10年以上前のこと、
大阪ムジカジャポニカの楽屋に、
ギターが置いてありました。
ボロボロのヤマキのギター。
でもサウンドと弾き味が素晴らしく、
いつの間にか出番を忘れて夢中で弾いておりました。
周りは、やれギブソンだ、マーティンだ、と五月蠅いけれど、
わたくしはあの日からずっと、
ヤマキのギターを探し求めていたのです。
そして、とうとう出会いました。
70年代WashburnのD66SW。
米国のブランドに、ヤマキが1年ほどOEM供給していたギターです。
ネックを握った瞬間に、あ~これこれ、と、
民謡のお囃子のような声が洩れました。
指で爪弾いたあと、あ~それからどした~、と、
ピックでかき鳴らしておりました。
求めていた音です。
傷一つない新品のような個体なのも嬉しい。
新しいギターは、新しい曲を連れてくる。
それがどんな歌なのか、
我ながら、
とても楽しみです。
※コメント投稿者のブログIDはブログ作成者のみに通知されます