TULIP DIARY

届くといいな やさしい風に乗って

自分を好きになる本

2018年12月08日 | 読書日記
自分を好きになる本 パット・パルマー著 径書房
図書館で見つけ読んでみました。1991年発行当時、読んだことがあったので、今回で2回目です。『世界でたったひとりの自分を大切にする本』をこの前読んでこの本に記載されていたことと同じようなことが書かれていたなあと記憶していたので、再度読んでみた次第です。この本はアメリカの子どもたちに向けて書かれた本です。相手を傷つけることなく、自分を主張する「アサーティブ・トレーニング」の中から生まれた本で、社会のさまざまな問題や歪みを解決する糸口は、まずとにかく「自分を好きになること」の中にあると教えてくれていると訳者の方のあとがきに書かれています。
本文の第4章の最後のページに書かれていたことを引用しました。

「あなたが幸せな気分でいれば、もっと大きな幸せがやってくる。ステキなことを考えていれば、人生はもっとステキになる。

あなたが自分を大切にして、自分のいい友だちでいれば、みんながあなたを大切にしてくれる。みんながあなたのステキな友だちになる。

あなたが自分を好きになれば、みんながあなたを好きになる。あなたが自分を大切にしていれば、みんなも、自分を大切にしようかなって思うかもしれない。

そのままのあなたがいい、だれかのまねをすることなんてない。
だれかと同じように笑ったり、話したりしなくたっていい。
あなたはあなた、それでいい。」

『世界でたったひとりの自分を大切にする本』の中に書かれていたこともこの『自分を好きになる本』の中に書かれていることもほぼ同じ内容のことが書かれていました。言葉や年齢や時代や環境が違っていたとしても、人間が生きて行く上での人との関係を上手に保てるように生きて行く方法、基本となる自分自身の心の持ち方は、未来永劫のそれほど変わることのない内容が多いということだと思います。人生一度きりなので、こういった本を読んでよりよい人生を送れるようにと共通のメッセージが含まれている本が世の中にはたくさんあって、その中から自ら選んで読んだ本が自分の波長に合うことがあるとその本はその人にとっていい本に出会えたということになってくるのでしょう。
この本は特に子どもたちに読んでもらいたい本ですが、その子どもたちの親御さんにも読んでいただきたい本です。
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