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教員たちの立志式 ~あらぶの春 2010年じゃすみん革命以後の世界~

2015-02-08 11:17:10 | Diaries
思春期・成長期である10歳から15歳にかけて家庭環境の激変・家庭崩壊が進行している事実を徹底的に無視・見てみぬふりをしてこなかっただろうか?

彼らがその時精神的支柱にしていたのは、教室に散乱していた少年週刊誌であろうか?流行歌だろうか?

父や祖父が飲酒酩酊して別人格に豹変する。実態は児童虐待そのものであるが、教員に訴えてもまともに相手にされない、適当に処理してくれる・介入してくるということがまったく期待できない。彼らは教員があまりに無力、家庭崩壊の状況からよい方向へと導くという、肝心なことに介入しなくても時期が来れば受け持ち学校は転々と変わっていき、まったく頼りにならないということで一番身近な大人に対して失望している。相談したら何かよいことがおこるのではないかという期待する気持ち・希望がまったく生じなくなっている。希望をやめてしまっている。

そういう時期に、この先生は優良世帯の生徒しか受け持ちたくないという態度を先鋭化させているという内心をひしひしと感じているのである。