ここは奄美大島の近海です。
まず、300キロメートル以上離れた鹿児島空港や那覇空港にしか救難用のヘリコプターは存在しません。
最高速度は最新の機材でも時速300キロメートルです。到着には1時間以上かかります。
これで
10管区の制空権の及んでいない海域図が作成されました。
11管区の制空権の及んでいない海域図が作成されました。
各管区の制空域拡大によって確実に救難を行うか、哨戒拠点を追加することで10管区の救難活動をカバーするか選択しなければなりません。
救難を要請すれば、救難に要した費用が市町村に請求され、健康保険から支払われるといった、収支計算能力も議会には求められます。
呼ぶ側も呼ばれる側も金銭感覚が必要です。
300キロメートル先でつり上げて救助し、現地の病院へ搬送、300キロメートル先の空港へ戻る。
民間のヘリコプターサービス事業で救難サービスを行うとして、これだけの料金を得られないのであれば絶対に要請に応じるわけにはいきません。わずか数回の飛行で維持費用が不足し、倒産することは目に見えているからです。
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