この地域では、ごく限られた地域にしか通用しない、方言があります。
奄美大島の方言というものです。奄美大島で使われている言葉です。それとは別に、鹿児島の方言というものがあります。鹿児島本土で使われている言葉です。
この地域で、鹿児島の方言が流行ることは絶対にありません。
奄美大島の方言を使わない者に対する敵味方の識別はそれは徹底したもので、とりわけ鹿児島の方言の使い手であることがわかると、排除しようとするエネルギーは最も高まる傾向にあります。同じ仲間ではないということをはっきりさせようとするエネルギーのことです。鹿児島の方言を使う者と奄美の方言を使う者はそれぞれなかよくする必要なんかないというような意識を持たせられていることもあります。
入院しているお年寄りが、病棟で、奄美大島の方言で話しかけてこようとします。80年以上も同じ環境で生活してきているようで奄美大島の方言でしか話せません。
さて、フロアに奄美大島の方言を理解する看護士はございません。奄美大島の方言を使用しない者を排除する、相手にしないといった敵味方識別機能を有する方言でつながっているコミュニティーから入院生活へと生活環境が変わってみてはじめて、奄美大島の方言だけを話そうとしているお年寄りの考え方が誰にも通用していない、何を言っているかわからないから誰にも相手にされない、むきになって、必死になって、方言で話そうとすれば話そうとするほど、ぼけが進行している可能性の疑いが深まるという悪循環に陥ることが発覚したのでした。
奄美大島の方言というものです。奄美大島で使われている言葉です。それとは別に、鹿児島の方言というものがあります。鹿児島本土で使われている言葉です。
この地域で、鹿児島の方言が流行ることは絶対にありません。
奄美大島の方言を使わない者に対する敵味方の識別はそれは徹底したもので、とりわけ鹿児島の方言の使い手であることがわかると、排除しようとするエネルギーは最も高まる傾向にあります。同じ仲間ではないということをはっきりさせようとするエネルギーのことです。鹿児島の方言を使う者と奄美の方言を使う者はそれぞれなかよくする必要なんかないというような意識を持たせられていることもあります。
入院しているお年寄りが、病棟で、奄美大島の方言で話しかけてこようとします。80年以上も同じ環境で生活してきているようで奄美大島の方言でしか話せません。
さて、フロアに奄美大島の方言を理解する看護士はございません。奄美大島の方言を使用しない者を排除する、相手にしないといった敵味方識別機能を有する方言でつながっているコミュニティーから入院生活へと生活環境が変わってみてはじめて、奄美大島の方言だけを話そうとしているお年寄りの考え方が誰にも通用していない、何を言っているかわからないから誰にも相手にされない、むきになって、必死になって、方言で話そうとすれば話そうとするほど、ぼけが進行している可能性の疑いが深まるという悪循環に陥ることが発覚したのでした。