昨日は、四国総合通信局主催の「コミュニケーションによるまちづくり」と題し、高松丸亀町商店街のワンセグなどの取り組みについての講演会に参加してきました。
最初に地域の抱える問題点として、全国の商店街は衰退している。
その原因は、郊外型の大型店の出店のためだと思われがちだが実際には、昭和40年代をピークに商店街の通行量は減り続けている。
商店街の通行量が昭和40年代で年間19万人だったのが、平成20年の時点で10万人程度まで落ち込んでいる。
よって売上も、300億から100億規模へと大きく落ち込んでいる。
この原因は、昭和40年代から平成4年頃までは、地価の高騰による居住者の減少や業種の偏り、市街地の膨張が上げられます。
平成7年以降は、大型郊外店の出展ラッシュなどの流通の変化により大量生産・大量消費の購買スタイルになった。
商店街の居住者は、1000人程度から今では75人にまで減ってしまったとのこと。
ここまで聞いた段階で、高松丸亀町商店街は単に箱物を建てているというのではなくかなり実態を調査した上で計画をしているんだなと思いました。
また、郊外店の影響ではなく地価の高騰や市街地の膨張が原因で昔から減ってきていたり、商店街近辺に住んでいた方が1000人から75人と街の無人化も大きいダメージになっていたとのことで、そういえば、昔はドーナツ現象の表現をしていたなと思い出したりしました。
続いて再開発へと話は流れ、情報伝達の話題になりました。
インターネットの普及やブログ・SNS・Twitterなどの誰でも使えるメディアが増えてきており、1995年の情報量を1とすると、2006年では1995年対比で637倍と急激に増えています。
従来のテレビ・ラジオ・雑誌・広告などの一方通行な情報から、インターネットの普及により双方向の情報のやり取りができるようになっています。
ですから、今流行のユルキャラやご当地キャラクター、イベントや強力なテナント招致ではもはや活性化できない、そのエリアに住んでいる人が幸せになれるかどうかとか、そのエリアに行けば楽しいなど共感を生み出すコミュニティーが必要だそうです。
ですから、地域限定ワンセグを実証実験しており、これから放送の中身についても強化して行きたいとのことでした。
当社としては、何とか一緒に参加して面白い事が出来ればと思っていました。
しかしながら、商店街の方々はかなり勉強されていますので、四国の情報通信の雄を目指している当社にとっては、もっと勉強せねばと思ってしまいましたし、そのようなことにチャレンジしていかないと先が無いとも思いました。
勉強あるのみです。
さて、その夜はキワニスクラブのクリスマス会があり、担当委員会の私は写真撮影係りでした。
撮影係りとあって、席についてゆっくり飲食するヒマはありませんでしたが、皆さんが楽しんでいる姿を撮影しながら楽しいひと時を過ごす事ができました。
また、通常の昼の例会と違って酒が入り、その道では秀でた方ばかりですが、それぞれの方の面白いキャラクターが出てきてその辺りも楽しめました。
演出も面白く、当社も儲けて同じことができればと思った次第です。