vagabond moon

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少しずつ、春。

2012-03-17 07:54:09 | 人間は考える葦である
被災地のがれき処理を受け入れる自治体が増えているようで、
とてもうれしく思います。
放射能に関してナーバスになるのはしようがないし、大切なことでもあるけれど、
必要以上にバリヤーを張るのは、助け合いの精神に反する差別的行為です。



原発から岩手の被災地までの距離は、
ほぼ首都圏までの距離とおんなじ。
ホットスポットも内陸に集中しているようなので、
飛散した放射能はゼロとは言えないにせよ、少量であるのは明白です。



検査をパスした宮城、岩手のがれきを早々に処分して、
福島の放射能汚染の除去に前向きに取り組まないと、
住民の健康被害が増えていく可能性はなくなりません。



のらりくらりと原発を可動させようとする動きにはため息が出ます。
広島、長崎、福島。
原子力によってたくさんの市民が犠牲になったのに、
はっきりとした指針を打ちだせないこの国の裏側には、
どんな力がうごめいているのでしょう。