観測にまつわる問題

政治ブログです。「保険」「相続」「国民年金」「AIロボット」「運輸エンタメ長時間労働」「GX」を考察予定。

ベトナムがC国を過剰に怖れなくなる条件

2023-09-29 13:12:54 | 外交安全保障
技能実習生は、帰国後に技能を活かせている?ベトナム人実習生たちの帰国後における就職状況について(JINZAI BASE.2023-02-04)

ベトナムは(タイ・フィリピンに比べても)帰国しても突出して仕事がないようです。だから条件が悪くても日本によく来るのでしょうが(犯罪も少なくないと)、(TPPに入った共産主義国である)ベトナムは資本主義を取り入れて仕事をつくる気はあるんですかね?

先軍と称して、国際的な非難や制裁があることを除けば、ローコストハイリターンのようにも見える先核政治を進める某国は例外として、(ロシアのウクライナ侵攻で明らかになったように)防衛を支えるのは経済です。経済はベトナムがC国を過剰に怖れなくなる条件でしょう。技能実習がキャリアアップになって、本国経済を育てるなら、意義もありますがね。

習近平国家主席の中国

2023-09-14 07:43:34 | 外交安全保障
習近平主席は(抗日戦争を誇る)紅二代出身ですが、紅二代の影響力は薄まって、独自の習近平派閥を形成しているようです。問題は習近平主席本人が日本のことをどう考えているかですが、福建閥のドンとしての習近平主席は、日本人が考えるより、沖縄・尖閣に拘っている可能性はありますね。

習近平主席が台湾に関して特に強硬なのも、国共内戦で中国本土を勝ち取った人達(紅二代)出身で、福建閥(台湾語は福建語の分派)のドンだからなんでしょうね(台湾野党は騙されていません?)。そういう人を中国人は「選んだ」とも言えます。

習近平を支えるのは福建閥と浙江閥の二大派閥だと言います。浙江閥と(習近平以前の)上海閥の関係が私には良く分かりませんが、歴史的には日本の漢字の古い音は呉音と呼ばれ、中国南朝からは大和朝廷が発展する過程で大きな影響を受けていると思われ、馴染みがあると言えば馴染みがある地域ですが。

総力戦とキルレシオ、クリミア

2023-09-05 05:23:32 | 外交安全保障
第一次世界大戦(1914~1918)、南北戦争(1861~1865)、日露戦争(1904~1905)のいずれが総力戦の嚆矢か私には判別しかねますが、まぁ凡そその頃から、塹壕戦が発生するようになり、国家や組織の全分野にわたる力を一つに集めて戦争が行われるようになったとされます。言ってみれば消耗戦ですが、これはキルレシオ(本来は空軍用語:撃墜対被撃墜比率)と動員可能数で最終的な結果が大体計算できてしまうものと言えるのではないでしょうか?

私はロシアのウクライナ侵略はロシアを追い出す陣取りゲーム(総力戦以前の旧来の戦争)のようなイメージで発想していたのですが、案外、ウクライナ(やアメリカ)はロシアを屈服させるため、総力戦の発想でキルレシオ重視で計算していたのかもしれません。確かにロシアは兵が続かなくなれば、撤兵せざるを得なくなりますが、プーチン大統領が粘った場合、ウクライナにとっても酷(消耗が激しい)とも言えます。ウクライナとしてはロシアを追い出して、再度攻められなければ、それで勝ちと言え、どういう戦い方がいいのか私には難しい所ですが。

それは兎も角、小国が消耗戦で大国に勝つには、支援が決定的に重要になります。わりと我々の対応がウクライナの生死を分けているんですね。兵を送れないなら武器しかありません。

ところで、ウクライナの国防相がクリミア・タタール人のウメロフ氏に交代しましたね。汚職対策に実績があるそうですが、軍事素人大臣のようで、それは前任者と変わらず、まぁサポートがあれば大丈夫なんでしょうが、クリミア奪還の意志を示す意味もあるんでしょうね。まぁ(犠牲を抑えて奪還)出来るんなら、奪還すればいいと思っていましたが、ロシアに核を使わせない、再侵攻の意図を挫く大義名分も必要です。それがクリミア・タタールということでしょうか?クリミア・タタールはロシア以前のクリミアの先住民で、確かに希望者は「故郷」に戻る権利があるかもしれません。少なくともソ連はクリミア・タタールを強制移住させたのは間違いなく、ウクライナはクリミアをクリミア・タタールのため、奪取するのではなく、元々ウクライナだったから奪還するんでしょうが、クリミア・タタール人は反露感情が強く、今度の戦争で狙って動員されているとも言い、クリミアは元々誰の土地か考えられていいのかもしれません。プーチン大統領が歴史を言うなら、こちらも歴史を言ってみてもいいのでしょう。

もう一つ、ウクライナは農業大国であって、黒海の平和を力で守るためにはセバストポリ擁するクリミアが必要とも考えられます。ロシアは穀物合意を離脱して黒海を封鎖しましたよね。平和を力で守るというと、物騒に思う向きもあるかもしれませんが、ウクライナもロシアの再侵攻を怖れないで済む態勢を築かねばなりません。ヘルソン州・ザポリージャ州を奪還したとして、クリミアが奪われたままだといろいろとやりづらいとも言えるんですね。

賢く戦うとは

2023-09-02 02:53:02 | 外交安全保障
「ロシアのように損失は出せない」指揮官語る反転攻勢 長期化も(NHK 2023年9月1日)

