男子アナ、尻相撲で首骨折し全身麻痺…テレビ宮崎・柳田アナ
14日午後2時ごろ、テレビ宮崎の柳田哲志アナウンサー(40)が、宮崎県高千穂町で開催された尻相撲大会の生中継中に、首の骨を折る事故が起きた。
高千穂署やテレビ宮崎によると、柳田アナは同局の情報番組「JAGAJAGA天国」の中継リポーターとして、地元JAが主催した「どろりんピック 2008」の競技の一つ、水田での女尻相撲大会に参加した。
水田に土俵に見立てた発泡スチロールの板(縦2メートル、横1メートル、高さ30センチ)の上で尻をぶつけ合い、落ちた方が負けというルールで、 柳田さんは30歳代の女性と対戦。わずか数秒で押し出された。その際、深さ約10センチの水田に水泳の飛び込みのような形で頭から突っ込んだ。
周囲には「ボキッ」と骨が折れる音が響いたといい、動かない柳田さんを心配したスタッフが助け出した。この一部始終は生中継されたという。
柳田さんはヘリコプターで熊本市の病院に搬送されたが、頸椎(けいつい)骨折の重傷。意識はあり、命に別条はないが、首から下が動かない全身マヒの状態という。
同署は水田に落ちた際、押し出された勢いに加え、周囲を盛り上げようと柳田さんが大げさなアクションをして、十分な受け身を取れなかったことが事故の原因とみている。
テレビ宮崎の中村彰男総務局次長(53)は「安全優先で十分注意していたが、今後さらに見直していきたい」と話した。
柳田アナは1991年テレビ宮崎に入社。バラエティー番組を中心に活躍する同局の人気アナウンサーの1人。
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