観測にまつわる問題

政治ブログです。「保険」「相続」「国民年金」「AIロボット」「運輸エンタメ長時間労働」「GX」を考察予定。

漢民族起源でない中国

2018-05-21 09:22:55 | 日記
チャイナドレス)満州民族の正装。辮髪も今はやっていませんが満州民族の風習です。

東北三省)明の時代の最大領域には含まれているようですが、伝統的には漢民族が住む土地ではありません。満州民族(清)が中国を支配することによって、中国に分類される土地になったと言って良いでしょう。中国人心理ではユダヤ人が故地に帰るような話には共感できない気がします。東北三省を返せと言われると困るからです。特定アジアに共感しがちが日本の左翼の特徴ですが、イスラエルと戦いたくなる心理(日本赤軍とかいました)は歴史・伝統の軽視と繋がってくるのかもしれませんね。満州国の建設とはシオニズムの興隆を受けての政策である可能性があると思います。当時の日本人は西洋人がやってOKで日本人がやって反対は差別ではないかと反発した可能性があるのではないでしょうか?逆に満州国建設がイスラエル建設に繋がったと言えなくもないかもしれませんが。西洋側から見れば、満州民族の故地と言っても、傀儡じゃんということだったかもしれません。

青海省)シレっと中国の一省になっていますが、伝統的に漢民族の住む土地ではありません。中国の歴代王朝の地図を見たら、河西回廊(甘粛省)は結構昔から異民族と共存しながら漢民族の支配があったことが分かりますが、青海省(黄河、長江、メコン河の水源地帯でもある)はずっと(モンゴル支配もありつつ)チベットでした。

新疆ウイグル自治区・内モンゴル自治区・チベット自治区も明あたりまでは大体漢民族とは関係ないですね。特に新疆ウイグル自治区。そう考えると満州民族(清)の影響は極めて大きかったと指摘せざるをえません。

こうした中国の異民族支配の現状に反発したのが朝鮮で自己を中華文明の継承者と考える小中華思想がありましたが、日本が自己を中華文明の継承者と考えたという話は聞いたことがありません。

簡単ですが以上です。中国に関してはおいおい考察を深めていきたいですね。

来週以降の方針

2018-05-19 13:55:02 | 日記
今週はこれにてブログは終わりですが、来週は金曜土曜に少なくとも4本やろうと思っています。確定しているのは憲法改正1~2本(意識的にやらないと戦後一度も行われなかったことですのでニュースにコメントをつける機会がありません)、皇室関連話題1~2本です。他に広島・資源エネルギー・貿易・消費・焼き物あたりをやりたいと思っています。※5月23日追記:憲法改正の話題とあわせて教育もやらないといけないですね。

最近はブログではなくツイッター中心ですが、facebookは研究して使い方を変えていくかもしれません。その次にLINEをやろうかと思っています。ある程度割り当てしないとニュース見ているだけで調べ物が始まり時間が過ぎていくので、調べない訳にもいきませんし進まないところがあります。まぁ多くやろうとするとできないことが多いので少なめに見積もってできる目標をたてるつもりです。そういう訳で(他に時間を使うので)多少ツイートは減らしていくつもりです。

小説を休憩時間の暇に少しづつ読むとか、夜家に帰ってきたら片付けするとかそんなふうにやるのが良いような気がします。ニュースチェックだけは際限がなく今のところどう処理していくか良いアイディアがある訳ではありません。積み本崩しも何とかしないといけないテーマですが、これもニュースチェックやブログの執筆と同じく際限がありません。高すぎる目標は失敗と同義で小分けにするしかない感じです。何処で調べようと思うか何処まで調べるかが予測不能なんですよね。

勉強も始めるつもりでインプットがシッカリしているとアウトプットも早いですから、基本的にはそのつもりです。まず考えているのは経済重視で金融関連、今の仕事に関連して物流、何とかしたい政治課題で沖縄基地問題・原発関連(今はやってなかったリプレースに特に関心があります)、特に手薄な安全保障問題で海軍でしょうか。これでも多過ぎるぐらいですが他にもまだまだありとりあえずこの辺から始めます。

外交安全保障は(特に外交は)大体日々のニュースチェックやツイッターチェックでいけると思いますが、憲法改正は毎週ひとつはブログで補強するようにして、経済はニュースチェックの他に専門的な勉強でアウトプットの質が高まるよう特に努力しようと思っています。選挙とか政治制度そのものもやりたいですが、まだ先の課題になりそうです。何もやらないってことはありませんが。

自分の生活の質を高めることにも関心が出てきていますし、趣味も続けるつもりですが(仕事とネット上の活動と生活だけで趣味ゼロというのもない気がします)、まぁ方針はそんな感じです。

自民党の集まりの方は現時点では決まっていません。去年(二期)の報告記事も落とし気味ですが、非常に役に立っているものの他にやりたいことも多く追いついていない感じです。回数的には6回らしいですし、今年決まったらなるべく全部記事にするようにはしたいですし、去年の分の成果も徐々に活かしていくようにしたいですね。やり始めるとできるようになりますしわりと早いので楽観はしてますが、どうなるかは分かりません。

大相撲(ファンのためのルール改訂を)

2018-05-19 12:47:09 | 日記
相撲ファンで外国人力士嫌いは多いですね。

モンゴル勢が強すぎるのが問題なんでしょう。曙・小錦・武蔵丸の時代もありましたが、今のモンゴル勢の席巻はそれ以上だと言えます。相撲は神事と言う人もいるようですが、筆者は基本的に国技館に足を運んだりテレビを視聴したりする人達のためのスポーツだと思っています。特に外国人差別をする気もありませんが、スポーツはファンのためにあるべきであり、ファンが望まない状況は好ましくありません。何処の国何処のスポーツでも大体国籍枠はあるでしょうし、それが当然だとも思います。相撲でも外国人枠はありますが、外国人枠というより国籍別に枠があった方がいいかもしれません。

というのもモンゴル勢は星の売り買いを囁かれており、それは基本的に不正ではあるのですが、徹底根絶をするとなると怪我人続出で興行が成り立たないとも言われます(モンゴル人だけと言えるでしょうか。こうした指摘はモンゴル勢の活躍以前からありました)。これまで通り曖昧にやるという前提ならば(多くの相撲ファンがそれを望んでいるような気もします)、上位にモンゴル人が固まっている有利な状況を変える必要があるはずです。対策としては総数の削減と質の低下です。後者はルール上定めることはできません。

ハワイ勢が活躍しなくなった理由は分かりませんし、モンゴル勢が強い確たる理由も分かりませんが、本当に強い二人朝青龍と白鵬に関して言えば血統かなと思いますね。朝青龍の父もモンゴル相撲で強かったようですし、兄はレスリングで五輪に出ています。白鵬の父はモンゴル相撲の名横綱ですね。白鵬は入門当初は痩せており小柄で期待されてなかったという話ですが、あの強さですから血は争えません。良血馬は必ずしも名馬ではありませんが、名馬になる確率が高いことは否めません。競馬はブラッドスポーツと言われますが、人間も動物の一種と言え似たようなところもあると思います。いずれにせよ、モンゴルから強そうな子を連れてきて大相撲に放り込む限り今の状況が変わることなく、大相撲の人気に影響を与えてしまう可能性はあると思います。ヒールはいてもいいと思うんですけどね。

別にモンゴル人や外国人が憎い訳ではありませんが、興行はファンの声援に支えられていることは否めず、審判のえこひいきはなりませんが、ルールをファンの望むように変えていくことも主催者の務めかと思います。日本もスキージャンプで悔しい思いをしましたが、欧州中心のスポーツであることは否めず、柔道でもそれに似た思いをしたかもしれませんが、国際化で外国に競技者が広まった現実はあります。大相撲はまだまだ日本のスポーツです。最初から外国人を入れなかったら外国人に席巻される不満も無かったかもしれませんが、今更外国人お断りもできませんし、外国人をえこひいき判定で負けさせる訳にもいきません。相撲はプロレスではなく、予定調和を求めるならプロレスを見るしかないんでしょう。

