吾輩は設備設計である

設備設計という仕事に云十年。理不尽なこと自分のぷち自慢、失敗談などを書いています

スーパーゼネコンは

2006-05-24 10:45:37 | Weblog
スーパーゼネコンは一時の他の中堅ゼネコンの不良債権問題など信用低下で結果的に安心感と無難さが売りになり今現在大きな仕事が集中していて勝ち組の先頭を走っている(だからこそ今の機会に談合を廃止し体質を大きく変えなければという動きがあるのもうなずける)
でもだ 土地を処分したり、人をだいぶ減らして 別会社にしたり かなりスリム化も進めてきたあおりで 今の仕事量と人員のバランスがとれていないように感じる  ここ数年 監理をさせて頂くと サブコンからの承認図がゼネコンの設備担当のハンコ(単なる形式の)があるが、場合によっては無い場合すらあるが、それををである 我々が隅々までチェックして返却してサブコンに廻し 涼しい顔をしていて 彼らの意見を述べることも無いのだ 俺たちは幾らの監理料でこんなことをやっているかは知らないだろうし、僕らもプライドがあって言えないのだ
品質に対するコダワリはもはやなく、サブコンを叩いて安く請けさせることが主要業務になっているのだ 悲しい限りである 
心ある建築家に訴えたい もはや 「 ○○にやってもらったらいいんだけどなあ 」 ということは言わないで欲しい 落札したら 彼らはすぐに牙を剥いてきますよ あなたは下手するとガタガタにされますよ (ちょっと言いすぎか)
とにかく設備の分野で昔は設備設計を雇うよりゼネコンの設備担当を頼りにできるからいいんだよね とかいって重宝してきたものだ 確かに10年以上前は頑固な設備がいて品質に対するこだわりは僕ら以上であったと記憶している
問題はタカリや接待でサブコンが気を使わないといけない猛者も多かったらしいが
 もうダメなのだ その証拠に良質なサブコンほど逃げまくっている 今現在スーパーの仕事を請けるのは 売り上げ至上主義のところか 逃げられない事情があるサブコン のような感じなのだ もちろん 私がそのヤリトリを聞いた訳ではない
憶測に過ぎないのだ でも私みたいな鈍感なタイプが感じるのだから そうなのだ

でも5社全部がそうとは言いません (一応期待も込めて)
でもCMやったほうが 僕らは汗をかくなら気持ち良い汗をかけるよ
コメント
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