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保守記事.196-59-4 よくわからんが、そんなバナナ!

2017-09-15 12:58:29 | 記事保守

雄と雌「逆転」の虫を研究、日本人らにイグ・ノーベル賞

森本未紀、小堀龍之

2017年9月15日08時06分

 人々を笑わせ、考えさせた業績に贈られる「イグ・ノーベル賞」が14日、米国ハーバード大で発表され、日本人らの研究チームが「生物学賞」を受賞した。日本人の受賞は11年連続。チームは男女の入れ替わりを描いたヒット映画「君の名は。」を思わせるような、雌雄が「逆転」した昆虫について研究した。

 受賞したのは吉澤和徳・北海道大准教授(46)、上村佳孝・慶応大准教授(40)、海外の研究者のチーム。ブラジルの洞窟で見つかった新種の虫の雌が「ペニス」のような器官を持ち、それを使って雄と交尾することを解明した。性差とは何かを考えさせるとして、研究が評価された。

 この虫は体長約3ミリで、日本では住宅など身近な場所にいる「チャタテムシ」の仲間。吉澤さんは和名を「トリカヘチャタテ」と名付けた。男女の入れ替わりを描いた平安時代の古典「とりかへばや物語」からとった。

 トリカヘチャタテは2010年以降に新種として登録された。吉澤さんらは生態を詳しく観察し、40~70時間と長時間にわたる交尾で、実際に雄雌の交尾器官が「逆転」して機能することを解明。14年に論文で発表した。

 世界中にチャタテムシは約5千種いるが、交尾器官が逆転したトリカヘチャタテの仲間はブラジルの洞窟にいる4種だけ。魚類など性別自体が変わる生き物はいるが、このような生き物は知られていないという。

 「逆転」の理由について、吉澤さんらは交尾の際、雄が精子と一緒に栄養分を雌に渡すことに着目。この栄養分を得るため、雌が進んで交尾をコントロールできるよう進化したのではないかと考えている。(森本未紀、小堀龍之)

     ◇

 〈イグ・ノーベル賞〉 ユニークな科学研究を紹介する米国の雑誌が1991年、面白いが埋もれた研究業績を広めようと始めた。賞の分野は様々で、賞金は原則出ない。授賞式は米国のハーバード大であり、「本家」ノーベル賞の受賞者らも出席する。生きたカエルを宙に浮かせる実験で2000年のイグ・ノーベル賞を受賞したアンドレ・ガイム氏は、10年にノーベル物理学賞も受けた。

■今年のイグ・ノーベル賞の主な受賞研究

 ネコは固体にも液体にもなれることを流体力学で証明(物理学賞、仏)▽生きたワニとの遭遇がギャンブル嗜好(しこう)性に与える影響(経済学賞、豪州)▽医学研究「なぜ老人の耳は大きいか」(解剖学賞、英)▽吸血コウモリが人間の血液を吸っていた初の科学的報告(栄養学賞、ブラジル)▽チーズに吐き気をもよおす人の脳の状態を測定(医学賞、仏)

ノーベル賞のパロディーとしてユニークな研究に贈られる「イグ・ノーベル賞」の授賞式がアメリカのハーバード大学で行われ、メスにオスのような生殖器がある昆虫を発見した北海道大学などの研究者が「生物学賞」に選ばれ、日本人の受賞は11年連続となりました。

「イグ・ノーベル賞」は、1991年にノーベル賞のパロディーとしてアメリカの科学雑誌が始めた賞で14日、ハーバード大学で、授賞式が行われました。

このうち、「生物学賞」は北海道大学の吉澤和徳准教授と、慶応大学の上村佳孝准教授らが受賞し、日本人は11年連続の受賞となりました。

吉澤准教授らは、ブラジルの洞窟で、メス側の生殖器が伸縮可能な形で、オスの腹部に差し込まれる「チャタテムシ」の仲間の昆虫を発見しました。

この昆虫は、メスがオスの腹部から精子を受け取って生殖するということで、性の違いを考えるのに重要な示唆を与えるとされています。

研究内容が発表されると、会場は困惑した雰囲気になりましたが、吉澤准教授らが「世界中の辞書には、男性の生殖器は男性のものと書かれていますが、私たちの発見によってすべて時代遅れになりました」と話すビデオメッセージが紹介されると、笑いと拍手に包まれました。

会場で研究内容を聞いていた女性は、「私の友人にも性の区別を超えて生きている人がいるので、興味深い研究だと思いました」などと話していました。

吉澤准教授「ほとんど見向きもしなかった」

北海道大学の吉澤和徳准教授が研究対象としたのは、「チャタテムシ」。私たちの家の中でも見つけることができるごくありふれた昆虫のため、ほかの研究者は、ほとんど見向きもしなかったといいます。

吉澤さんは「自分は、チャタテムシ研究の第一人者と思っているが、それは、日本で研究しているのは、私ぐらいしかいないためで世界的に見ても数人しかいないのでは」と話しています。

このため吉澤さんが研究をスタートさせると国内外から新種のチャタテムシを次々と発見することができたといいます。中でも光が届かず、エサもわずかしかないため生物が独自の進化を遂げる可能性がある洞窟に着目したところオスとメスの生殖器の逆転という世界的にも例がない研究成果にたどりつけたということです。