指摘されがちな白鵬の態度に関しては、品格云々を筆者は言いませんが、ある程度ファンの望むような態度をファンサービスでとることが重要かと思いますね。相撲は神事を強調する人もいらっしゃいますが、筆者はスポーツであり興業だと捉えた方が良いと思います。神事は地元の人の信仰のためのものであり、受信料を払っているテレビで流したり、入場料をとる相撲場でやるものではないと考えます。

以下余談ですが、個人的には相撲は千代の富士強いから始まり若貴ブームで自分が兄という理由で若花田(当初の四股名)ひいきで次いで朝青龍ひいきだった頃が相撲に対する関心のピークでした。熱心な相撲観戦者だったことはありません(話を聞くと相撲好きにアンチ外国人は多いです)。朝青龍がいいと思ったのは、早い・強い・上手いと指摘する方もいらっしゃいますが、優れた運動神経を活かした取り口が好みだったことがあります(大型力士の押し相撲はあまり好みではないんですよね)。記憶に残る一戦は朝青龍VS栃東です。


変えればいいという訳ではない(歴史)

2018-05-09 20:25:01 | 日記
「こんなに変わった!歴史の新常識」(青春出版)という本を買ってきました。勿論歴史の新常識を語りたい訳ではなく、寧ろその逆です。別に研究を重ねて新常識をつくるというなら、それが研究の目的でしょうし、総論反対はしませんけれども、変えてはいけないものを変えるなと主張したい訳です。日本人というのも中々軽躁なところがあるようで、変えなくてもいいものを変えようとしてないかと思うことがしばしばあります。本屋で手にとったこの本で産経の歴史関係の記事を思い出し、ちょっと書いてみようかと思った次第です。一々何処がどうと書きはしませんけれども、研究の結果説が変わったところを否定している訳ではありませんので(寧ろそれは良いことだと思っています)、誤解なきよう。

①聖徳太子→厩戸皇子の書き換え

聖徳太子にまつわるいろいろな議論があるのは承知していますが、厩戸皇子と呼びかえるのは感心しません。歴代天皇を諡号で呼ばず、名前で呼ぶのは外国人か左翼に決まっています。厩戸皇子も正式名称かもしれませんが、広く知られた通称でもある諡を一々呼びかえる姿勢は失礼そのものです。今は皇室以外で諡的な使われ方をする名前はないと言えますからやや現代においてはズレる例えになりますが、そういう人はペンネームで知られた作家を一々本名で呼ぶのでしょうか?それをするのは対象を馬鹿にする時に決まっており、皇室に対して一々不敬な強い意志は日本においては左翼にしか存在しません(今は不敬罪はありませんから、こうした連中は野放しになります)。元々歴史学はマルクス主義の影響が強いところがあって、その名残がまだ残っているのだと考えられます。一々厩戸皇子だろうと推定して歴史を修正する姿勢は史料を重んじ、当時の文脈を重んじているとは到底言えず、失礼したい以外に何か理由あるの?という話です。伝説を事実そのものと教えることに賛成はしませんが、伝説が史料に載っていることはしばしばあり、一々呼びかえるなんて馬鹿のすることだと思っています。中国の史書で例えると(日本の話だと揉めやすいので)、殷の紂王がやったことを丸々事実そのものと認定する人はさすがにほとんどいないと思いますが、本当は帝辛だなどと言うならば、中国の史書そのものを丸々疑わねばならず、じゃあ何をやった人なの?ということになります。まぁそんなに悪人でもないということを言いたいのかもしれませんし、そうなのかもしれませんが、紂王で検索して帝辛と言われれば「誰だよ?」ってことになりますよね。同様にかつて聖徳太子のお札があったのに、いやあれは厩戸皇子のお札だと言われれば「誰?」ということになります。聖徳太子のお札は1984年まで発行されており、筆者も昔は見たような記憶があります。10人の話を聞いたなどという話は○ン○ク○ー○の話のようなもので大人が信じることもないでしょうから、聖徳太子を聖徳太子と呼んで何が不都合なの?要らんことするなです。数々の史料に載る伝説的な人物を教えずして何を歴史学は教えようとしているのか、サッパリ理解できません。最近は聖徳太子に言及しないとか言いますが、世界遺産である法隆寺を建立した(とされる)人物を教えずして、あの時代に他に教えることがあるのでしょうか?勉強ができる馬鹿そのものだと思います。

②西軍盟主は石田三成ではない(毛利輝元である)

事実ですが、毛利輝元は担ぎ上げられただけで盟主というと誤解を招くところがあります。東軍の盟主は明らかに徳川家康ですが、西軍の真の盟主がいるとすれば豊臣家でしょうし、そもそも決起した首謀者が最後まで戦わないというようなことは有り得ません(毛利軍は関ヶ原にいただけで参加していません)。そのような文脈があって、盟主的存在の毛利家は長門・周防に押し込められるだけで済み、じゃあ真の首謀者は?ということで、石田三成だということになったようです。最近の研究で石田三成が真の首謀者であるかは怪しいところがあるとなったようであり(信憑性が比較的薄い史料にしかその手の話はないようです)、歴史学でそれは別に構わないのですが、その辺(毛利輝元が総大将であるという話になった訳ではなく、石田三成が真の総大将であるという話が怪しくなった)を曖昧にしていると、いい加減な話がまた広まるのではないかと思います。石田三成が首謀者と言えなくなったからといって、毛利輝元が首謀者に昇格する訳ではありません。断定的なことを学問が言えなくなることは分かりますが、西軍の総大将は?などと問いかけること自体が意地悪な引っかけ問題と言えます。専門家の傲慢ではないでしょうか?

③縄文時代は狩猟生活ではなく、農耕・定住生活だった

狩猟も採集もやっていたでしょうし、農耕をやっていたというのは新発見でしょうが(そんなに新しい発見でもありません)、別に狩猟民だと思っていた人はそんなにいないのではないかと思います。定住しない狩猟民が縄文時代を特徴づける貝塚をつくるなどということが有り得るか疑問でしょう。それはともかく、従来の通説通り弥生時代と縄文時代の間には大きな違いがあると思います。基本的には灌漑稲作を中心とする生活が広がると弥生時代と言えると思います(例えば本州最北の農耕の始まり 弥生時代とはどんな時代か NIKKEI STYLE 2016/10/27)。言いたいことは時代は少しづつ連続的に変わったと認識し弥生時代と縄文時代の区別をしない「新しい考え」こそが誤りだろうということです。

ここからは個人的見解ですが、筆者の場合大体言語で大まかな歴史の流れを見る癖があり、縄文時代と弥生時代に境目がないとすると、言語の分化はもの凄いことになって、日本という国は成立しなかったろうと思っています。別に縄文時代を全否定するつもりもありませんが、比較的近い時代に日本人が広がったからこその日本成立だという認識ですね。比較言語学が歴史的経緯から嫌われているところがあり、その辺が分かりにくくなっていると思っています。沖縄人も含めて基本的に日本は弥生文化の継承者であるはずです。こう書くと弥生人=朝鮮人と勘違いする人が現れますが、朝鮮語と日本語の系統関係は立証できず、朝鮮人は朝鮮人、日本人は日本人でしょう(恐らく縄文時代後期に灌漑農耕を覚えた北部九州人が日本人の大元であるはずです)。ただし、邪馬台国は普通に大和で近畿であると思います(論拠多数で確信していますが詳述しません)。日向国に関しても意見はありますが、特に書いたりはしないつもりです。

④鎖国は無い

これが実は一番言いたかったことですが、完全に(極めて有害な)誤りだと思います。鎖国をしろと書いた法律はなかったでしょうが、そんなことはどうでもいいことです。禁教令はありましたし、平戸や出島もあったのに鎖国が無かったも何もないはずです。こんな大嘘他にありません。鎖国が無かったら開国もありません。ペリーは日本に遊びに来たんでしょうか?当時は汽船ですし捕鯨船(日本のじゃありません!)などの補給港がほしいという理由で(他にもいろいろあったでしょうが)、日本は圧力をかけられ開国しろとなった訳です(日米和親条約批准書交換証書(文化遺産データベース)。鎖国は無かったなどという言葉遊びは有害無益以外の何ものでもありません。別に鎖国が日本の専売特許でもありません(鎖国という用語でそう勘違いする人がいるとすればそれも有害です)。当時は明から始まった海禁政策がアジアに広がっていた訳であり、そこからいち早く脱却して変わる情勢に対応したのが日本であったというのが常識的かつ事実に基づく歴史観で、一々それに挑戦したがる馬鹿は何を考えているのだろうかと思わざるを得ません。日本が一番近代化が早かったということが気に食わない連中(反射的に左翼じゃないのと思ってしまいます)が言葉遊びして素人を騙そうとしているのかもしれませんが、鬱陶しいことこの上ないです。

