ある日の電車にて

このところ、ドラマや映画、
ニュースの話題が多かったですが
たまには日常風景を書きたいと思います。
少少毒が入りますので
それが不快という方は
閉じていただいて構いません。

ある日曜日の昼、
所用で電車に乗っていたら
５人の若者が乗車。
するとその若者たちは
通路や出入り口をふさぐように座り込み。

チョット、チョットチョット。
まだ乗客は増えるのに
出入り口をふさぐのかい……。


そう思いながら注意できない
小心者の私……

そこへ頼みの綱の車掌さんが
車内巡回にやってきました。
そして案の定、その若者の前で立ち止まり
やや遠慮がちに
「恐れ入りますが、床での
座り込みはご遠慮いただきますでしょうか」
と一言。

確かに相手はお客様かも知れないけれど、
そこは毅然としないと……。
と勝手なことを思う私。

すると若者のリーダー格と
思しきハキハキした青年が一言。




「座るとこがないんだけど」








なるほど、それなら仕方がないな……。
なんて思うわけ無いでしょ！

しかも「ないんだけど」ときたもんだ。

車掌さんも困った顔して
（そりゃ、そんな返答が来るとは思わないよね）
やはり遠慮がちに
「ここは通路で、他のお客様の
迷惑になりますのでお願いします」
というと、さすがに周囲の視線を感じたのか
若者たちは立ち上がりました。

こういった若者を見ると思う。
様々な人の靴が踏んだ場所に
よく座る気になれますよね。

それ以前に言いたい。
君たち、若者のプライドは無いのかい


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ここまで小心者の私