>私たちはロシア軍のように大きな損失を出すことは受け入れられない。時間は優先事項ではない

・・・戦争の進め方を最終的に決断するのはウクライナに他なりません。ただ支援しているのは我々で意見は聞くべきでしょう。試しもせずただ支援を待つのは外部から見て拙過ぎました。また本来は防御を固める前に(戦線が膠着していた東部はさておき南部の)機甲突破も狙うべきだったように思えます(戦力が足りなかったのかもしれませんが)。気候とか地形を知り尽くしているのはウクライナと思っていましたが、ウクライナは特に戦闘民族という訳でもないでしょう。アメリカ等の意見も聞くべきです。

時間を優先すべきだったと私は主張したことがありますが、防御を固められると不味いという意味もあります(何時になるかも分からない、当初ゲームチェンジャーになる(量)と見えなかった戦闘機の支援に拘って、戦闘開始を遅らせるなと言いたかった訳です。支援もタダではなく、支援だけで勝とうとするなら、支援する気も削がれます)。徒に防御に突っ込めと言いたい訳ではありません。ドンバスも防御を固めていなかったから侵入を許した訳ですが、ロシアに防御を固める時間を与えるべきでもありませんでした。

例えは悪いかもしれませんが、ナチスはマジノ線を突破せずに北部を迂回して(アルデンヌの森を通り抜け)フランスを急襲して落しています。ウクライナはNATO諸国方面は兎も角、ベラルーシ国境を常に警戒すべきですし、沿ドニエストル(モルドバ方面)も警戒は怠るべきではありません。案外、無理と思われる急襲が戦争の勝利に繋がって来た歴史もあって、対するロシアはどちらかと言えば、守勢に回って勝ってきた国ですが、それは心に留めておく必要もあります。

>指揮官は、無人機の数はまったく足りておらず、いっそうの確保の必要性を強調しました

・・・これは直接の支援ではありませんが、日本の観戦武官の数は足りているでしょうか?戦争は常に進化しています。ロシアサイドのC国はドローン大国であり、日本は自衛の必要があるんですね。日本はドローン市場で存在感がないと思いますが、特に海を渡るドローンは自衛の観点から研究し、自前の技術を高めておく必要があります。自衛を怠るとやりかねない国があるんですね。また電子戦は重視してもし足りないということは無いと思います。

>アメリカの当局者の話として、東部の要衝バフムトに戦力を集中させるウクライナの戦略に強い不満を示し、「部隊は最も難しいとされる防衛線の突破に向けて南部に集結させるよう促してきた」と警告したというのです。

・・・実情を知らず下手なことは言えず、敵に心理的に負けてはならないでしょうが、同時に敵の実力を過小評価してはなりません。難しい地域は後回しでいいんです。ウクライナはロシアに戦線を突破されることを怖れているのか知りませんが、防御の容易な地域に誘い込むような狡猾さがあってもいいでしょう。賢く戦うのはいいと思いますが、それが結局は最速だとも思います。

サッカーに例えるのが適切か分かりませんが、カウンターで防御が整う前の攻撃が得点に繋がるでしょうし、守備を固められてもスペースをつくる等崩し方があり(結果的にそれが最速でしょう)、徒に正面突破を試みても仕方ありません。

後、無人機によるモスクワ攻撃とか心理戦を行おうとしているように見えたのですが、それはどうでしょうか?威信で統治しているプーチン大統領を舐め過ぎであって、到底そのような攻撃で撤退するとは思えず、仮に撤退を決断するくらいプーチン大統領本人、あるいはロシア世論を心理的に追い込めたとして、核攻撃を誘発する可能性もあります。それよりは戦場でウクライナは勝って、「ショイグ・ゲラシモフの首を獲る」方が領土奪還の近道であり、プーチンロシアを徒に追い込まない上策だと私は思う訳です。復讐感情を持つなと言いませんが、それで目的(領土奪還)を見失ってはなりませんし、復讐最優先だと報復合戦がエスカレーションするだけでウクライナにとって得なことは何もありません。法治国家は仇討ちを禁止し(代行し)、復讐のエスカレーションを抑えるように出来ているものです。

中国の因縁にどう対処するべきか、エスカレーション(報復合戦)は避ける(挑発に乗らない)、毅然として対応する

2023-09-01 03:48:26 | 外交安全保障
防衛費増は左派を中心に強く反対される方がいらっしゃいますが、防衛費増はC国の台頭から国を守るのに必要です。今まさに科学的根拠を無視した因縁をつけられているところですから。

防衛費は関係ないように見えるかもしれませんが、防衛費が増える前(日本の態勢が整う前)に駆け込みで因縁をつけているとも捉えられる訳ですね。日本がエスカレーションを避けることを計算して中国は今、因縁をつけている訳で、中々狡猾だと私は思います。エスカレーションを怖れず、世界で中国に正面から正しい主張を貫ける(正しくない国に喧嘩を売れる)実力があるのは、残念ながら我らが同盟国アメリカだけなんですね(まぁ欧州という単位もありますが)。

ではC国の不当な圧力は野放しなのかと言えば、WTO提訴といった手法があると思います。多少時間はかかりますが、不当な要求に屈して、次々に不当な要求をされるよりはマシな訳です。WTO提訴をするなという脅しも有り得るかもしれませんが、まさに反社の言い分そのものであって、その程度の圧力は跳ねのけられねば、国は守れません。一般に提訴は開戦の理由になりません。

WTO提訴は同様事案の抑止にしかならないという意見もあるようですが、同様事案の抑止は自由貿易体制を守るという日本の意志を示すのに有効だと考えます。水産物禁輸は最悪続いても良く、中国が科学・自由貿易体制に従うことを求めるだけではないでしょうか?中国に制裁で不当な貿易措置を止めるよう強要すべきという意見もあるようですが、WTOはWTO協定等国際ルールに基づく多角的な紛争解決手続貿易上の一方的措置によらず、自国のみの判断で、制裁措置(retaliatory measures)として関税引上げ等の貿易措置を発動することを明示的に禁じています。