⑤日本最初の原人の名も教科書から消え去った

港川原人がいないとか書いていますが、筆者が知る限り港川人は原人じゃありませんし、その存在は否定されていません。それはともかく、本当のことが書かれていません。旧石器捏造事件で藤村という人が原人の捏造をし、バレたことが。これは日本考古学界最大の醜聞とされ、2000年の話ですから筆者もよく覚えています。これは日本の恥と言えますが、それが嫌なら原人に触れなければいいのであって、わざわざ新常識とかいう本で「新たなる大発見を期待したいところです」じゃねーよ、わざとやってんのかと言いたくなります。「新たなる大発見」なんて許さねーよ。本を買った時にここは読んでいませんでしたが、これは鎖国無かった論に劣らずムカつきますね。超特大の醜聞に触れた上、新たなる発見に期待するとは、何人が書いたよ?と言いたくなります。

⑥ヤマト政権

大和政権でいいでしょ。どうせ同じなんだから。邪馬台だろうが、倭だろうが、当時の日本人は中国人が使ったイメージの良くない漢字を嫌って、イメージの良い漢字に書き換えた訳です。日本語の読みが重要なのであって、史料の無かった時代もヤマトと呼んでいることに違いはありませんから、表記を一々変える必要もありません。あえて変えるなら倭・大倭が当時の用語だと思いますが、これではワと呼んでしまう人が出てきてしまいます。明らかにヤマトが日本人の自称であり、ヤマトという表記だって当時の表記でないという意味で大和と全く同じです。じゃあ中国を支那と読んでいた時代は支那と呼びかえるのかという話になるでしょう(支那と呼ぶなら全て支那にするのが妥当です)(まあ支那より漢や唐、つまりカラと中国のことを呼んできたと思いますが同じことです。漢も唐もカラだから全部カラに直しますか?)。同じものを一々違う表記にするのが誤りであり、当時無かった表記をわざわざ捏造する必要はありません。

どうでもいいですが、筆者はメモを結構片仮名でとる癖があります。これは漢字を省略するためであり、平仮名よりは片仮名の方が何となく使いやすいからです(平仮名は女手とも言われ柔らかいイメージがあって、無意識に片仮名の方を使ってしまうのでしょう)。そもそも平仮名も片仮名も漢字を崩す過程で生まれたとされます。筆者は崩し字を習っておらず、単に字が汚いことを正当化する意図はありませんが、日本語を楷書で書かないのはわりと伝統的なスタイルだと思います(専門家以外で昔の手紙の類を読める人います?)。意味が分かればいいのであって(時々自分の字が分からなくなりますが)、書道をやっている訳ではありません(勿論字が綺麗なのは良いことです。誤解なきよう)。英語でも筆記体の方が(外国の実情を知らない筆者のイメージですが)寧ろ一般的でしょう?これを全部ブロック体で書けというのが、楷書で全部書けという人達に例えられると思います。いずれにせよ、字が汚い筆者は敗北必至ですが、今の時代で良かったなとは思っています。せめて自分で見るために書いているんだよ!と遠吠えさせてもらいます。筆者の昔のノートを見れば筆記体を使いたがる癖を確認できると思います。

以下続く?

物品税という歴史

2018-05-09 19:08:57 | 日記
物品税(weblio辞書)

>流通用語辞典

>物品税

>間接消費税のひとつであり、主に自動車や貴金属などの高級ぜいたく品を課税対象として、メーカーの出荷時に課税される税金。物品税は所得税などと異なり間接税であるだけに、対象品目を拡大すると大衆課税になりやすい短所を持っている。昭和59年度予算では政府予算の歳入不足を補う目的で、物品税の課税対象が大幅に拡大された。また、物品税はそのまま価格に上乗せされるだけに、消費者には値上げと映り、売行き鈍化の要因ともなる。

自分ぐらいの年代だと消費税をつくるつくらないで揉めた子供の頃にあった訳ですが(この時誰に教えられるでもなく社会党を中心とした消費税反対勢力に違和感を感じて、そのまま自民党支持層になっていったところがあります)、贅沢品にかける税金がかつてはあったんですよね。消費税に賛成したというと、消費課税に賛成なのか左翼なのかと今の子は勘違いするかもしれませんが、全く180度全然違います(白を黒と言い張るぐらいの誤りですが、日本には何故かそういう人がしばしば登場します)。消費税の前に物品税があって物品税が贅沢課税でしたから、消費税創設はそもそも富裕層に対する重税という逆差別を解消する目的があった訳です。ですから、社会党を中心とする勢力が大反対した訳です。左翼はマルクス=レーニン主義の影響を強く受けた人たちで結果の平等を重んじる人達です。筆者は物心ついた時から実力で差が出るのは仕方がない派なので(親がそうだった訳ではなく、何故か最初からそうだった訳です。社会科系統が得意だったからかもしれませんが、これは自分でも良く分かりません)、左右対立があるなら完全に右であった訳です。また左は伝統的に革新を名乗ってきました。これは旧来の保守勢力に対して革命が必要という考え方からです。今では保守の方が通りが良いのか、猫も杓子も保守を名乗りたがりますが、社会党の流れを汲みマルクス=レーニン主義の影響を強く受けた方々は、左であり革新であることを自覚しろ、嘘をつくなと言いたい訳です。自分達が何者であるか隠し嘘をつく姿勢は卑怯そのものだと言えます。労組と自ら組みながら保守と名乗れる国があるとすれば、中国だけではないでしょうか?あの国ではより左が保守を名乗ります。共産党以外存在しないも同然ですが。嘘しか言わないようなあの連中が保守を名乗って捕まらないのですから、日本は言論の自由があると言えます。

話は逸れましたが、消費税は何もないところから出来た訳ではありません。物品税という名の贅沢品だけにかける一種の消費税の代替物として創設された訳です。消費税の創設をもって、日本における消費に対する税制が始まったかのようなことを言う人は、嘘つきであるか勉強不足であると断定して構いません。税金が無ければいいなとは思いますし、他の条件が全くなければ経済はその方が伸びるでしょうが、税率がゼロなら確実に国の収入はゼロで、よって国が何かすることは出来ません。経済発展させようと税金ゼロに日本がしたとすれば自衛隊は廃止になって、きっと明日には外国軍が攻めてくるので、日本という国は消えてなくなるということになります。つまり税金は少ない方がいいでしょうが、無くなることはありません。税金にもいろいろ種類があって議論が存在することは承知していますが、税金そのものを否定する人は日本を転覆させる気なのかなという気がしないでもありません。消費税ゼロなどとのたまう人は、社会保障が伸びる中、膨大に政府の支出が削れると勘違いしているのか(民主党政権の事業仕分けとやらで如何ほど無駄が削れたでしょうか?)、法人税・所得税の激増を企んでいるのか(確か社民党は所得税を上げろと言ってましたし、共産党は内部留保云々で企業に厳しいことを言ってましたから、賛同しませんがその意味で論理は一貫しています)、はたまたテキトーなことを言って日本を路頭に迷わす無能なのかということになります。社会を動かそうという人がいい加減なことを言うのは噴飯モノですが、俗耳に入り易い意見は時に日本を動かしてしまいかねないので要注意です。夢みたいなことを語る法螺吹きを警戒するのが保守派の知恵でしょう。

別に消費税を上げれば万事OKと主張している訳ではありませんよ。消費税ゼロで万事OKというような法螺吹きが鬱陶しいので(確実に存在します。特に消費税上げる話になったら何処からともなく湧いてきます)、ちょっと歴史を語ってみようかと思ったまでです。そういう連中がじゃあ何税をとるのか何の支出が削れるのか語ることはありません。卑怯が服来て歩いているようなものです。筆者は経験上、そういう連中は左翼か左翼同然の保守(元左翼?騙されている?)に違いないと即時に推定し、後者だったら面倒くさいな、やめてくれないかなと思ってしまいます。左翼は左翼どうし仲良く団結してほしいものです。