今回の授賞式も九州地方の洞窟での調査があり出席できなかったという吉澤准教授は「とても著名な賞ですし、すごくうれしく思いました。われわれの感じている性の差がどうして生じたのか、わかっていない部分も多いのでこれからも研究を進めたい」と話しています。

日本からの受賞11年連続「すごいことだと思う」

イグ・ノーベル賞を主催しているマーク・エイブラハムズさんは、日本からの受賞が11年続いていることについて「日本は、世界中が必要としている電気製品や自動車を作ってきたように、イグ・ノーベル賞受賞者を生み出す方法を見つけ出したのではないか。世界がどう思っているかはわからないが、私はすごいことだと思う。日本の研究者がほかのものをコピーするのではなく、独自の新しいものを考えていることを示していると思う」と評価しています。

そのうえで、日本の研究者へのメッセージとして「純粋に新しいことを試したいと考えるのはすばらしいことで、それが笑える内容ならば、なおのことすばらしい。ずっと続けていってほしい」と話しています。

受賞したほかの研究は

イグ・ノーベル賞は、「人を笑わせ、そして考えさせる」、独創的でユニークな研究をたたえるもので10の部門に贈られました。

このうち、「平和賞」は、オーストラリアの先住民アボリジニの木管楽器を日常的に演奏することが睡眠時無呼吸症候群やひどいいびきの改善に役立つかどうかを調べたスイスやカナダなどの研究グループに贈られました。

「経済学賞」は、ワニと接触することで、ギャンブルにのめり込む度合いがどう変わるのかを実験したオーストラリアなどの研究者が受賞しています。

自然科学の部門では、「解剖学賞」を、なぜ年配の男性は耳が大きいのかを医学的に調べたイギリスの研究者、「医学賞」をチーズが嫌いな人がチーズをどれくらい嫌がっているかを最新のMRIを使って脳内の様子を調べたフランスなどの研究グループ、「認識賞」を一卵性双生児の多くは、写真では自分たちを見分けられないことを明らかにしたイタリアなどの研究グループが受賞しています。


さらに、アジアからは日本以外に韓国の研究者が、コーヒーの入ったカップを持って後ろ向きに歩いたときにコーヒーがどのように波打つかを解析した研究で「流体力学賞」を受賞しました。
 
 

「性器の大発見」生物学賞 日本人にイグ・ノーベル賞

 ユニークな科学研究などに贈られる「イグ・ノーベル賞」の授賞式が14日、米マサチューセッツ州ケンブリッジのハーバード大で開かれた。ブラジルの洞窟に生息する昆虫の雌に、雄のような形状の交尾器(性器)があることを発見した吉澤和徳北海道大准教授(46)や上村佳孝慶大准教授(40)ら4人が生物学賞を共同受賞した。日本人のイグ・ノーベル賞受賞は11年連続。

 体長3ミリほどの昆虫「トリカヘチャタテ」の雌は細長い交尾器を持ち、交尾の際には雄の体内に入れて根元にあるとげで雄を拘束する。交尾時間は40~70時間と長く、雌は交尾器の中にある管を通して、雄から精子と栄養を受け取るという。受精後の卵は砂の中に産むとみられる。

 吉澤さんによると、食物が少ない洞窟に生息するため、雌は雄にもらう栄養に頼っている。そのため雌の方が交尾に積極的になり、交尾器の構造の逆転を促した可能性がある。

 

イグ・ノーベル賞、日本人が11年連続で受賞 「交尾の仕方があべこべで、メスにペニスがある洞窟の昆虫」で生物学賞

2014年に論文が発表された「トリカヘチャタテ」の研究。

 ユーモラスで考えさせられる研究に贈られる「イグ・ノーベル賞」の2017年の受賞者が発表され、日本人らによる「メスにペニスがあり、オスにはヴァギナがある洞窟の昆虫」に関する研究が生物学賞に輝きました。ちなみに、日本人の受賞はこれで11年連続。やったー!

 受賞したのは、吉澤和徳氏(北海道大学)、上村佳孝氏(慶應義塾大学)らが2014年に発表した、ブラジルの洞窟に生息する昆虫「トリカヘチャタテ」の研究。人間をはじめとした体内受精を行う生物は、ほぼ例外なくオスがペニスを持っているのですが、「トリカヘチャタテ」はあべこべになっており、メス側にペニスのような器官が存在。それをオスに挿入し、精子と栄養分を受け取ることで交尾を行います

 現在も洞窟での調査を行っている研究チームらは、9月14日(現地時間)で行われたイグノーベル賞の受賞式に、ヘッドライトを装着したままの姿で映像出演。「トリカヘチャタテ」の研究成果などについて語り、「世界中のあらゆる辞書では、ペニスは男性のものとして説明されている。われわれの発見によって、数十億の辞書が時代遅れになった」と自信を見せていました。

イグ・ノーベル賞授賞式では、研究チームの映像が公開。洞窟探検の真っ最中で会場まで足を運べなかったそうです

 

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