岩田亨の短歌工房 -斎藤茂吉・佐藤佐太郎・尾崎左永子・短歌・日本語-

短歌・日本語・斎藤茂吉・佐藤佐太郎・尾崎左永子・社会・歴史について考える

傷口に白く濁れるワセリンをぬり込む陽光淡き日の暮れ

2009年09月03日 08時42分34秒 | 岩田亨の作品紹介
僕のカバンの中にワセリンが一瓶入っていました。切り傷・擦り傷・やけど、何でも対応できて重宝しました。これも病気療養に入る前ですが、夕方にこのワセリンをてに塗り込むことが常でした。それをそのまま詠んだのですが、意外と評判がよくて、「星座」誌上の選者の選ぶ秀歌の欄に初めて掲載されました。歌集にも収録しましたが、そのあとまた意外な評価がありまして・・・。(僕の作品自註を読みたい方は<カテゴリー・岩田亨の短歌自註をクリックしてください。一覧が表示されます。) . . . 本文を読む