最低賃金上げは左翼的な政策とは思っていますが、左翼的な政策がひとつあれば左翼では勿論ありませんし、日本経済を復活させていくのに右も左もない訳ですから、左翼的な政策を主張したと認識されるのは構いませんが、その部分のみ取り上げて人が左翼だと断定して言いふらすデマゴギーが存在していて、それに対して当然イライラしているので、こうした記事を書いた次第です。

中東経済小考

2018-04-17 22:20:19 | 日記
イラクと言えば宗派対立や民族対立のイメージもありますが、古代メソポタミア文明があった文明発祥の地ですよね。そろそろ情勢も落ち着いてきており、発掘が再開されているようです(最古の国際都市ウル、50年ぶり発掘再開(ナショナル ジオグラフィック)。

イラク、新たな石油パイプラインの入札(2017年12月24日)

イラク―トルコ間のパイプラインの建設の話が進んでいるようです。地元に利益が落ちるような形がテロの危険が少なく、抜き取られる恐れが少なくなるかもしれません。テロがあったらあったで、イラクもトルコも喜んで掃討してしまうかもしれませんが。

『ヨルダンがイラクとの関係強化希望』(日本イスラム連盟)

>ヨルダンとイラクとの間には、バスラからアカバに通じる、ツイン・パイプ・ラインの完成が待たれている。このパイプ・ラインが完成すれば、イラクから石油やガスが、ヨルダンに安価で供給されるだけではなく、西側市場にも送られることになるのだ。

これもテロにあったり、抜き取られたる危険性が少ないことが条件になるかもしれません。

あと気になるのは、ヨルダンに眠るオイルシェールですね。水不足で水を利用するオイルシェールは厳しいかもしれませんが、海水が使えればミラクルはあるかも?(素人考えで申し訳ありません)

>東部砂漠のRishaガス田を1987年に発見、埋蔵量はそれほど多くはないが、ヨルダン全体の発電量の1割を支えている。南部には世界第3位を誇るリン鉱石埋蔵量があり、採掘された鉱石は鉄道でアカバ港へ運ばれ輸出される。ウラン鉱石は世界の2%の埋蔵量がある。最近注目されているのがオイルシェールで、400億トンの石油の存在が推定される。ロイヤル・ダッチ・シェルとの間で開発契約が締結された。

ヨルダンのシェールオイルはロイヤルダッチシェルがやるみたいですね。

ロイヤルダッチシェル【RDS,B】は驚異の高配当6%超え銘柄(たぱぞうの米国株投資)
ロイヤル・ダッチ・シェル(RDS.B)の配当利回りが激高いわけ→RDS.B欲しい!(Grow Rich Slowly シーゲル流米国株投資で億万長者になる!)

エクソンモービルに次ぐ石油メジャー2位のロイヤルダッチシェルですが、エクソンモービルが伸びていて配当が低めに対して、ロイヤルダッチシェルは伸びてはないが配当は高いのだそうです。

アカバ(アカバ湾に面し、紅海を経てインド洋及びスエズ運河を経て地中海に繋がる)に戻りますと、紅海といえば海が綺麗でダイビングスポットとして著名です(紅海 DIVENET)。また、スキューバーダイバーの間で紅海のクルージングサファリは有名なのだそうです(紅海クルージングカイトサーフィンサファリ たびこふれ)。

カイトサーフィンとは何ぞや?


これがカイトサーフィン:パタゴニア(YouTube)

サウジ、紅海に高級ビーチリゾート計画(BBC 2017年08月2日)
抜群の透明度と色彩豊かな水中世界エジプト紅海の潜るべきダイブサイト4選(worldtrip for diving)

“ナイル川クルーズは絶対行くべき”(トリップアドバイザー)

評価かなり高いですね。下流も綺麗にすると、なお伸びるかもしれません。

スターリンの戦争ではないのか?

2018-04-11 23:00:10 | 日記
VOICE5月号の矢板明夫氏の記事を読んだのですが、「軍や保守派のなかに北朝鮮支持者が圧倒的に多い。」「習氏は保守派と軍を支持基盤としており、朝鮮戦争への参戦を決めた毛沢東を崇拝している。」とあります。そうだとすると、中国は中々北朝鮮に圧力をかけないでしょうし、実際にそのようにも見えますが、ちょっと待てよと思いますよね。朝鮮戦争とはスターリン(ソ連)の戦争ではなかったかと。

朝鮮戦争(ウィキペディア)

>これらの状況の変化を受け、同年3月にソ連を訪問して改めて開戦許可を求めた金日成と朴憲永に対し、金日成の働きかけ(電報の内容を故意に曲解し「毛沢東が南進に積極的である」とスターリンに示したり、また逆に「スターリンが積極的である」と毛沢東に示したりした)もあり、スターリンは毛沢東の許可を得ることを条件に南半部への侵攻を容認し、同時にソ連軍の軍事顧問団が南侵計画である「先制打撃計画」を立案した。また12月にはモスクワで、T34戦車数百輛をはじめ大量のソ連製火器の供与、ソ連軍に所属する朝鮮系軍人の朝鮮人民軍移籍などの協定が結ばれた。
>これを受けて、同年5月に中華人民共和国を訪問した金日成は、「北朝鮮による南半部への侵攻を中華人民共和国が援助する」という約束を取り付けた。

>金日成は人民軍が崩壊の危機に瀕するとまずソ連のスターリンへ戦争への本格介入を要請したが、9月21日にソ連が直接支援は出せないので、中国に援助を要請する様に提案があった。諦められない金日成はソ連大使テレンティ・シトゥイコフに再度直接ソ連軍の部隊派遣を要請すると共に、スターリンにも書簡を送っている。しかし返事は変わらず、10月1日にスターリン自身が金日成に「中国を説得して介入を求めるのが一番いいだろう」と答えてきた。
>参戦が中華人民共和国に与えた影響として、毛沢東の強いリーダーシップのもとで参戦が決定され、結果的にそれが成功したため、毛沢東の威信が高まり、独裁に拍車がかかったという見方がある。毛沢東にはスターリンから参戦要請の手紙が届けられたようである。

中国参戦の経緯を見る限りどう見ても大本営はソ連であり、スターリンの戦争ではないかと思います。実際に兵を出したのは中国ですから、毛沢東の戦争に見えるかもしれませんが、北朝鮮はソ連の意向を真っ先に仰いでおり、中国に出兵しろと指示を出しているのもスターリンです。この辺の経緯を押さえずして朝鮮戦争を理解することはできないと思います。

教科書の記述はどうなっているか知りませんけれども、筆者も長年北朝鮮と中国は仲良しで中国が兵を出したんだろうぐらいに思っており、スターリンの戦争だったということを知ったのもそれほど昔の話ではありませんが、もしそうなっていないなら、今の子達には正確な歴史を教えてほしいと思います。

スターリンの死後、フルシチョフのスターリン批判をきっかけに中ソ対立(ウィキペディア)が始まるとされているようですが、トップが生きている間は批判もできない独裁体制も難儀だなと思うと共に、毛沢東は伝統ある大国中国のトップですし、創業者でスターリン時代を生き抜いているせいか、次は俺の番だと思ったのでしょう、かつての宗主国であるソ連のトップを相手にかなり挑戦的な批判を行ったようです。

>1957年10月、モスクワでロシア革命40周年記念式典開催、中国共産党中央委員会主席毛沢東2度目の訪ソ、モスクワ大学で講演「東風は西風を圧す」を語り暗にフルシチョフの平和共存政策を批判。

この後いろいろあったようですが、1969年に軍事衝突が起こり核戦争の危機が到来しました。

言うまでも無く現在は経済力で中国がロシアを圧していますが(結局金正恩の初外遊先は中国になりました)、今の情勢を当時の戦争に重ねるべきではなく、その後の語り継がれたストーリーが無意味とは思いませんが、やっぱり朝鮮戦争はスターリン(ソ連)の戦争であり北朝鮮の戦争なのであって、血を流したのは中国ですが、それでも毛沢東(中国)の戦争とは決して言えないのだろうと思います。ここのところは案外重要でしょう。何故なら北朝鮮が朝鮮戦争において感謝すべきは第一にソ連になるのであって、中国としてはソ連に言われて助けてやったということになるからです。案外血の友誼は弱いのであって、だからこそ中国は北朝鮮に対して厳しい態度を(少なくとも表面上は)とったと見ることもできると思います。まぁ何だかんだで制裁に消極的は明らかですけどね。でも「血の友誼」の強弱はやはり重要な問題です。

