僕の感性

詩、映画、古書、薀蓄などを感性の赴くまま紹介します。

柳沢きみお 大市民日記

2009-05-24 22:47:09 | Weblog
柳沢きみおの漫画はずいぶん読み続けています。
高校の頃「翔んだカップル」を読み、映画を観て感激し、大学時代入りたての孤独を紛らわせてくれたのが、「すくらんぶるエッグ」でした。主人公の「あゆむくん」の一人暮らしがとても楽しく、ハチャメチャなどたばた劇に大いに笑わせていただきました。
そして今、週刊現代に連載されている、「特命係長 只野仁」もそのかっこよさにしびれてしまいます。
最後に、「大市民」という人生訓ふんだんの漫画も楽しめました。バブルがはじけ、ドンペリを浴びるように飲んでいたおじさんが、しがないマンションの管理人になったり、主人公の山形鐘一郎がそのおじさんをつれて、山小屋へ流星を見に行ったり、少なからずこの作品の影響を受けていますね・・・わたしは。
その続きともいえる、「大市民日記」を読んでいます。
その中のひとつのお話を紹介します。

日本人は何かにとりつかれたように、休みとなるとどこかに出かけてしまう。
そしてその結果得るものは、疲れと虚しさ。
でも懲りずにそれの繰り返しばかり。
「いいかげんにやめたらどーだ!!その愚かな行為を」

「休日は、家でじっくり楽しめ。そして近所を散歩しろ。移動にかける時間は無駄と知れ!!」

「緩やかな時間のなかでしみじみと自分の周りを楽しむ。別に美しい夕陽はどこに行かなくても手に入る。行楽地の混んでいる店で食事しなくても、家で自分の好きなものを食べたほうがずっと美味しじゃないか。」

「工夫と努力さえすれば一万が十万分の楽しさになり、出来ないやつは、十万が一万分しか使えない。」
こんな風に山形先生は流行や情報に流されないで、自分の頭を使って生きよと箴言を述べてくれるのです。

スーザン・ボイル 奇跡の歌声

2009-05-24 20:11:44 | Weblog

動画投稿サイト「You Tube」で彼女のステージが視聴された回数は、実に投稿から一週間で4300万回。今や世界規模で有名になりつつあるのが、スコットランド在住の47歳、スーザン・ボイルさんなのです。

2009年4月11日、イギリスのオーディション番組「Britains Got Talent」第3シーズンの初回に出場し、ミュージカル女優のエレイン・ペイジのようなプロの歌手になりたいと語ったところ、その年齢・容姿と夢の大きさのギャップに会場からは失笑が漏れ、審査員も呆れたような表情を見せていました。しかしその直後、ミュージカル「レ・ミゼラブル」の挿入歌「夢破れて(I Dreamed A Dream)」を歌い始めると、その天使のような美声に空気は一変。呆れていた審査員は驚きの表情を見せて歌に聞き入り、歌い終わったその瞬間、観客はスタンディングオベーションで彼女を讃えました。審査員もその実力を認め、審査員三人全員が「イエス」の評定を下し、彼女は一躍時の人となったわけです。