吾輩は設備設計である

設備設計という仕事に云十年。理不尽なこと自分のぷち自慢、失敗談などを書いています

床暖房の熱源

2006-05-01 10:51:22 | Weblog
家庭用の熱源を決める場合は様々な要素があり一概にこれとはいえないのですが

まずハッキリと言えることは過去30年 イライラ戦争 湾岸戦争 など数々のエネルギー危機があろうとなかろうと 灯油類はプロパンの1/3をキープしたままで 推移し今後もその関係は変わらないであろう ということです 何故なら 特に家庭用に限っては プロパンの場合 供給までの加工や流通コストや配達の人件費がそういう位置関係になるからです
プロパンを床暖に使うならガス会社との単価交渉を含めて提案すべきです 会社によってはコストを度外視した単価を提示するところがあるからです
参考までに一般的なエネルギーの1000KcaLあたりのコストを示します
(この数値は2~3年は使えますよ)

各熱源の1000KcaLあたり概略コスト 円/1000KcaL


電気ヒーター(単に電気を発熱体として使う場合)   23.4円/1000KcaL
電気ヒートポンプ (エアコンやエコキュート等)   7.8円/1000KcaL
西部ガス床暖契約    8.5 円/1000KcaL
灯油    5.0円/1000KcaL
プロパンガス家庭用    18.0円/1000KcaL
プロパンガス割安価格     12.0円/1000KcaL


ちなみに我が社がプロパンを提案するときは いつもその会社にシード価格を押し付けていますが・・・・

また 灯油は永遠に安いのですが タンクの場所はともかく 誰かが運び続けないといけない 灯油ボイラーの燃焼空気は臭いので我が家も含めて近隣に 対して 窓を開けられない 可能性を考える必要があります だから 屋根の上までの煙突は絶対です(超田舎ならいいかも)

質問者(まいちゃん)に対して言えることは プロパン会社と交渉からはじめましょう

でも 少しでも安いほうがいいという施主は灯油は捨てがたいですね

ちなみに 地球環境的には 灯油 ですよ  (異論もあるでしょうが)
コメント (1)
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