解答の紙飛行機飛ばす親…大規模カンニングの国
【ニューデリー=田原徳容】インド北部ビハール州の全高校で行われた進級試験で、1601人のカンニング行為が発覚し、協力した保護者100人が警察に拘束された。
インドは試験での不正行為が常態化しており、学校と警察が協力して不正防止に取り組むケースが増えている。
試験は今月中旬の5日間、同州の4000校で一斉に実施。カンニングは、教科書を教室に持ち込んで書き写す方法に加え、保護者が教室の外から解答を記した紙飛行機を飛ばすやり方も目立ち、摘発した警官に食ってかかる親もいたという。
インドは識字率が74%で学力向上が国家的課題。カンニングはその妨げとされ、識字率が64%と国内最低の同州では、カンニング行為に対し、2000ルピー(約3500円)の罰金か禁錮6か月の刑罰を科すと定めている。
(2013年3月25日22時46分 読売新聞)
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