現代日本で戦争は中々考えにくいところはありますけれども、軍事進出している国は周辺に複数ありますし、明らかに安全保障環境は厳しさを増しています。必ずしも歴史は繰り返す訳ではないと思いますが、政策決定の経緯が明らかになることは後世の役に立つことなんだろうと思います(何度も言いますが機密や重要情報を公開して「敵」をアシストしろとは言っていません)。公文書制度に詳しくありませんけれども、そういう後世の検証に資する制度であればいいとは思っています。

そしてソ連の情報はグラスノスチのせいか崩壊したせいかいろいろ明らかになっていますが、中国の情報が明らかになることはあるのかなとは思いますね。会談は相手国がありますが、国内の話し合いや独裁国どうしの話し合いなどどうやれば情報が明らかになるのか良く分からないところがあります。情報の非対称性がありますので、全部公開するのが公平ということには残念ながらなりそうにもありません。

※4月29日追記:朝鮮戦争の大本営はソ連でありその意味ではスターリンの戦争だと思いますが(開戦の意志は実質的に北朝鮮にありスターリンが許可を出したようです)、中国参戦の経緯は形式的にはソ連(スターリン)と思いますが、実質的には事前に中国(毛沢東)の強い意志があったようです。

松山市駅の由来

2018-04-09 19:28:57 | 日記
松山市駅(ウィキペディア)

>松山市の実質的な中心駅であり、四国最多の乗降人員を誇る。当駅の駅ビルに入居している四国最大の百貨店であるいよてつ高島屋を始めとして、周辺には繁華街やオフィス街が広がる。
>松山市に国鉄松山駅が開通する前からほぼ現在の場所にあり、開業当時は“松山駅”という駅名であったが、1927年に国鉄松山駅が開業することになった際に国鉄線の駅名を松山にするために、松山駅改称運動を起こされた。伊予鉄側は国鉄の駅名を「伊予松山駅」とすればよいと強く反発したが、伊予鉄の運輸課長が東京の本省に呼び出されて圧力を掛けられ、国のすることには勝てないと松山駅を国鉄に譲って松山市駅に改称することになった。

松山駅 (愛媛県)(ウィキペディア)

>国鉄の駅は市街地から離れていて、その後も松山における中心駅としての地位は松山市駅が占め続け、国鉄の駅は長距離客のみ使用するものという雰囲気が形成され、現在に至る。

高松市(ウィキペディア)

>瀬戸内海に面する港町で、かつて国鉄の宇高連絡船が就航していたこともあり、四国の玄関口として四国を統轄する国の出先機関のほとんどや、多くの全国的規模の企業の四国支社や支店、また四国電力やJR四国といった、四国全域を営業区域とする公共サービス企業の本社などが置かれ、四国の政治経済における中心拠点である。
>現在、高松市の人口は平成の大合併などを経て42万人を擁し、さらに高松市を中心とする高松都市圏の人口においては約84万人(2005年国勢調査基準)と、香川県の人口100万人の過半数に達する四国最大の都市圏を形成している。
>015年の国勢調査で高松市は、四国地方の市のなかで唯一人口が増加した都市となった。

ムカついているかいないかと言えばムカついています。高松が四国の玄関口になったのは、その場所が便利だったからなのでしょう。道路で見れば、徳島も松山や高知から見れば高松と似たようなものですが、鉄道で見れば高松しか中心になれなかったと思います。それはもうどうでもいいことです。

しかしながら、インフラは現在の状況を見てベストの整備をしなければなりません。JR四国はJR北海道と並んで負け組みとされ、高速バスが便利な時代になりました。別に国の出先機関や四国支社を移せとは言いませんが、何でもかんでも高松有利のインフラ整備が許されるはずがありません。

別に高松/香川が暗躍した証拠はありませんが、松山市駅の由来とその後のJR松山駅の有様は、知識のある地元民は皆知っており、少々ムカついている人が多いのは事実ではないでしょうか。NHK松山放送局はNHKの四国地方の拠点局であり、日本郵便四国支社、四国総合通信局は松山にあるのですが、これはお詫びか何かなんですかね?

高松都市圏の方が松山都市圏より人口が多いのも当然知っていますが、合併を進めなかったのも何かに配慮していたように見えなくもありません。

認めましょう。高松がNo1の四国の都市です。そして元々そうだったのではなく、それは官製需要によるものであることも間違いないと思っていますし、国鉄か何かに嫌がらせを受けたことも忘れた訳ではありません(名前はまだしも当時の市街から離れたその位置とその後の取り残されっぷりがイライラしないと言えば嘘になります)。

別に高松/香川と戦争する気もありませんし、四国四県当然仲良くすべきですが、それはそれこれはこれで、インフラはゼロベースで考えましょうというのが筆者の考え(拙稿:高島屋(百貨店)の復活傾向とインバウンド、関西国際空港、紀淡ルートと観光)です。別に紀淡ルートが開通したところで、四国に得はあっても損はありません(というより費用対効果が悪いと見做されれば建設されることはありません)。反対と言うならば、関西国際空港があの位置にあって、他にどうLCCでやってくる訪日客を四国に持ってくるか、四国の都市の人口でどう直通の国際便を増やすのか、是非説明してみせてほしいものです。案があるなら聞いてみたいところですが、筆者には他にまともな案は全く思いつきません。これが四国に訪日客を増やす突出したアイディアではないでしょうか?寡聞にして松山が関西空港をあの位置にするため暗躍したというような話は聞いたことはなく、筆者など神戸にあってくれれば便利だったのにと何度も書いてきた通りです。インバウンドが増えてきたのも最近の事象であり、LCCで増えたというのも同様です。それを踏まえると紀淡ルートしかないな(少なくとも検討して可能性を切ってからでないと他が考えられない)と気付いたのは、記事を書いた頃であり、四国新幹線の話が1年弱前に来た時はフ~ンという感じでした。別に可も無く不可も無く採算が合うならばぐらいなものでしょう。四国には高速道路もあり空港もあります。高縄半島を回るなら費用と時間がかかり、回らないなら今治が取り残されるのが四国新幹線です。整備新幹線や本州四国連絡橋は無駄の象徴とも言われ地方の我侭と叩かれてきたのも事実です。訪日客を呼び込む新戦略と四国八十八ヶ所の盛り上げ、国土の均衡ある発展ぐらいのインパクトがないと次世代の四国のインフラは構想できないと考えますが、如何でしょうか。

大きなインフラを建設すると後世にかなり大きな影響を残します。それが時の権力者の嫌がらせによるものであってはなりません。あらゆる角度から検討し四国四県にとってベストと思われるアイディアが当然最優先されるべきです。別に道州制じゃありませんし、四国四県に上下関係は存在しない・・・ということになっています。四国新聞社が何処の新聞社か、瀬戸内海放送の本社が何処にあるのか知らない訳でもないということも付け加えておきますが(四国銀行は高知のようですね)。

南海道(ウィキペディア)は紀伊・淡路も含まれ、阿波(徳島)の三好氏(ウィキペディア)は戦国時代に四国東部のみならず畿内一円に大勢力を有し、三好政権を築いています。寧ろ歴史的には畿内(関西)への窓口は徳島じゃなかったでしょうか?今でもストロー効果が強烈なのは徳島だとも言われます。関西に近いのはメリット・デメリットあるでしょうが、近いところを繋ぐのが当たり前の話であり、何故四国架橋で当たり前のルートが外されているのか疑問なしではありません。徳島藩は淡路島を有していましたが、維新に功があった高知県に編入された時に徳島は淡路島を失っています。別に戻すべきとも言いませんが、関西空港には和歌山着のフェリーから南海電車で徳島から行けるにも関わらず、バスでグルっと回る人が大半のようです。と言いますか香川を含め四国の如何なる場所からでも紀淡ルートがもっとも関西空港に近いルートであることは明白だと思います。

