昨日は、幼稚園へ寄贈した生ごみ処理機の贈呈式に出席しました。
冒頭、園長先生から寄贈された経緯など説明がありました。
寄贈された方への感謝状の贈呈です。
贈呈者からのご挨拶。
その生ごみ処理機を実際活用している長野の元園長先生からの挨拶
さすが元園長!子供たちが注目しています!
園児を代表して誓いの言葉を述べています。
生ごみ処理機を命名するにあたって、名前を募集した結果一覧です!
もぐもぐはうすに決定し命名しました!
この機会に恵まれたといいますか、何で幼稚園に生ごみ処理機を無償提供したのかの経緯を説明します。
今から早7年前の2006年10月に無線の業界の全国支部長会議に代理出席しました。
当時は40になったばかりで、全国の支部長は年齢的にも親世代に近いこともあり懇親会の席上で「無線機の売り方を教えて下さい!」とか言いながら酒をついでまわりました。
その時、当時信越支部長の方と深くお話が出来、実際に勉強に行きますとお願いし、同年12月に長野へ出向きました。
長野の方の会社と当社とは、同様な無線の商売を行っていましたが、代理店業務をしているメーカーが違うためある意味ライバル関係になりますが、四国と長野ではかけ離れており気持ちが良い位教えていただきました。
その際、個人的にバイオを長年研究されており循環型社会の想像を目指されているお話もお聞きしました。
虫など殺すのは簡単だが、アリ一匹生き物を人間は作る事が出来ない。
地球上の生命に邪魔なものはなく、すべてが共存している。
など、人として地球人としてためになる、基本的なお話をお伺い出来ました。
そして、実際に実践されている長野の保育園を訪ねその時に生ごみ処理機を初めて見ました。
その保育園では、給食での残さや食べ残しなどすべての生ごみを生ごみ処理機の投入し堆肥にします。
その堆肥を活用して野菜を育てます。
そして、給食で提供したり芋煮祭りをおこなったり食の大切さを教えていました。
また、畑の水は雨水タンクに溜めている雨水を利用していますし、電気は太陽光発電で補っていますし、それらの意義をアンパンマンの劇やエコレンジャー隊を園児たちで結成し活動していました。
その活動をお聞きして感動したことを今でも覚えています。
当社は、2005年から太陽光発電事業を行っていますが、自然エネルギーである太陽光発電は石油換算やCO2換算しても大変大きな意義がありますしエコエネルギーです。
しかし、太陽の光が無いと発電しないという欠点があるため完全な代替エネルギーとは思いませんでした。
当時は、地球環境破壊とか地球温暖化、化石燃料の枯渇問題などの環境問題がクローズアップされ始めた時代でもありましたし、日本は人口が減ってますが世界的にみれば、毎年8000万人というもの凄い勢いで人間は増えています。
このような状況下で、太陽光発電は環境問題のごく一部でしかないなと思いほかにも何かあるのではないかと思っていました。
そう思っていれば、神のお導きか何かわかりませんが、長野の方とお知り合いになり交流することが出来今に至っています。
話は戻りますが、翌2007年2月に四国経済産業局主催のエネ博が開催する事になっており当初太陽光発電だけを出展することにしていました。
太陽光だけではインパクトに欠けると思っていましたので、これを機会に生ごみ処理機の出展と長野の保育園の先進的な事例を紹介したいと長野の方にお願いしました。
すると、快くお引き受けいただき、びっくりしたのが実際の実機の持参並びに保育園でのエコ活動を実際に実践された元園長並びに応援団総勢8人で来ていただけました。
元園長先生には、講演もお願いし引き受けていただきましたので、香川県内すべての自治体をめぐりPRしご来場を呼び掛けました。
そのエネ博は無事に終了し盛り上がって終わることが出来たのですが、何と!生ごみ処理機を置いて帰るのでどこかの保育園か幼稚園で使ってほしいとの依頼を受けました。
エネ博 http://www.pref.kagawa.jp/USERS/s14910/kankyo/report/report64/
それから6年の歳月が流れようやく幼稚園に設置することが出来ました。
決まる時は早いものです。
幼稚園の園長先生の考えが、子供は何事も経験しなければならないという方針の基、今の園長先生になって園内に小さい菜園を儲けました。
その幼稚園は給食を提供しているので、たまねぎやニンジンの皮や食べ残しなどをコンポストという容器に入れて堆肥にすることを行いだしました。
すると、このコンポストは生ごみの発酵過程で凄い臭いが出てきたので臭いということが奥さん連中では有名になってきました。
その話を妻から聞いてそれじゃあと思い長らく眠っていた生ごみ処理機の話を説明しました。
すると、園長先生は快諾し一気に事が進み2カ月程度で設置して贈呈式まで行う事が出来ました。
これから、高松の地でこのような活動が広がればと期待しています!
今年は、3月に小学校でPTA会長として50年ぶりの校旗贈呈式にも出席できましたし、今度は幼稚園での贈呈式に関われて、何か今年は良い年になるのではないかと思っております。
とにかく長野の皆様方ありがとうございました!