沖合五百メートルまでは離島の漁業区である、地元の方のものであるというふうに決めてあっても、実際には、沖合に来た船団が、夜に沿岸部からずっと魚を明かりで引っ張っていって、五百メートル外まで魚を全部連れ出してからごっそりとる、こういったことはもうふだん当たり前のように行われているというのが現実であります。
船団から見れば一日とった量は、離島の人からいうと、自分たちの半年分ぐらいの漁獲になるというぐらい大きな差があります。決してぜいたくをしたいとか大もうけをしたいということではなくて、細々と漁業を成り立たせていくための、本当に自分たちの、離島に住んでいる方々がとれる漁獲だけはちゃんと守ってあげる必要がある、厳しく守ってあげる必要があるというふうに思います。
船団から見れば一日とった量は、離島の人からいうと、自分たちの半年分ぐらいの漁獲になるというぐらい大きな差があります。決してぜいたくをしたいとか大もうけをしたいということではなくて、細々と漁業を成り立たせていくための、本当に自分たちの、離島に住んでいる方々がとれる漁獲だけはちゃんと守ってあげる必要がある、厳しく守ってあげる必要があるというふうに思います。