知的財産権雑感

2018-04-08 19:18:34 | 日記
ネコにもわかる知的財産権

何ゆえネコよ・・・とは思いますが、このページから知的財産権を少し考えてみます。

>産業財産権)産業財産権には、主に特許権や実用新案権などの発明に関連する権利が含まれています。産業分野における知的権は、この産業財産権に含まれています。

ほうほう、中国の産業財産権ってどうなっているんだろうかと思って検索し、データで見る中国における知的財産権の現状(知財情報戦略室 弁理士 山口和弘)を見つけました。日本の産業財産権を保有する企業が受けた模倣被害(製造)の原因のツートップが中韓になるようです。これは日本に対する「復讐」でしょうか?また、中国の特許は伸びているようですが、質に問題があるとも言われます。現状では中国の特許が脅威というよりは、勝手にドロボウするのを止めてくれという状況のようです。

中国で頻発する商標権の問題(水戸市の法律事務所なら弁護士法人はるか)によると、「先日、東京都内の「大江戸温泉物語」と全く同じ名称の温浴施設「大江戸温泉物語」が上海にオープンして話題を呼んでいます。同施設は日本の大江戸温泉物語から商標権の使用許可を得ていると説明していますが、当の大江戸温泉物語側は無関係であるとコメントしています。」「米アップル社が「iPad」を中国で販売したところ、中国で「iPad」の商標登録をしていた中国企業が、自らが有する「iPad」の商標権を米アップル社が侵害していると主張して販売差し止め訴訟を起こしました。この争いは米アップル社が中国企業に対して約48億円を支払うことで和解するに至りました。」だということのようです。大江戸温泉物語はかなり研究して似せたようですが、客は入っていないとのこと(パクリ騒動のニセ「大江戸温泉物語」は今(2017年8月14日 16時13分 ナリナリドットコム)。グッズ販売店は「くまモン専門店」だそうで、嘘だろオイです(撤去されたとのこと)。中国にアップルが敗訴したのも良く分かりません。先に登録したものに権利があるのは日本も同様のようですが、日本人がiPadを登録してアップルを訴えるなど考えられませんね。良く分かりませんけれども、中国が悪いんじゃねえのという感じです。iPadを使ったでアップルを訴えるとか、体をはったギャグなの?という印象ですが、それでも勝ってしまうのだから(1200億円が48億円になったようですが)、世の中何が起こるか分からないところがあります。

>著作権)著作権は、「思想や感情による創作」を保護する為の権利です。近年、著作権の適用範囲などの見直しが行われていることで、少しずつ認知度が高まっている知的財産権と言えます。

著作権と言いますと、TPP11が想起されますね。

TPP11「知的財産」項目凍結で大筋合意へ!しかし別の懸念も。(サムライツ知財事務所 2017年11月15日)

著作権の保護期間を米国にあわせて70年にするという条項は凍結になっているようです。延長の経緯に関しては下のリンクを参照。

「ミッキーマウス」の著作権を守るため、これまでどのような著作権法の変更が行われてきたのか?(Gigazine)


How Mickey Mouse Keeps Changing Copyright Law - Art Law Journal

>回路配置利用権)回路配置利用権は、コンピューターや家電製品の心臓部である半導体集積回路のパターンや、半導体内部のトランジスターの数といった半導体集積回路の性能を決定する要素を保護する知的財産権です。


中国の半導体政策は「無謀」、各国の警戒も強まる (1/2)(eetimes.jp)

今のところですが、鉄鋼のようには上手くいっていないようです。上手くいってもらったら困りますけどね。

>育成者権)育成者権は、品種改良を行って作った新品種の植物を保護する為の知的財産権です。近年、日本で開発された新品種の種や苗が流出し、外国で栽培されて逆輸入されるというケースが増えてきたために生まれた、新しい知的財産権です。

韓国が日本のイチゴをパクったという話は有名です。農水省は滅茶苦茶韓国を警戒しているようです(韓国における育成者権取得・権利侵害対策マニュアルは103ページあります)。中国も同じですね(中国における育成者権取得・権利侵害対策マニュアルは73ページ)。「韓国 モンサント」で検索したところ、もう撤退したようですが、monsant de aewolなるカフェが出てきて驚きました(oが抜けてますが、カフェにモンサントってというのがまず一つ、使っていいの?がもう一つ)。「中国 モンサント」で検索したところ、バイエルのモンサント買収 中国が条件付き承認(化学日報工業)が出てきて、アメリカはドイツに売ったんだっけと思い出しました。まぁいずれにせよ、農業関係も中韓要注意だと思います。

>肖像権)私たちの最も身近に存在すると言っても過言ではない知的財産権です。肖像権は、基本的人権で保障されているプライバシーの一部であると同時に、公人にとっての財産権でもあるのです。

肖像権に関して財産権と言いますと、パブリシティ権(ウィキペディア)と言った方が正確のように思えますが、「日本において初めてパブリシティ権を認めたのはロッテが映画『小さな目撃者』の一部分を広告として使用したことがきっかけで起こされた「マーク・レスター」事件(東京地方裁判所昭和51年6月29日判決)である」だそうです。

>アイデアは権利では守られない?)しかし、これらの知的財産権によって保護されるのは「形になったアイデア」だけなのです。しかし「文面で明文化されたアイデア」にも知的財産権は生じるので、アイデアが思いついたら図面や文面に書き起こし、日付と署名を行っておいた方が良いでしょう。

アイディアも守られるそうですね。

高島屋(百貨店)の復活傾向とインバウンド、関西国際空港、紀淡ルートと観光

2018-04-01 20:29:24 | 日記
日経新聞(日曜版)(4月1日)(1面)に「高島屋10年ぶり高利益」とあります。訪日客消費が牽引し、格安航空会社(LCC)の増便や対人民元の円安傾向で関西地区を中心に中国などから買い物客が増えているようです。

高島屋の業績と年収の推移(ニッポンの数字)を見ると、確かに少子高齢化や産業構造の変化に関わらず、業績はアベノミクスの影響か反転しているように見えます。

本日産経新聞の1面見出しは「関空 年4000万人受け入れ」でした。国内線を国際線に変えて国際線エリアを拡張するようです。代わりに伊丹や神戸空港を活用するのでしょう(神戸空港が民営化 関空・伊丹と一体運営 日経新聞 2018/4/1 10:10)。西日本のハブ空港は事実上韓国の仁川が担うのだろうと考えられます(韓国にあるのに日本のハブ空港?仁川空港が色々とすごい NAVERまとめ)。残念ですがゼロから構築はもはやできませんから、これはもはや止むを得ない話なのだと思います。仁川は韓国の首都ソウルにほど近く国際線の巨大な官製需要が存在します。シェアを奪いにいったら韓国も値下げなど対抗してくるのは確実ですから、高コストローリターンが目に見えている明らか過ぎるババをワザワザ引くのではなく、韓国が人と資金を出してつくった空港を活用して、他に資金を振り分けるのが合理的な戦略のはずです。韓国は日本の西に位置し、動かすことはできません。仮に北九州に巨大空港を造っても、韓国は仁川を使いますし、仮に北朝鮮が仁川をブッ壊したと仮定しても、韓国人は欧州に行くのに中国を使うだけになるでしょう。ハブ空港は大きな需要と地理的特性で大体決まるところがあります。九州よりは韓国の方が人口が多いことも言うまでもありません。可能な限りの日本のベストは伊丹を潰して、神戸沖にでも巨大空港を造ることだったような気はしますが、それはもう過ぎた話です。

成田空港、3本目の滑走路新設計画 地元自治体合意へ(朝日新聞 2018年3月12日23時47分)

(保守派には朝日死ね死ね団が多いのであえて言及しておきますが、別に朝日は好きでもなく(というより護憲派が嫌いなのはこのブログの読者は理解していると思います)読んでもいませんし何処が批判されているか理解していますが(例えば拙稿「南京事件(1937年)」)、検索上位で出てきて他がそのページに見当たらないのに(投稿日時現在です。結構検索上位は変わることがあります)、一々努力して朝日を外すほど筆者が嫌っている訳ではありません(朝日死ね死ね団の考えでは仲間じゃない奴は全て朝日で左翼になるのかもしれませんが、筆者の考えでは朝日死ね死ね団が強硬保守で筆者が普通(穏健保守)、朝日支持者が左翼となります)。)※こういうことを書くと誤解を招きかねませんので書かない方が良かったですね。ネットでコメントすると、全く見当外れのコメントが返ってくることがあります。

