宇ち中
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2007/03/03
一週間前の土曜日は荻窪までの2時間ウォーキング。そしてこの日は、ゴールを大井町に設定して歩くことにします。Google Mapsで経路を確認し、さらに近隣の場所をキーワード「酒場」で検索したところ一番に出てきたのが「大衆酒場洋子ちゃん」。なんだか田舎のスナックのような名前ですが、でもちゃんと「大衆酒場」の冠があるじゃないですか。どんなお店か非常に気になってしまい、地図をプリントアウトして家を出ます。

駒沢通りから学芸大学の商店街を歩くと、学大に住む職場の先輩Uさんからの情報で知った富士宮焼そばのお店を発見。さらに目黒通りを渡って南下していくと、職場の同僚Tくんから「こんなお店がありました」と報告いただいたお店「源氏」を発見します。



こちらは夜しかやってないそうで、いつも歩道にテーブルが出るほどの盛況ぶりとのこと。気になるお店です。さらに進むと、武蔵小山パルム商店街に。



こちらも大勢の人で賑わってます。自分のペースでは歩けないほど。でも元気のある商店街を歩くのは楽しいですね。どんどん商店街を歩いていくと、商店街の南側の入り口に以前黒ブタさんが書かれていた焼き鳥の立ち飲みが出来るお店、鳥勇を発見。



このお店、駅近くの入り口にもあって2店舗が商店街の両入り口にあるそうです。黒ブタさんはたぶん駅側のお店かと。こちらでは立ち飲んでいらっしゃる方は見られず、ちょっと迷いましたがこの先もあることだしと飲まずに素通りすることに。さらに進んで中原街道を渡って始まる戸越銀座に突入します。



こちらも駅を中心に大勢の人で賑わってますね。駅を越えてしばらく進むと、こちらにも飲める焼鳥屋さんを発見。



焼き鳥エビスというお店だそうです。奥の方でおとうさんが一人、まったりと静かに飲んでいらっしゃいました。でもここまで来たら目指すお店、洋子ちゃんはすぐそばです。さらにてくてくと歩いていったところ、商店が少なくなってきたところにありました。



うーん、何とも怪しい佇まい(失礼)。しかも入り口には営業中の文字が。一度この写真を撮って、少し近辺をぐるりと一回りしてもう一度お店の前へ。この時、時刻は16時前。まさかやっていないだろうと思っていたこともあり、万が一やっていたら入ろうと決めていたのですが、本当にやっているとは。意を決して縄のれんをくぐります。

引き戸を開けるとお店にはカウンターに先客一名。もの凄くビックリした様子で、どうぞどうぞとカウンターにおいてあった新聞を片づけてくれました。そしてカウンターの中にいる店主に、「マスター、お客さんだよ」と知らせてくれます。マスターはとても優しい感じのおとうさん。ようこそ、いらっしゃいと温かく迎えてくれました。4席しかないカウンターを二席空けて、端っこに座ります。メニューをいろいろと眺めて、瓶ビールは中瓶で500円を確認。そして生レモンサワー(350円)を注文します。生レモンサワーを作ってもらっている間におかずを迷いますが、だいたいどれも300円のメニューの中から牛すじ煮込み(300円)をいただくことにしました。



煮込みは、大根やにんじん、ゴボウも入った具だくさんなもの。生レモンサワーは、生のレモンをぎゅっと絞ってくれて、種もちゃんと入ってます。しばらくマスターとお客さんの会話を聞きながらグラスを傾けますが、しばらくするとお客さんが「しかしこの時間に客が来るなんてビックリしちゃったよー」と話しかけてくれました。どうやらこのお客さん、毎週土日は決まって早い時は14時くらいから飲んでいらっしゃるとのこと。マスターも、このお客さんのために早い時間から開けているとおっしゃってました。

生レモンサワーも空いて、おかわりは生グレープサワー(380円)をいただくことにします。



大きな生グレープフルーツを半分にざっくりと切って、ぎゅぎゅっと絞って作ってくれます。マドラーをつけてくれるのは、かき混ぜながら飲んでねということですね。ありがたいです。そして次第に話題にも花が咲き、ウォーキングの話やらバブルの頃の話やら。そうこうしていると競馬を映していたTVをマスターがチャンネルかえてサッカーに。するとお客さんが「生まれが静岡でね」と。あらら、同郷ですねということで話が盛り上がりかけたときに、生グレが空いてしまいます。



もう一杯行くか少し迷いますが、この先、大井町までも少し歩くのでこれ以上は控えることに。前回の失敗もあるので、少しは学習したようです。お店を出る直前に、マスターの奥さんがお店にやってきました。二人で営んでいるこのお店、恐らく奥様の名前が洋子さんかと思うのですが、結局確認せず。ちょうど1時間ほどの滞在でごちそうさまをしました。お会計は1,030円。またウォーキングの時には寄ってね、とお店の外まで見送ってくれるマスターに頭を下げて、大井町に向けて再び歩き始めたのでした。
(つづく)

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