TPPの加盟資格が無いとの主張に賛意もあるようですが、それをあまり声高に言うと、逆に中国が禁輸を解除したら、TPPに入れる流れになるかもしれませんよね。強要はエスカレーションの危険性もあり(因縁をつけているのは中国で、紛争を求めているように見えます)、中国が日本の水産物を禁輸するのは問題ですが、特に致命的ではないとも言えるんですね。

尖閣侵入はまだ続いています(中国は尖閣を核心的利益に位置付けており、この問題を軽視することは出来ません)。提訴は即効性にかけるかもしれませんが、永遠に結論が出ないよりマシと言えそうです。

日本大使館への投石事件も中国は日本が問題としているようです。じゃあ人民の抗議活動(投石)も主席や共産党政府に原因があるということで。テロを理由にするなよ?と思いますが、抗議をするなら平和的手法ですね。まぁ抗日テロを扇動している中国らしいと言えば、中国らしいですが。

首脳レベルで説明を求める意見もあるようですが・・・

>トリチウムは完全に国際基準を満たし、中国の原発から出されるものの方がはるかに多いことも直接伝え、中国側にきちんと説明することが求められる

・・・いや、中国もさすがにそれぐらいは知っていますよね?知らずに反対しているのだとしたら、それはそれで大きな問題です。中国が愚かということですから。いずれにせよ、中国の愚行/悪行をどう止めるかが焦点です。首脳レベルの会談もいいんですが、中国の不当な圧力に屈するぐらいなら、やらない方がいいと言えます。

原発事故を起こしたのは日本と言う指摘もあるようですが、確かに原発事故を起こしたのは日本ですが、加害者相手だったら何をしてもいいとはなりません。中国では独裁者に逆らう奴は好きにリンチすればいいのかもしれませんけどね。如何に不当でも、日本単独で中国と戦うのは中々難しいのかもしれませんが、日米同盟もあれば、国際社会も日本を支持すると私は思います。中国の不法行為に日本が対抗できなければ、アジアは無秩序化するでしょう。共産主義者は政権奪取のため、アジアの無秩序化の方が望ましいのかもしれませんがね。大体、科学的に安全に徹することが出来なければ、事故をまた起こしてしまうのではないでしょうか?政治で科学を歪めるのは勘弁してほしいところであって、中国のクレームは余計なお世話ですし、文句があるなら、科学的に反論すればいい訳で、不当な圧力は自由貿易体制に対する挑戦です。
中国は自由貿易体制から多大な利益を得てきたはずですが、独裁国家らしく、自由貿易体制に挑戦するのであれば、報いを受けることになるでしょう。何のつもりか知りませんが、科学的根拠なく、日本産品の安全を問題にし、唐突に禁輸したことは許されませんし、従わないから嫌がらせ等、論外です。

何か気に入らないことがある度、不買運動したり、嫌がらせしたりするクレーマーが来なくなったら、清々するというのはありますけどね。無暗なエスカレーションを避けるのであれば、中国の不当行為への対抗措置としてWTOへの提訴も考えられるでしょう。どっちもどっちではなく、何故揉めているかの正確な分析が必要です。いずれにせよ、中国は日本と揉めようとしているので、下手に譲歩すると、同様の行為が繰り返されるだけです。不当なクレームは端から突っぱねることです。まぁ国交断絶まで中国がするつもりなら、止めようがありませんから、台湾と国交回復するしかありませんね。中国は科学を政治で捻じ曲げる独裁国家です。共同で検査して良い未来が築けると思えませんね。反社のクレームを真面目に受け取って、自社の行為をチェックさせても、みかじめ料を払うことになるだけでしょう。不当な行為に対して譲歩するのではなく、提訴する等の方法を考えないのは不思議ですね。要は今回の中国の言動の問題点は、不当なクレームを入れ、嫌がらせを仕掛けているということです。Dr.ナイフ氏は出発点で、処理水の海洋放出を科学的根拠なく危険と考えているから、クレーマーに同調してしまうんですね。自分の過ちを認められない人が、次々に言い訳を捻り出している状態でしょう。

重要な販路が無くなれば、日本も困るでしょうが、中国も困ります。ただ科学的根拠もなく、日本産品にケチをつけるようなクレーマーに屈しては、日本の産業に未来はないでしょうね。世界は中国中心に回っていませんから。

中国からのイタズラ電話ですが、同時多発的に手法が似ており、国際電話料金も安くなく、中国人一般は特に反日行為に興味がないとも言い、工作員が主導の官製抗議活動だと私は思います。五毛党がサイバー攻撃認定されるのを避けてやっているとか?2012年の反日デモと同じですね。以前のような打ち壊しは国際世論が怖いというか、反政府勢力に大義名分を与えるのが嫌なのかもしれません。

日本共産党議員が、中国と歩調を合わせて、日本の対応を批判しているようです。科学的に安全な処理水を危険と吹聴して、国民の不安を徒に掻き立てようとする共産主義者。目的は手段を正当化すると考えているのでしょう。中国共産党とやり口はソックリです。普段から工作しているから、中国の工作を庇いたくなる。イタズラ電話は冷静な話し合いではない訳で、クレーマーのクレームに対して話し合いしようとするようなもの(思う壺ですよ)。共産党の発想がクレーマー。

何故科学的に安全な処理水の海洋放出をそこまで嫌うのか分からないですね。空中放出だったら、農産物の禁輸をするんでしょうし、因縁はつけようと思えば、何にでもつけられるので、こちらとしては安全で出来ればコストの安い方法をとれば、後は理解を得る努力をするだけなんだろうと思います。世の中には悪い人もいます。政府のやることにつけいられる隙は無い方がいいんでしょうが、この場合は科学的に安全な手法を採っているので、中国に対して特に隙を見せたと言えません。あえて言えば、一度汚染されたものは処理されても気分的に放出して欲しくない派が日本の隙です。

