TULIP DIARY

届くといいな やさしい風に乗って

世界でたったひとりの自分を大切にする

2018年12月07日 | 読書日記
世界でたったひとりの自分を大切にする 鈴木秀子 著 文響社
聖心会のシスターである著者が、聖心女子大学で34年間、変わらず伝えてこられたことがこの本に書かれています。本の表紙にチューリップの絵が書かれていました。単純ですが、そのことがきっかけで読んだ本でした。もっと読むのに時間がかかると思っていましたが、一時間くらいで読んでしまいました。この本には、タイトルにあるような、世界でたったひとりの自分を大切にするためのヒントやきっかけが主に書かれていて、その練習方法になるような心の土台の持ち方が紹介されていました。自分を大切にする理由は、読み進めて行くと次第に伝わってきます。自分自身と家族や他人との絆を育て、自分を超える自然のような大きな力との絆を育てることが生きていく上で大切なことだというメッセージがたくさん詰まっていました。各章の終わりに各章で伝えたい内容が大きな字で書かれています。この大きな字で書かれている言葉を読んで行くと、自然というかあたりまえのことが書かれているのですが、常日頃忘れかけてしまいがちになりそうな日常の行いや気持ちの持ち方を正すような言葉の数々は骨身に沁みてきます。最後の章で、見える世界=ドゥーイングから見えない世界=ビーイングへ移る年齢の分岐点がちょうど60歳くらいと記載されていて、まさしく私はその分岐点にいるような年齢なので、見えない=世界ビーイングの理解が今後深まってくるのだろうかと思いながら読んだ本でした。あとがきに書かれていたように、自分が幸せの発信地になるように、自分のあるがままの現実を受け止め、自分らしく、本当の自分を正直に生きて行きたいものです。
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