成田空港は拡張に向かうようです。いずれは成田も関西の後追いにはなりますが、ドンドンLCCを飛ばしてインバウンドをとりにいくのだろうと思います。日本は極東の東の果てに存在し、関東は陸地が尽きるところにあります。首都の巨大な官製需要も存在しますし、いったん羽田についてからにはなるでしょうが(羽田にもドル箱の国際線は存在しそれは例外になります)、成田もハブとは言えないかもしれませんが、太平洋を越えて米大陸に向かう日本の拠点になるんだろうと思います。

いずれにせよ、関西の国際空港がまだまだ訪日客を呼び込めるなら、そこから西日本各地(中四国北陸)に足を伸ばしてもらうことも当然考えなければなりません(厄介な位置に国際空港を造ったものだと思ってしまいます。純粋に四国のことを考えると、神戸沖~淡路~徳島のラインがベストに決まっていますが、技術的要因で不可能だったのか、可能だったのに失敗したのかは筆者は知る由もありません。中国地方にとっても北陸地方にとっても神戸沖の方が望ましいのも間違いありません)。ともあれ現在の状況で筆者が可能性を感じるのは高速船から高速バスでLCCの訪日客を四国に呼び込むことです(高速船 | 関西国際空港)。淡路からのバスが国内需要の観点から厳しいのであれば、高速船を徳島に出して、徳島から国内需要とあわせて高速バスで四国に訪日客を分配させます。そうなれば、訪日客の四国への流入が現実的になってき、多言語対応が迫られてくるのではないかと考えられます。関西はまだまだ関西内だけで話を完結させており(淡路は兵庫です)、西日本各地に目を向けているようには見えません。関西空港の儲けを考えると、関西をパスするとしても空港利用者の増加は歓迎するべきことだと思います。

四国新幹線は採算が合うとも言われますが、四国全体(瀬戸大橋を使って日本の重心から徳島に流すルートが淡路ルートもありますし難しいと考えられます。愛媛の場合は高輪半島を回って今治を通すのか定かではありませんし、徳島から吉野川沿いにスーッっと通した方が周辺人口がありませんから採算ハテナですが愛媛としては早いのは早いです)のことを考えると、まず関空が需要の大きさと距離から考えて訪日客の主要な窓口と仮定すると(それか仁川・チャンギ・香港を使うか、小さい自前の国際線で我慢するかです)、あの辺な場所(失礼)からどう四国に来てもらうかを考えなければなりません。また、節約のためLCCを使っているのですから、安い交通手段である必要があります。インバンウンドを狙うなら現実的なルートを想定する必要があり、どうするか確定した後に、もう一度四国のための新幹線を考えてみればいいのではないかと思います。国内だけで右肩上がりが考えにくい現在で、国際路線を想定しない交通網の構築は効率的なものにならない可能性があります。

紀淡連絡道路(ウィキペディア)をやるかやらないか一番に確定させるのが四国のあらゆる新交通を考える上でもっとも重要だと筆者は考えています。四国新幹線を考えるならば、ここに通すか通さないか確定してから他を考えるべきでしょう。これは関空の位置と地理的な問題です(実現させよう!紀淡連絡道路 ~21世紀の関西を一大環状都市圏に変貌)。関空から大阪中心部を通って淡路ルートも瀬戸大橋ルートもしまなみ街道ルートも全て地形からは(コストが巨大でなしになる可能性はあります)次善の策に過ぎません。新幹線は高価でLCCとの相性も悪く、バスは大阪中心部を抜けるのが渋滞の問題がないか心配になります。いずれにせよ、関空について大阪をグルっと回って四国に向かうルートが距離的に優位になることはありません。

和歌山に有利で国土の均衡ある発展が図れるのは副産物ですが、目立たなかった徳川御三家(ウィキペディア)や駿府に着目した観光開発も有り得るのではないかとも思いますね。四国の雄高松藩と松山藩は親藩でした(高知県は薩長土肥で明治維新の原動力です。宇和島伊達氏は伊達氏庶流家ですが、伊達宗城は幕末の四賢侯(他に福井藩主松平春嶽、土佐藩主山内容堂、薩摩藩主島津斉彬)とされ、明治時代になると、宗城は海外事情に通じていたことから新政府の外国掛・外国事務総督・外国官知事となっています。日本において幕末から明治にかけての歴史観に多大な影響を及ぼしたのは司馬遼太郎でしょう。酔って候に含まれる「伊達の黒船」は宇和島藩の伊達宗城と、彼に命じられて蒸気船を開発した前原巧山(嘉蔵)を描いた話で、1977年の大河ドラマ『花神』の原作のひとつだそうです(ウィキペディア参照)。自分は街道をゆく経由だったような気がしますが、もうちょっと経緯は覚えていませんね。)


和歌山市観光協会 公式HP|和歌山の歴史 和歌山城

四国八十八ヶ所(四国八十八ヶ所霊場会公式ホームページ:四国全体図)は著名で四国の象徴とも言えますが(四国八十八箇所霊場と遍路道 世界遺産登録推進協議会)、一番札所は阿波霊山寺です。お遍路の開祖は讃岐国多度郡屏風浦(現:香川県善通寺市)生まれの弘法大師(空海(ウィキペディア))ですが(お遍路の開祖:弘法大師とは何者か お遍路で生まれ変わる~歩き遍路の世界~)、四国八十八箇所(ウィキペディア)は大体弘法大師が開祖の真言宗であり、真言宗の総本山は和歌山の金剛峯寺です。


総本山金剛峯寺とは 高野山

高野山も世界遺産(資産紹介 - 高野山|世界遺産を知る|和歌山県世界遺産センター)ですが、熊野古道も世界遺産で小辺路(こへち)が高野山と繋がります(高野山と熊野本宮、ふたつの聖地を結ぶ小辺路を行く。そして熊野古道は日本の神社の最高峰の伊勢神宮に繋がる訳ですね(熊野古道~伊勢と熊野を結ぶ、祈りの道~ 和歌山観光情報)。


熊野古道|熊野本宮観光協会


内宮 宇治橋からの日の出|お知らせ|伊勢神宮

日本の象徴は天皇(陛下)であり皇祖神の天照大神は太陽神ですが(東九州日向国高千穂に天孫のニニギが降臨したと神話にあります。高千穂町観光協会 | オフィシャルサイト | 宮崎県 (熊本県)阿蘇山は下高千穂と呼ばれていたとか)、日本は日の出る国であり(聖徳太子の【日出処天子至書日没処天子無恙云々】(日出処の天子、書を没する処の天子に致す。つつがなきや…)という一節がある手紙を読んだ当時の超大国の隋の煬帝は我々が日が没する国だとか同格のつもりかと激しく怒ったといいます。遣隋使 聖徳太子謎紀行)、伊勢神宮は畿内東部にあって、富士山を意識しているとも言われる東国三社も関東の東にあります(東国三社 日本のパワースポット)。(ウィキペディア)は、東は「成長」「繁盛」に例えられる事があり、部屋の間取りでも、東向きは南向きと列んで好まれ、日の出の方位から「生」または「復活」を象徴し、日本の皇室では、皇居の東側に居所を置く習慣があった事から、皇太子を「東宮」といい、大相撲の番付で同地位では、東が西より格上です(ここでは関係ありませんが、キリスト教において東はイエス・キリストを象徴する方角とされるそうです)(【キリスト教の教会は東向きに建っている?!】 神戸海星女子学院大学 / Kobe Kaisei College Facebook)。