今回の件で日本に非はありません。処理水放出は科学的に安全だと国際的に認められています。中国は安全だと理解していながら、因縁をつけている立場。要はクレーマーです。そして不買運動ならまだしも、嫌がらせ行動に出ていて、既に実害を発生させています。

盧溝橋事件もこんなだったでしょうね。良くも悪くも(日本を追い出すため)中国が挑発して戦争を望んだのだと思います。それを日本の挑発だとプロパガンダしており、国内に同調性力がいる。感情のもつれとかじゃなく、国家の意志ですよ。お花畑に分かるか知りませんが。処理水放出に抗議しているというより、台湾を見捨てろというメッセージのような気はしますね。あるいは抑止力を整備して毅然と対応するのではなく、我々の顔色を伺えというメッセージ。日本の処理水放出をきっかけに、アメリカの対中制裁路線に同調する日本をどうにかしようとしているんでしょう。

イタズラ電話ですが、福島市は被災市でしょ。打落水狗と言い、日本は悪のプロパガンダの一環でしょうね。

在日中国大使館が抗議電話が多数かかってきたとアピールしているようですが、中国の主張を真に受ける人はあまりいないと思いますが、中国人や親中派を纏めるには効果あるのかもしれません。加害者なのに被害者ぶる。尖閣の時も同じ。

BRICSの脱ドル化を指摘する声もあるようです。日本は米ドルをたくさん持っていますから、人民元が米ドルにとって代わる心配をするのもいいんですが、恒大集団の経営危機で中国の台頭に急ブレーキがかかっていることも認識した方が良さそうです。新興国や原油大国が何のメリットもなく、中国の尻ぬぐいをするとは思えませんけどね(笑)。

特に理由なく自分より強いと分かっている奴に殴りかかって殴られる奴がいたら、病院に行った方がいいレベルですよね。戦争の原因を感情のもつれで片付けてしまう人に戦争の原因が分析できると思えず、抑止力を軽視する空想的平和主義で戦争を語ってほしくありません。感情のもつれ理論でいくと、処理水放出に関連して中国の非科学的な因縁に左右されているようでは、更なる因縁を誘発し、日本が我慢できなくなって、爆発するということになりかねません。因縁をつけられているのは日本です。ここは毅然として対処すべきです。

尖閣を中国領と主張し実力行使しているから、中国が攻めてくる可能性がある。
琉球独立工作の形跡があるから、中国は沖縄を狙っている可能性が高い。
台湾を中国領と主張しており、武力統一を示唆しているから、台湾有事の可能性がある。台湾関係法でアメリカが台湾を救援する可能性があり、日米同盟を基軸に自衛している日本も他人事ではない。
人間が判断することは科学ではなく、特に独裁者が論理的に判断するかは不明ですが、通常勝てないと分かっている戦争をわざわざ仕掛ける人はいません。だから今、防衛力の整備が必要なんですね。
勝てると誤解させないための自衛力ですし、日本は今回の件で科学的な判断を求めているだけであって、中国を特に追い込んでいる訳でもありません。中国のイチャモンに簡単に左右されてしまう左翼な皆さんは中国のスパイ同然であると、自分を客観視しましょう。

日本とIAEAの言い分が科学的です。
中国と北朝鮮の言い分が非科学的です。
日本政府の言うことは疑うべきだというのが、日本の野党にありがちな思い込みなんですね。
デマ屋の時空は本当に歪んでいる(笑)。

科学的に安全と言える処理水を核汚染水だ危険だと言い立てる中国と貿易で相互依存するのは危険かもしれませんね。中国とどう付き合うかは今後の中国の出方次第ですね。

汚染水派はまさか汚染水をALPSで処理して薄めていることまで否定する訳ではないんですよね。安全かどうかがことの本質で、処理水と政府が呼ぶのは風評被害の発生を抑えるために過ぎません。

海の水を全部飲むのではないのですから、総量で安全を語るのはナンセンスです。全く科学的ではありません。同じ分量のコーヒーを飲むとして、薄いコーヒーというのは、(カフェインの)総量が少ないということなんですね。薄いコーヒーだから、ガブ飲みしなければならないというルールはありません。左翼活動家は(国会でもその手の議員はいるようですが)詭弁が得意ですから、性質が悪い。

反対派だったら意見を聞くなら、皆反対派になりますね。何とも反対派に都合のいい意見。賛成派だろうが反対派だろうが、同じ国民=一票の価値は等しいと私は思いますが。その上で、民主主義国家において政府見解が重要です。中国は独裁国家ですから、反対意見は自分で封殺していますね。

イチャモンに平身低頭する必要はありません。世界中から孤立しているのは中国(と北朝鮮)なのでは?

処理水の排出に関連して、禁輸しているのは中国です。無論、自分で自分を追い込んでいるのではなく、日本が悪いことをしたから、制裁だと主張している訳です。

戦争は勝手に始まる自然現象ではありません。人間がやることなのであって、政府や指導者が決断して始まるものです。

日本としては中国の意図を問うしかないでしょう(習近平主席がどの程度関与しているのか)。無論、故意に因縁をつけている相手が素直に過ちを認めるはずがありません。ここで重要になってくるのは国際社会の意見です。日本だけでなく、国際社会も中国が因縁をつけているとなったら、中国も引っ込まざるを得なくなると考えられる訳ですね。

生産拠点の脱・中国、世界経済に不確実性と日銀総裁指摘したようです。中国に進出しても技術を盗られるだけで、儲からない(中国企業にとって代わられる)(中国に進出するには合弁する必要がある)のだったら、進出する意味が無いですから。ましてや強い中国は安全保障リスクな訳で。現状、世界経済が不確実になっても、許容するべきだと私は思います。

