<マインドフルネス呼吸瞑想法>
1.背筋を延ばして椅子に座る
足を肩幅に開き、体全身の力を抜く
2.目を閉じる
3.自然に呼吸し、注意を呼吸に向ける
いわゆる呼吸法をする必要はなく自然に呼吸し、そこにある感覚を味わ う (お腹や胸が膨れた、意外と浅い呼吸だ・・・等)
4.雑念が湧いたら、それをそっと心にメモして、注意をまた呼吸に戻す
雑念が湧くのはこころの自然な性質なので、「しまった!また雑念が湧い てしまった」などと
自分を責めず、気にせずにそれを受け入れ、淡々と戻ってくることが大切なポイント。
*1~4を1日に5~10分間繰り返す
私は20代の頃から禅寺で、有志とともに数々の座禅の体験を積みました。しかしながら完全断食3週間
(減食3日、復食7日を加えて全31日間)の特殊な修行時を除き、悟りの境地を体験できませんでした。
義父の法事後会食時 ご住職に伺ったところ、その方も長い修行期間でその境地に達せられたのはたったの2回とのことでした。
マインドフルネス瞑想法は、禅・ヨガ他の宗教的瞑想法からヒントを得たものです。しかしそこから心理学・脳科学的エッセンスを抽出して、非宗教的な心の鍛錬法として確立されたところに特徴があります。
そして今回はその中でも最もシンプルなものを取り上げました。
座禅の経験では、無の境地を目指すと、なぜか雑念が次々と湧いてきて、それを打ち消そうとすればするほど雑念のるつぼにはまります。そして自己嫌悪と失望のなかで行を終えることの繰り返しでした。
今回ご紹介した方法は、「雑念が浮かぶ→それを自然のことと受け入れる→何が浮かんだかを心にメモして淡々と戻る」を繰り返しトレーニングすることで、実生活においても自分の注意をいつでも<今>に戻すことができるようになります。これは筋トレと同じように、繰り返しの訓練で<心の筋力>を鍛えるわけです。そうして
<心の筋力>を鍛えることができれば、日常生活や仕事においても、態度や気分をコントロールしやすくなるということです。
驚くほど簡便な方法で、メンタル面での大きな成果が得られるというデータが世界各国で報告されておりますので是非お試し下さい!