今、愛媛県歴史文化博物館の特別展「時の迷路」(4月23日開幕)の準備で、絵本に関わっています。絵本の持つ力、子どもにあたえる影響力を実感する毎日です。震災の被災地・避難所の子どもたちの状況をテレビで見るたびに、絵本や本・読み物が現地に充分に足りているのだろうかと考えてしまいます。
今、愛媛の県庁や市町村役場では被災地へ送る救援物資の受付をしていますが、現在のところ受付対象は次のとおりです。
(1) 水(ペットボトル、500ミリリットル、1リットル、2リットル)
(2) 保存食(カップ麺、インスタント麺、アルファ米等)
(3) 粉ミルク
(4) 生理用品
(5) 紙おむつ(幼児用)
(6) 高齢者用おむつ
(7) 尿失禁用パッド
(8) マスク
(9) トイレットペーパー
(10) ボックスティッシュ
(11) ウェットティッシュ
(12) 使い捨てカイロ
(13) 乾電池(単1~単4)
これ以外の物資については、要相談ということだったので、先週、近くの受付施設に立ち寄った際に、被災地に絵本を送りたいと相談すると、現在はまだ対象外で、現地からの要請があり次第、受け付けますとのこと。要望があったことは伝えるとのことでした。
被災地では図書館もかなりの被害を受けていることは想像に難くありません。避難所で子どもたちが過ごすには、やはり本が必要だと思います。そこで、ネットを検索していると、絵本を送るプロジェクトを見つけました。
「ユニセフちっちゃな図書館プロジェクト」です。
http://www.unicef.or.jp/kinkyu/japan/2011_0325_02.htm
「ユニセフ ちっちゃな図書館プロジェクト」とは、震災の被害を受けた子どもたちがいる避難所に、絵本や児童書などを詰めたミニライブラリー(小さい箱型本棚のようなもの)を設置しようというプロジェクト。
■お寄せいただきたいもの
0~14才までを対象とした、●絵本 ●児童書 ●紙芝居
※多くの子どもたちが共有するため、新品や新品に近い状態のもののみをお願いします。(書き込みや破れのあるものは不可)
※物語があるなど、読み聞かせできるものを優先します。雑誌、マンガ、ゲーム本は今回対象外とさせていただきます。
■締切
2011年4月5日(火)
■お送り先
〒108-8607 東京都港区高輪4-6-12 ユニセフハウス
(財)日本ユニセフ協会 『ユニセフ ちっちゃな図書館』係
TEL:03-5789-2011
Email:jcuinfo@unicef.or.jp
なお、私が今、お仕事で連絡をとりあっている香川元太郎さん(かくし絵・迷路絵本作家)。セーブ・ザ・チルドレン(子どもたちのための民間の国際援助団体・NGO)の事務局と相談して、既に香川さんの著作『時の迷路』などの迷路絵本シリーズを被災地に送られています。
セーブ・ザ・チルドレン
http://www.savechildren.or.jp/top/jpn/
香川元太郎さんの迷路・かくし絵 絵本館
http://www014.upp.so-net.ne.jp/meiro/
http://kakusiemeiro.blog101.fc2.com/
えほんをおくろう! えがおをおくろう!