始めから説明を聞く気はなかったのかもしれませんね。日本を悪魔化して中国人を結束させるチャンスと踏んだのでしょうか(尖閣もそうですが、日本に対して好戦的な態度を示しているのは否めません)。まぁ科学の問題を無理に政治問題化したことのしっぺ返しを受けるだろうと私は思います。中国に対して過剰に好戦的な右派の方々がいらっしゃるように見えますが、日本政府がそのように動く必要はないと思います。どっちもどっちと国際社会に思われかねませんから。あくまで問題を創り出しているのは中国です。その問題に毅然として対応するので十分。

「殺すぞ」「爆破するぞ」中国からの迷惑電話各地で…【福島県】(yahooニュース 福島中央テレビ)

>着信拒否をしても、別の番号から、再び電話がかかってきて、いたちごっこに・・・工作の臭いがしますねぇ。ただのイタズラ電話と思えません。着信拒否で終了なら事件になりませんから。何処とは言いませんが、事件にしたい勢力がいるに違いないんだろうと思いますよ。

弾薬は十分か?

2023-08-24 10:23:59 | 外交安全保障
ウクライナ軍事専門家、反攻は「第2局面」 ヘルソン解放に似た進展(産経 2023/8/23)

>いま一つの問題はロシアの航空戦力の優位

・・・ロシアの空港を攻撃できればいいんですけどね。まぁ完全にロシアが航空優勢をとれていれば、ウクライナが地上で押すことは難しそうではありますが。ロシアはウクラナイの地対空攻撃を警戒して十分な航空優勢をとれていないのでは?

>対空ミサイルだが、これが足りていない

・・・F-16も必要でしょうが、現状でロシアは十分な航空優勢をとれていない(これがとれていたら、ウクライナの反攻は難しい)と考えられ、F-16を要求したのは、対地攻撃で反攻を促進する狙いがあるようにも見えます。

F-16戦闘機が数十機あっても、航空優勢はとれないでしょう。戦況を変える効果は限定的と思います。ロシアも航空優勢をとれていないと思われ、ウクライナが地対空攻撃を円滑に行えることが重要と思います。後は地雷対策が重要なようです。

ロシア軍で一番活躍していたのはワグネルとされます。ワグネルの戦線離脱はウクライナ軍にプラスとは言えそうです。

ここで日本の防衛を考えてみますと、日本は島国ですから、上陸作戦を防ぐには、(抗堪性の高い)地対艦ミサイルが重要ですね。それで88式地対艦誘導弾が開発されているようですが、防衛兵器であり、有事に某紛争地域に輸出できることが明快であれば、大きな抑止力になるかもしれません(尖閣有事は別として、それ以外の日本占領を目指した作戦の可能性は大きいと見積もられていません(日米安保がありますし)(日本が生産できないと日本の支援になりません)(東アジアの安定は日本の利益であり、つまり強い台湾は日本の利益です)。台湾有事に巻き込まれる(日本が攻撃される)可能性をもっとも警戒すべきなのでしょうが、米軍基地等、日本が攻撃されない台湾有事の可能性も考えられます。その時、ウクライナを欧州が支援するように、日本が台湾を支援できるかを考えておかなければなりません。台湾を軍事支援して大丈夫なのかですが、逆に孤立させたら有事の可能性が高まるのであって、日本を攻撃したら日本参戦になるので、容易に日本に手出しは出来ません)。弾薬の量は十分でしょうか?(中国は強大ですが、アメリカの来援を待てるだけの能力が必要です)いざという時、弾薬等を十分生産できるでしょうか?(日本は敵策源地に近く、ミサイルの射程範囲内ではあって、支援国からの支援はあるでしょうが)

中華人民共和国が中華民国(台湾)を自国領とする理屈は何か?

2023-08-10 13:32:39 | 外交安全保障
麻生氏訪台に中国反発「もはや清国政府ではない」(ANNnewsCH 2023年8月9日)



>7日から9日までの日程で行われた自民党の麻生副総裁の台湾訪問について、中国外務省が「中国はもはや清国政府ではない」と歴史を持ち出して非難しました。

中華人民共和国が(台湾を日本に割譲した)清国ではないのは当たり前ですから、清を継承しない=台湾は割譲してないという主張なのでしょうか。しかし、清の継承国でないなら、台湾を併合する理由が無くなりますね(それとも明の継承国、あるいは「李自成の国」の継承国と主張するのか知りませんが)。南シナ海も然り。建国時の領土だけ国内を主張してくださいということになります。建国時の領土の外へ進出したら、侵略になるでしょう。まぁ(清は継承しているが)下関条約当時の我々ではないぞとイキッてみせただけかもしれませんがね。

日本国政府と中華人民共和国政府の共同声明(外務省)

>三 中華人民共和国政府は、台湾が中華人民共和国の領土の不可分の一部であることを重ねて表明する。日本国政府は、この中華人民共和国政府の立場を十分理解し、尊重し、ポツダム宣言第八項に基づく立場を堅持する。

日本は中華人民共和国の台湾に関する立場を理解し尊重するだけです。台湾が不可分と主張しているのは理解しますが、中華人民共和国の立場をそのままなぞるとは一言も言ってません。

従って中華人民共和国が自分自身で清の継承国でないとするなら、清以前の時代に得られた権利も放棄したと理解するのが通常です。中華民国の継承国家かに関しては、中華民国が存続しているので、中華人民共和国の判断に委ねることは出来ません。中間人民共和国は台湾を支配したことが無く、清の継承以外の権利とは?