仏教と神道を一緒くたにしていいの?と思う人もいるかもしれませんが、明治時代に廃仏毀釈をする前は長らく神仏習合だったのであって、日本が仏教を受け入れて以降1000年続いた伝統とされます。今上陛下の韓国とのゆかり発言(「私自身としては、桓武天皇の生母が百済武寧王の子孫であると続日本紀に記されていることに、【韓国とのゆかり】を感じています。 武寧王は日本との関係が深く、このとき日本に五経博士が代々日本に招聘されるようになりました。また、武寧王の子、聖明王は日本に仏教を伝えたことでしられております」平成天皇『韓国とのゆかり』発言(山本俊明のホームページ)がありましたが、仏教の伝来と皇室や神道との長い結びつきの伝統を意識された発言だと考えられます。明治以前は皇室の葬儀は仏式だったとされます(前方後円墳があった時代は怪しいでしょうが)。ちなみに百済に対しては日本は救援の兵を送っているんですよね(唐と新羅の連合軍に破れ百済は滅び、結局新羅が(漢の楽浪郡を始めとした漢四郡を除けば)初の朝鮮半島統一国家になります。当時の天智天皇は水城(ウィキペディア)を築いて唐や新羅の侵攻に備え、近江(滋賀県)に遷都しましたが、崩御した後、壬申の乱が起こって(この時吉野(奈良)を出立した弟の天武天皇は伊勢を経由し美濃(岐阜)において東国の兵を集めて近江朝廷軍を破り、即位しました。天武天皇は伊勢神宮をはじめとした神道と仏教の振興政策を行い、日本書紀の編纂を命じ、日本の国号と天皇の称号を定めたと言われます。ただし、現在の皇統は天智天皇の系統です)(日本はこれに懲りたか、三別抄(高麗王朝の軍事組織)や鄭氏政権 (台湾)の救援要請を無視しています)。

日本からはあの空港がランクイン!世界のベスト空港ランキングTOP10(RETRIP)

1位は3年連続でシンガポールのチャンギ国際空港、旅行客の利便性を追求しているのだそうです。おもてなしの精神でしょうか。2位は仁川国際空港、3位がミュンヘン空港で、4位が香港国際空港、5位にようやく日本の羽田空港、7位に中部セントレア空港が入ります。関空や成田の名前はありません。

高島屋大阪店(本店)の3~8月売上高が全店で1位!前年同期比9.2%増の674億円を記録(再都市化 2017/10/13 2018/01/12)


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「日本一」の観覧車は外国人にウケる? エキスポランド跡地に建設計画 (2/4ページ)(SankeiBiz 2013.9.19 06:00)
>「今時、観覧車で人が呼べるのか」。そんな冷めた声もささやかれるが、世界では、観覧車の建設ラッシュが続く。

観覧車のあるマリノアシティ福岡はインバウンド外国人増加中(福岡のインバウンド求人転職)


【いよてつ高島屋】大観覧車くるりんに透明なシースルーゴンドラが登場!(海賊つうしん。)

松山市のもうひとつのランドマーク大観覧車くるりんが訪日客で賑わうといいですけどね。

百貨店4社、全社増収=訪日客、富裕層が好調-12月(時事 2018/01/04-18:46)

>商品別では高級ブランド品や化粧品のほか、気温の低下を背景にコートや手袋などの販売が伸びた。各社の免税売上高は2~6割のプラス。

2018年2月の外国人観光客売上・来店動向【速報】(日本百貨店協会 2018年3月22日)

>2.外国人観光客に人気のあった商品 第1位 化粧品 第2位 ハイエンドブランド 第3位 食品 第4位 婦人服飾雑貨 第5位 婦人服
>3.免税手続きカウンターの来店国別順位 第1位:中国本土 第2位:韓国 第3位:台湾 第4位:香港 第5位:タイ 第6位:シンガポール 第7位:マレーシア

中国人女性が「高級コスメ」を買いまくる必然 訪日中国人の化粧品購入率はダントツだ(東洋経済オンライン 2018年01月30日)
世界の化粧品メーカーが狙う「化粧をしない中国人」 高い美への関心、化粧品は"普及前夜"【中国マーケット点描】(中国マーケティングラボ)

化粧品を中国人が買っている状況が分かりますが、中国人が化粧品を買う理由はすっぴんの時代が長かったからのようです。皆やっていないからやらないみたいな。まだまだ成長市場なのかもしれませんね。中国の場合は供給が需要をつくるところもあると思います。

狙われる日本?観光客装い高級ブランド店狙う実態が明らかに…被害は数億円規模に拡大も マレーシア人多発詐欺事件(2017/12/05 JAPAN style 訪日ビジネスアイ)

華僑系のマレーシア人による偽造クレジットカードを使った詐欺事件が多発しているのだそうです。お気を付けを。

化粧品、婦人服上回る 17年世帯支出が逆転へ(日経新聞 2017/12/29 21:01)



>アパレルコンサル、小島ファッションマーケティングの小島健輔代表は「半年や1年後のトレンドを供給側が決め消費者に押しつけてきた」と指摘する。ネット社会は流行の情報が瞬時に広がりアパレルメーカーが主導権を握れない。セールに頼る慣習も続いている。

>化粧品業界は迅速に高齢化に対応し、アンチエイジングをはじめとする女性向け商品を増やした。ポーラなどはしわ改善効果のある医薬部外品を発売した。かつてしわ対策製品は目立たなくする効果しかうたえなかったが厚生労働省の承認で改善効果をアピールできるようになった。

日本の場合、リードタイムが長くても売れた成功体験が忘れられずに、供給が需要をつくると思っている体質をアパレルは引きずっているんでしょうね(拙稿:物流業界を考える(需要予測))。流行遅れの服をセールで売るようではファッションに敏感な層の消費が伸びるはずもなさそうです。化粧品はファッションほど流行に左右されないのが良いのだと考えられます。

また、トレンドとしては、流行を追いかけるのに現代人は疲れているのかもしれません。流行をつくらないファッションが新時代のファッションなのかもしれません。

流行ファッションに乗らない人が本当のオシャレさんだと言える14個の理由(生活百貨)
ファッションの流行を追うのに疲れた人(ガールズちゃんねる - Girls Channel)

いずれにせよ、ファッションは下がる一方でインバウンドでも勢いが薄い感じ。リードタイムを短くして需要予測を的確にしてセールを無くしていくか(あると分かっていると買い控えもあると思います)、流行に疲れた人をターゲットにしていくかそういうことを考えやっていかないと、今の傾向は続くのだろうと思います。

ハイエンドブランドが2位ですが、多分バッグとか財布とかそんな感じじゃないですか?(やっぱりブランドバッグと言えばこれ!人気バッグを調査♪ pb 2016-02-25)ヴィトンのバッグが丈夫で人気みたいな。ブランド小物好きな人っていますよね。時計もそうですが。毎年毎年買い替えとか買い足しはよほど好きじゃないと疲れますよ。

婦人服飾雑貨より婦人服の方が下なのも何か象徴的です。

少し話は逸れますが、これまで調べた中で何となく雑貨って売れてないのかなと思って検索したらビンゴ(伸び率+10.1%(17位/123業界))。雑貨業界は伸びているようです(雑貨業界 業界動向サーチ)。良品計画が引っ張っている形ですが、多品種少量生産で個々人の好みで自由に買う時代になりつつあるのかもしれませんし、それほど儲けはない業界のようですが、毎年下がる業界よりは精神衛生上良いかもしれませんね。地域の特色やつくり手の特色も出せそうですし。無印良品はやはり訪日外国人にも人気があるようです(訪日中国人の「日本で買いたい」ランキング発表!「無印良品」人気を口コミから徹底分析 中国消費の次のトレンドは「寝室・キッチン」などのプライベートな空間に?)。

【爆買いの次に来るもの:3】食品の爆買い、ネクスト・ビッグウェーブは?(HANJO HANJO)

3位の食品に関して言えば、ドンキホーテがインバウンドで人気があるみたいですが、大事なのは見た目だそうです。中国人は自分の旅行の状況をSNSにリアルタイムに発信しており、そのため、知名度とともに“写真映えする食べ物”が人気を集めているのだそうです。

データでわかる訪日中国人(訪日ラボ)訪日中の買い物代 161,974円
データでわかる訪日香港人(訪日ラボ)訪日中の買い物代 72,145円
データでわかる訪日タイ人 訪日中の買い物代 53,695円
データでわかる訪日韓国人(訪日ラボ)訪日中の買い物代 22,195円

台湾は中国に次ぐお得意様のようです。タイ→シンガポール→マレーシア→韓国となるようです。多分何かの見間違いです。