昨日は、マリンライナーで岡山へ行く道中にいろいろ考えました。
考えるきっかけになった記事には、
四国のJRの鉄道利用者はこの20年で3割近くも減ってしまいました。
四国の人口も1985年の約430万人をピークに、2035年には315万人になると予想されています。
3割近くも減った原因は、自動車中心の社会構造に持っていったことで、たとえば高松~松山の移動は、JRの鉄道でも高速バスでも旅程時間がさほど変わりません。高松~高知も同じです。
また、高松~神戸や大阪になると、岡山から新幹線を利用するため鉄道の方が早く2時間程度ですが、バスは料金がかなり安く3時間~3時間半程度で移動できるため、1時間早いメリットが活かされていません。
徳島に至っては、鉄道利用よりバスの方が早く3割近くも減ったのもある意味仕方ない事かもしれません。
ちょっと前の記事で、フリーゲージトレインや四国の鉄道の高速化について書いてありました。
それには、フリーゲージトレインで岡山から連結できれば一番メリットが大きいが、それが無理でも特急の時速80Kmを150Kmにすべきだとありました。
これが実現すれば、高松~松山や高松~高知間は1時間程度となり2時間半かかるバスより圧倒的な時間差で鉄道利用が増えるような気がします。高松~徳島にいたっては30分程度となります。
高速道路を建設凍結と言いながら、高知など建設中の場所もあり、個人的にはその財源を鉄道にまわして四国の高速化を実現する方が将来のメリットになるのではないかと思うのは私だけではないような気がします。
65歳以上の人口が急激に増えている今、そして自動車免許が取れる年齢に達する人口が急速に減っている今、何が大事か?
と、思ってしまいました。
鉄道の旅って、好きではなかったのですが、今では、特に仕事の移動での鉄道利用は格好の読書タイムとして有意義なひと時になっています。
東京まで飛行機であれば、1時間ちょっとで羽田ですが、JRであれば4時間半もの読書タイムができます。
しかし、鉄道の高速化だけではバス利用者や若干の飛行機利用者が鉄道に戻るかもしれませんが、抜本的な解決にはならないと思います。
無人となったローカル駅そのものを役場や支所にしたり学校にしたり老人ホームでもいいでしょう、無人駅に香川県であれば若手のうどん職人に格安に貸して、うどん店を開いてもらいローカル駅のうどんツアー、高架橋の下に店舗を作って格安で若手に貸して神戸の三宮みたいな商店を作ったりと何か出来る事があるのではないかと思っています。
話は変わりますが、今日から松山出張です。
明日は、MCAの展示会並びに説明会がありますので当社として盛り上げます。