中華人民共和国の立場とは清を継承するから、台湾が不可分の領土とする論法のはずです。中華民国は存在しており、中華民国が清を継承していると考えられるのですから、中華民国を倒して継承しなければ、清の権利は継承されないのであって、中華人民共和国が清の継承を主張しないなら、台湾に何の権利も無いというか、反乱軍は中華人民共和国ということになるのではないかと思います。無論、力で正統性を覆すことは可能です。そしてそれをやるとロシアと同じになるでしょう。一体全体、中華人民共和国は清を引き継がずに、台湾等に対して如何なる権利を行使する気なのでしょうか?

ポツダム宣言第八項ですが・・・

>「カイロ宣言」の条項は,履行せらるべく,又日本国の主権は,本州,北海道,九州及び四国並びに吾等の決定する諸小島に局限せらるべし

カイロ宣言・ポツダム宣言の当事者は中華民国なのであって、中華人民共和国は中華民国を継承していません。中華民国はそこにあるからです。これを覆す論法は中華人民共和国が清の継承国(だから中華民国は不法)しかないはずですが、中華人民共和国自身がその立場を放棄すると言います。そうすると唯一の清の継承国であるところの中華民国が正統ということになるでしょう。反乱軍が実力で勃興することは有り得ますが、正統性を主張することは出来なくなります。

そしてそもそもポツダム宣言第八項は日本の立場を述べたものであって、それを堅持するということは、単に日本の主権はアメリカ・イギリス・中華民国(ソ連は署名してない)が決めた諸小島に局限するということに過ぎないのであって、中華人民共和国は全く関係ありません。そしてその諸小島とは、沖縄と小笠原のことなんですね。尖閣が沖縄に含まれるのかが問題ですが、尖閣の領有を中華民国が主張したのは1971年以降、沖縄返還は1972年ですから、中華民国が尖閣の領有を主張するのは、ギリギリ時間内で、アメリカとの間で交渉がつかず、施政権だけ日本にあるという解釈になるのかもしれません(尖閣の主権が中華民国にあるか、日本にあるかは曖昧)。ただ、尖閣列島遭難 中華民国感謝状 玉代勢孫伴(1920年)(内閣官房)があるので、中華民国が尖閣の領有を主張するにしても、元々日本領だったことは認める必要があるはずです。また中華民国は日華平和条約(1952年)に尖閣の領有を主張しなかったことに関しても理論武装する必要があります(まぁアメリカに預けていただけという論法は有り得ますがね)。

ここで問題は中華人民共和国であって、中華人民共和国は尖閣を台湾省の管轄としています。していますが、1971年以降の主張はタイムアウトでしょう。中華人民共和国は中華民国ではなく、カイロ宣言及びポツダム宣言の当事者ではないからです。つまり尖閣諸島は中華人民共和国の立場から言っても、日本か中華民国に属します。そして中華人民共和国は1969年の地図で尖閣諸島を日本領と認めていますから、中華民国に渡すぐらいなら、日本領でいいやと既に決めているんですね。無論、地図一枚で領有権は決まらないとは言えますが、清の継承国としてもしなくても1971年まで尖閣を日本領と認めていたのは重いです。まぁ清の継承国の方が清が尖閣や台湾を事実上、条約上日本領と認めていたろうとなるかもしれませんが、どちらにしても日本領ですから、その辺はどうでもいいことです。問題は尖閣が日本領か否かというより、清を継承しない歴史と分断された(ただの新興国の)中華人民共和国が中華民国を自国領とする理屈は何か?ということになります。ただイキッてみせたと弁解しますかね。

最後に戦う覚悟発言と「一つの中国原則」に関してですが、いずれにせよ、武力による現状変更には反対と言うことが出来、日本・台湾・アメリカの戦う(攻められる)覚悟を問うことは挑発的でも何でもありません(戦争を抑止し、現状を維持するものであって、平和を愛する発言と言えます)。寧ろ武力による現状変更を否定しない中国が問題ということが出来るでしょう。

麻生氏、戦う覚悟発言

2023-08-10 08:26:14 | 外交安全保障
「戦う覚悟」で抑止力強化 麻生太郎氏、台湾訪問中に講演 中国反発招く可能性も(産経 2023/8/8)

中国は力を背景に自衛的な発言に反発してみせて、こちらの武装を解こうとしている訳です。北朝鮮と同じです。産経さんまで、その罠に嵌まろうというのですか?

自民・麻生副総裁が台北で講演、戦争回避のために「戦う覚悟」重要と訴え(読売 2023/08/08)

>「今最も大事なことは、戦争を起こさせないことだ」「今ほど日本、台湾、米国をはじめとした有志国(・地域)に、強い抑止力を機能させる覚悟が求められている時代はない」
・・・この発言の何処が問題なんですかねぇ?寧ろ必要な発言でしょう。

立民・岡田氏「軽率だ」 麻生氏日米台の抑止力強化言及で(産経 2023/8/8)

台湾有事にならないようにまさに麻生氏が戦う覚悟が必要と発破を掛けている(日本の場合、適切な防衛費等必要な)訳で、不透明で巨大な戦力を有し、台湾進攻の可能性等排除しない中国に外交だけを強調しても効果があると思えません。立民は力の裏付けがない張りぼて外交で中国に対抗するつもりと。

覚悟ってなんでしょうね?麻生氏もハッキリ軍事介入すると約束した訳じゃないと思うんですが・・・大丈夫?

