手紙

この映画のポスターを見たとき
ドラマ「タイヨウのうた」放送中。
だから、山田孝之＆沢尻エリカの２ショットが
孝治と薫に見えました。

ただ、それだけの理由で
みたいと思っていた映画「手紙」
でも、そのおかげで強い感動を
得ることができました。

第三者にとって
加害者の逮捕が事件の終わり。
でも、関係者にとっては
なかなか終わりにできないものと
気付かされました。

たまたま殺人犯の遺族というだけで
様々な苦しみを味わう
武島直貴。
その仕打ちは悲しすぎると思う反面、
直面した場合、直貴を理解できる自信も
ないのも事実。
この作品はフィクションですが
実際に有り得る悲しい現実に思えました。

原作をほぼ忠実に映画化していますが
直貴の打ち込むものが
音楽とお笑いという大きな違いがあります。
そのお笑いという素材が
EDで感動を与えてくれました。
その場面で流れる小田和正さんの歌声が
粋な演出に思えてなりません。

また、田舎っぽい雰囲気の少女
垢抜けた専門学校生、母親と
３つの時代を演じた沢尻エリカさんの演技も
光っていました。
ほかにも見所を挙げるとなると
枚挙の暇がありません。
今年も多くの映画を見ましたが
今年一番の感動作といえそうです。


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