岩田亨の短歌工房 -斎藤茂吉・佐藤佐太郎・尾崎左永子・短歌・日本語-

短歌・日本語・斎藤茂吉・佐藤佐太郎・尾崎左永子・社会・歴史について考える

経験的・尾崎左永子論(2)「星座α」24号より

2021年04月12日 00時42分57秒 | 作家論・小論
 (20号)の続き。 弟子入り志願の手紙の返信には時間がかかった。二・三週間は待っただろう。 そしてある日、一枚の葉書が舞い込んだ。「尾崎左永子」と鮮明に朱色の印が押されていた。自宅で酒を飲みながら一人で祝杯を挙げたのを記憶している。 こちらからの手紙は「運河の会」の発行所に出したものだったが、葉書には「横浜で研究会をしています。詳細はA氏へ。」とややためらいがちに書かれていた。葉書の末尾のほとん . . . 本文を読む