中国の軍事費に対抗すること(防衛費2倍)を否定する人達は実質降伏論者だと思うのですが、意外と少なくありません。戦う覚悟発言で、日本の防衛意志を問うている訳で、私は妥当な発言だと思います。

「極めて挑発的な発言」 共産が麻生氏を批判(産経 2023/8/8)

>抑止力に関しては「相手に恐怖を与えることであって、まさに軍事対軍事の悪循環を引き起こすものだと厳しく批判してきた」
・・・抑止力を否定するとは非武装平和のお花畑としか思えませんね。恐怖を与えているのは、人権を抑圧し、武力行使を否定せず、周辺諸国を圧迫する独裁国に他なりません。

自衛隊を将来的に廃止する予定の共産党ですが、(攻められて)戦う覚悟もないのであれば、自衛隊は今すぐ要りませんよね。当たり前の発言に過剰反応するのは何故なんですかねぇ?中国が台湾を攻めるというのは日本は関係ないようですが、台湾関係法がアメリカにあって、アメリカの核抑止力に依存していて(日米同盟)、在日米軍が日本にありますから、巻き込まれるというか日本が攻撃される危険性はあります。反撃も駄目と言いたいのでしょうか?

武力行使を辞さないとしているのは、中国です。武力をチラつかせている「反社」に話し合いを主張したら、調子に乗って武力の行使の危険性が高まるだけです。実際のところ、戦争を煽っているのは抑止力を否定する左翼なんですね。麻生氏は受けて立つことを主張したのみで、それは左翼の降伏論を否定したということに過ぎません。だから左翼が過剰反応するんでしょう。かつて左翼は武装闘争を掲げ、警察に潰されました。武装闘争に話し合いを以てすれば、今頃日本は共産主義国だったでしょう。頭が○いている人達は過去の過ちを何とか正しいことにしたくてしょうがないのではないかと思います。

中国、麻生氏発言で抗議 「身の程知らず」(産経 2023/8/9)

巨大自慢の中国から見れば、身の程知らずなんでしょうね。我々サイドにも戦う前から諦めている人、いざという時の準備を邪魔する人が少なくないので、中国のこういう発言は功を奏しているのかもしれません。ただデタラメを言っているのはまさに中国です。

内政干渉でもありません。中国が台湾に侵攻した時、台湾関係法があるアメリカが参戦する可能性があって、その関係で在日米軍基地等日本が攻撃される可能性があるから戦う覚悟が必要としているのみでしょう。中国が日本を攻撃したら反撃するのは当然の選択肢です。力による現状変更国中国。

麻生氏「戦う覚悟」発言、台湾で波紋 与党系と親中派で賛否両論(産経 2023/8/9)

>中国寄りとされる台湾紙、中国時報は「戦争をあおっている」「台湾への善意が感じられない」と麻生氏を批判した。
・・・中国は武力行使の可能性を排除していないのですから(中国に聞いてみてくださいね)、台湾が戦う覚悟を持つのは当然。中国が口で何と言っても、それをそのまま信じて油断する人がいるから、中国も嘘をつくんですね。台湾、日本、アメリカがガッチリ防衛する覚悟をもって、行動するから戦争が抑止される訳であって、それ以上でもそれ以下でもありません。日本が台湾の味方とは善意そのものでしょう。中国のつもりですか?

自民 麻生副総裁“「戦う覚悟」が地域の抑止力に” 台湾で講演(NHK 2023年8月8日)

>日本や台湾、アメリカなどが「戦う覚悟」を持つことが地域の抑止力になる
・・・この発言の何処に批判する要素が?左翼な皆さんは抑止力カードなしに外交して戦争が止まると思っているんですかね?すみませんけど、嘘をつくの止めてもらっていいですか?というか、(戦う覚悟も無い)左翼な皆さんが我らが陣営に少なくないから、麻生氏がこういう発言をしなければならないのでは?当たり前な発言ですが、寧ろ必要な発言ですよね。

ラサール石井氏「戦争を煽ることが、抑止力になるって、意味わからん」

麻生氏は戦争を煽っていません。中国自身が武力行使を辞さないと主張しており、受けて立つ覚悟があるとしているのみです。当たり前のようですが、ラサール氏のような左翼は(中国の戦力を前に)実質降伏論者であって(違いますか?)、それを否定している訳です。藁人形論法は勘弁です。中国に台湾を攻めるつもりはないのか聞いてみるといいです。一発で正体がバレます。

麻生氏の「戦う覚悟」発言に、小沢氏が苦言、「戦争で死ぬのは若者」「この人物が、まず頭を冷やすべき」

戦争を仕掛けて死ぬのは若者。中国に言ってくださいね。そして仕掛けられたら、死ぬのは若者だけではありません。

麻生さんの「戦う覚悟」発言を叩いている人達って、「見捨てる覚悟」のつもりなんですかね。それ(見捨てること)は安易な道だから、(戦う覚悟を)実際に発言しないと台湾の人達が安心できないということだと私は思います。ウクライナじゃありませんが、次は(ことによっては先に)日本なので。

防衛費2倍に反対と言いますが、中国の軍事費は相当伸びています。アキラメロンと言いたいようですが、要は降伏しろと?中国の思う壺ですが、本気でそれをやると誇張ではなく死刑=外患誘致罪です。君国売り給ふ事勿れ。独立が大切ですが、降伏論者に限って、自民や保守に対して主権ガーと煩いようです。

沖縄知事、麻生氏発言に苦言 「戦う覚悟」巡り、中国と対話を(gooニュース 共同 2023/08/10)

中国が攻めてくることを想定して準備することによって、中国の侵略を抑止する発言です。対話も結構ですが、戦う覚悟無しでは、台湾が攻められ、日本が巻き込まれるだけでしょう。プーチン大統領と対話しようとしたウクライナはものの見事に攻め込まれました。ウクライナに必要だったのは、対話だったでしょうか?安全保障政策の強化だったでしょうか?防衛費を倍増するのは高いハードルですが、攻められたら、降伏するのではなく、戦うのだと腹を括っておく必要があります。

ウクライナの幸運を祈ります

2023-07-10 19:10:52 | 外交安全保障
宇佐美潤@UsamiJun ツイッター
>ウクライナは今は西側ですけど、このままあまり領土を取り戻せずに停戦になった場合、ウクライナの米国やヨーロッパへの信頼は地に落ちて、中国と接近する可能性があることは考えておいたほうがいいと思う。中途半端にしか助けてくれなかったから勝てなかったと逆恨みされる可能性はあるよ

ウクライナへの支援は大切ですけど、中国につくことはないんじゃないですかね。ロシアのウクライナ侵攻に対して中国がウクライナを支援した訳じゃありませんし、ロシアから今後も国を守るためにも西側の支援は引き続き重要なのでは?

