吾輩は設備設計である

設備設計という仕事に云十年。理不尽なこと自分のぷち自慢、失敗談などを書いています

今年の心得は

2014-01-11 16:43:00 | Weblog
今年の心得はやはり人出不足と建設物価上昇にどういうふうに対応すればいいのか

ということになるでしょうかね・・・・

でも今まで僕らは無駄な設計をしてきたつもりはないし どうすればいいのか

やはり 当り前なのだけれど やはり10馬力の空調を 工夫して8馬力に落とすとか

結局はあらゆる部分で工夫を重ねる これが積もり積もって同じスペックでも2割は工事費も

光熱費も下がる

ということにひとことで言えばなる つまりそれしかないのかな

と言いながらもこの部屋は50%の空調でいいかもしれない でもリスクがいやだし普通に

して設計しておこう たぶん今の時代そういったリスクマネージメントだけが流行っていて

大手のゼネコン設計事務所はとくにその部分が仕事の大半を占めていて 実に悲しい気持ち

になることも多いですね~

最近はとくに給湯管の材質についてゼネコンもサブコンもとくに管材の変更を提案してくる
ようになったのだが 何故ことごとく最近 そうなのか やはり結構漏水や錆びなど事故が
頻発しているのが伺える
最近のやりとりで設計では耐熱塩ビライニング鋼管でスペックしていてそれをsusに変更したい
と申し出てきました えっ SUSのほうが危ないのではないの?と聞くと 最近全部SUSです
という返事 
でもおたくの標準であれば慣れてるほうがいいから認めるけど 増額は認めないよ!
といったら えそれは無理です ときた すかさず では設計どおりにして下さいと反す
う~ん というので 当り前でしょう 設計が危ない管ならともかく 万人が認めるほぼ最良の
管をダメ 危ないというなら 単に工事が下手くそなだけということにならない?
というと 確かに と答えた
とまあ 今年は大手のサブコン 漏水事故絶滅キャンペーンの年になりそうです
そしてステンレス管が九州に根ずく年になるかもしれない

ことしもアイデアと品質と快適とエコ がんばるのでよろしくお願いします
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2 コメント

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ライニング管は (けろ)
2014-01-12 23:59:50
職人さんの質と量がなかなか……とのことで、
ねじ接合はとかく敬遠されがちですよね。
ちょっと太くなるとすぐ加工管要望ですし。

以前配管改修のために調査したバブル期のマンションなんか、コア有・コア無継手混在で悲惨でした。

極寒冷地だと、「機器のスペックを落として……」は、やはりリスクが高すぎます。
一般的な設計用外気温を大きく下回る日が時々あるため、ほんとうにギリギリでやっていると酷いことになります。クレームリスクというより、生存に関わることにもなりかねません。
冷房機器は少々不足したって構わないんですが。
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北国は (吾輩)
2014-01-13 11:10:07
北国は冬の温度が読めないので難しいですね
換気のバランスや断熱の工夫等、上下の温度差解消等で小さくすることを目指します 
もちろん施主とのリスク説明は欠かせませんが
※けろさんいつもありがとうございます
今年も書きこみ期待しています
返信する

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