先週木曜日は、陸上無線協会四国支部運営委員会がありました。
当方は2年前から四国支部長をさせていただくことになり今回も冒頭挨拶をさせていただきました。
挨拶では、
数年前のMCA無線の周波数移行の特需、来年の6月に向けてタクシー無線や消防無線などのデジタル化、移動系陸上無線局の一斉再免許という大きな波を迎えますが、この波が大きく高くなった分落ち方も激しく今後、どうしていくか。
大きな課題となっています。
今年の11月に赴任された四国総合通信局長を表敬訪問し、このような状況の中なんとかして欲しい(施策)とお願いをしてきました。
今日は、少し時間に余裕があるので、支部長会の話もしますと、支部長会は年3回あって、2回東京で、1回を地方で開催しています。今年は四国の予定でしたが、北陸新幹線の開通ということで、今年は金沢に譲り、来年四国小豆島を提案しました。
ただ、小豆島だと日程等色々支障がありそうだということで、現在別の場所を検討しています。
この中で北陸局長の講演がありましたが、今、ブームになっているがホテルや飲食店などが高額設定になってきており、このままだと北海道新幹線が開通したらブームが終わってしまうとのこと。
また、新幹線そのものもこのままでは、また、航空機に戻ってしまうアンケート結果も出ているようで、最大のネックはトンネルが多くて、タブレットやスマホが使用できないという通信インフラが問題となっております。
総務省では、トンネル内で使用できるようにする事業者のへの補助制度を進めるとのことでした。
そもそも、金沢自体が加賀百万石に満足していて、福井や富山に比べて観光や企業誘致の努力が足りないので、このままだと一過性のブームになってしまうという事のようです。
また、幕張のIotの端末機の展示会に行ってきました。
まだ、試作の段階ではありますが、通信料も安く利用が広がることと思われますが、地元の業者が扱ったりできるのかについては、そこまではまだ考えていないとの事でした。
今まで無線が活躍していたダムの管理などに利用できるため、雨量計などに携帯端末などを設置して情報をクラウドで一元管理してデータを管理事務所で提供するため従来の機器は不要となり設置工事や保守メンテナンスもほとんど必要なくなるためこの業界はますます萎んでしまいます。
なんとか地元業者と一緒に出来る仕組み作りに期待したいところです。
こんな感じで挨拶しました。
挨拶でも述べているように、MCA無線の周波数移行やタクシー無線のデジタル化などの大きな波の特需がここ数年続きました。
これが全て一気に終わります。
波が高い分落ち方も激しすぎて、しかもIOTなど新しい仕組みが登場し従来の既得権益的なモノが崩されようとしています。
落ちながらもサーフィンのように、波に乗り続けまた大きな波を捉える事ができなければ水没してしまいます。
波乗りの技術を習得しなければ!