今回の戦争がウクライナの勝利で終わることは重要だと思いますけど、最悪、NATOや日米同盟が機能すればいいとは言えます。ロシアに一定の成果があると、中国が今度は俺もにならないか頭の痛いところもありますが、それはそれで準備するのが常道なので。

どこら辺で停戦するかを決めるのはウクライナであって、西側ではありません。領土にどれだけの犠牲を払うかは当人にしか決められませんから。堅い防御に突っ込んでいって徒に人命を消耗するだけの価値が領土にあると思えるかどうかです。

航空優勢をとるまで戦闘機を支援してくれが本音かもしれませんが、そんな西側丸抱えの要求が通るか疑問なしではありません。ましてや中国に寝返るかもしれないと言われてしまうような人達にです。疑う訳ではありませんが、少しでもその可能性があるなら、支援する気も失せるというものでしょう。

今にして思えば、ハルキウ反攻の成功に乗じて戦闘を継続すれば良かったような気はします。武器の到着を待ったように見えますが、ロシアに防御を固めるチャンスを与えることになったようにも思われ、時間はウクライナの味方ではなかったのでは?自らを恃む気持ちが強ければ、機会を逃さなかったか。

日本も日露戦争に勝ちながら、結果は日比谷焼討事件でしたけど、ウクライナもロシアのウクライナを滅ぼす目的の侵攻を撃退しながら、一部の領土を取り戻せない結果になって、国民が怒り出す可能性はあります。それでも政治家は国民のため、最後は決断する必要がある仕事のように思っています。

ゆっくりしてるの?ゼレンスキーさん。

2023-05-23 22:45:52 | 外交安全保障
ゼレンスキー氏、G7首脳らに「7月平和サミット」開催を提唱(読売新聞オンライン 午後10:45 · 2023年5月23日)

古代中国(戦国時代)の軍事理論書で世界で著名な(武士の国、日本でも歴史的に読まれてきた)孫子の作戦篇(Web漢文大系)に「故兵聞拙速、未睹巧之久也。」とあります。
故に兵は拙速を聞きくも、未だ巧の久しきを睹(み)ざるなり。
戦争は戦術がまずくとも素早くやること(速やかに勝って戦争を終わらせること)。戦術が巧みで長期戦になることは今まで見たことがない(そのような事例は聞いたことがない)。

武器の到着を待っているのかもしれませんが、戦争は可能なら早く終わらせた方がいいです。厭戦気分はウクライナよりロシアの方が強いという計算かもしれませんが、支援疲れを甘く見ない方がいいのでは?ウクライナは支援で国を維持している状態です。最大の支援国のアメリカですが、次が共和党なら支援に消極的になるとも言われています。言いにくいことをあえて言えば、ウクライナは長距離砲、戦車、戦闘機を次々に要求しており、勝つビジョンが案外見えないんですよね。百も承知でしょうが、進軍しないと領土の奪還は無理であって、幾ら外交的圧力をかけてもプーチン大統領が引くと思えません。

戦車の供与の段階でハルキウ反攻のように機甲部隊での電撃戦かとイメージしていましたが、(空対空が主任務の)戦闘機の要求で良く分からなくなってきました。勝つのに空爆での支援が必要と考えているのでしょうか?それは戦闘機の供与で可能でしょうか?勝つイメージが見えなければ、支援の継続も難しくなっていくのではないかと愚考しますが如何でしょうか?ゼレンスキー大統領は当初早期の反攻を示唆していましたが、それを打ち消す発言に変わっています。そして今回の7月サミットの提案ですが、延期に次ぐ延期がせっかく高まった士気を下げないのか疑問に思った次第です。

最後に誤解のないよう付け加えておくと、私はウクライナの勝利を支持しており、全領土の奪還を目指して行けるとこまで行けばいいと思っています。戦っているのはウクライナに他ならず、その苦労と損害は計り知れないとも思いますが、日本の国益もあるのであって、無限の愛という訳にはいかないのも事実です。日本は(ウクライナごと)ロシアに勝った国でもあります(日露戦争)。そしてその結末は日比谷焼討事件だったんですね。民主国家にとって国民の支持は何より重要と思いますが、戦争が国民の思い通りに必ずしもならないという歴史の教訓があります。苦戦を怖れているようにも見え、やってみなければ始まらない面もあると思った次第ですが、武器の到着を待っている、支援疲れにしない自信があるというなら、ひとまずこれ以上付け加えることはありません。

追記:ウクライナ情報機関トップ “大規模反転攻勢 まもなく始まる”(NHK 2023年5月23日 6時37分)
>ウクライナ国防省の情報部門のトップがNHKの単独インタビューに応じ大規模な反転攻勢について、最小限の兵器などで近く始めることができるという認識を示しました。ただ、反転攻勢では激しい戦闘が長期にわたる可能性を示唆し「作戦の継続にはかなりの備蓄が必要だ」としてゼレンスキー大統領が参加したG7広島サミットをきっかけに欧米側による兵器の供与がどこまで進むのか注視する考えを示しました。
・・・このニュースをチェックしないまま書いた記事ですが、消したりせずそのままにしておきます。まぁまもなくが伸びているのも事実なので。