘後藤通乗
水辺の鶴を華やかに描いた作。後藤通乗と極められている。後藤家は目貫、小柄、笄を専らとしており、鐔など他の金具の製作は極めて少ないことは度々紹介してきた。
目にしただけでこの鐔に吸い込まれてしまいそうなほどに美しい。図柄構成には琳派の美観がある。水の流れに遊ぶ鶴。周りには豊かな自然のありようを証明するように木々が茂り水草や秋草が花を咲かせている。蛇籠は、川辺に水たまりを生み出し、新たな生命をそこに宿す働きを成す。自然の景観を壊すような存在ではあるが、装剣小道具や絵画の題材としては普通に採られている。面白い視点の置きようでもある。赤銅魚子地高彫金銀色絵。74ミリ。□


蓬莱図鐔 無銘後藤通乗
水辺の鶴を華やかに描いた作。後藤通乗と極められている。後藤家は目貫、小柄、笄を専らとしており、鐔など他の金具の製作は極めて少ないことは度々紹介してきた。
目にしただけでこの鐔に吸い込まれてしまいそうなほどに美しい。図柄構成には琳派の美観がある。水の流れに遊ぶ鶴。周りには豊かな自然のありようを証明するように木々が茂り水草や秋草が花を咲かせている。蛇籠は、川辺に水たまりを生み出し、新たな生命をそこに宿す働きを成す。自然の景観を壊すような存在ではあるが、装剣小道具や絵画の題材としては普通に採られている。面白い視点の置きようでもある。赤銅魚子地高彫金銀色絵。74ミリ。□