アストロガンガー:第26話 スペース・パンサー
-あらすじ-
ブラスターは生命エネルギーを吸い取る怪物スペース・パンサーを使って”生命体”であるガンガーを倒そうとしていた。スペース・パンサーはとある南の島に放され、島中の生き物、住人を全滅させてしまった。現場に急行したガンガーはパンサーと戦うが、生命エネルギーを吸い取る攻撃に苦戦し、内部のカンタローにも影響をしてしまう。しかし、空腹でないパンサーはガンガーと戦おうとしない。そこでブラスター1は今後の地球への影響も考えて、円盤にガンガーとパンサーを宇宙の果てに連れて行くことを命令する。運ばれる途中に何とか脱出したガンガーはブラスターの宇宙ステーションにパンサーをおびき寄せた。パンサーがカンタローの生命エネルギーを吸い取っていると気づいたガンガーはカンタローと分離、カンタローを胸のペンダントを脱出カプセルに変え地球へ。次にパンサーを宇宙ステーションに放ち生命エネルギーを吸い取られブラスター星人は全滅した。そしてガンガーはパンサーと最後の対決へ。カンタローと分離したガンガーにパンサーの攻撃は通じず、勝利したが、ガンガーは宇宙ステーションの爆発に巻き込まれてしまう。爆発する宇宙ステーションを見つめるカンタロー。何度ガンガーを呼んでもガンガーが現れることはなかった。
-感想-
ついに最終回を迎えたアストロガンガーですが、こんなに悲しい結末とは・・・。
平和な世界にヒーローは不要ということなのでしょうか?
にしても途中まではいつもと変わらない展開で、最後の展開がいささか急すぎる印象でした。
無敵を誇ったガンガーが爆発に巻き込まれて死んじゃう展開はあっけないというかえぇって感じでしたね。
やっぱり打ち切りだったのかなぁ?そういう印象がなくもないお話でした。
作画は特別よくもなく、悪くもなく・・・。
アクションについてはよくできていると思いましたね。
☆今回の見所、つっこみ所☆
見所はガンガー最後の勇姿ですね~。
ブラスター星人に宇宙の果てにつれていかれそうになって、なんとか脱出するんですが、パンサーと戦い続けると内部のカンタローがマイッてしまう。
それでも地球からは遥かに遠い場所。
ガンガーは弱った身体に残った力を振り絞って地球に近づこうと飛び立ちます。
その先にブラスターの宇宙ステーションがあったのはご愛嬌。
おそらくブラスターとの最終決戦を覚悟したガンガーは、パンサー対策もあってカンタローを分離してペンダントの乗せてその場から離れるように言うのです。
そして一人決戦の場にガンガーは向かうワケですね~。
少年との交流をしたヒーローものって結構こういうシーンが出てきますが、どの作品でもいいモンですね~。
(実写版ジャイアント・ロボとか、大鉄人17とか・・・)
この作品では悲壮感を抑えていましたが、爆発を眺めながら涙を流しガンガーを呼ぶカンカローの姿に心をうたれない人はいないと思います。
つっこみなんですが、最終回なんであんまりつっこみたくないんですがね~。
まずりえちゃん(の扱いも含む)。
前回でカンタローの秘密を知ったりえちゃんは「何かあったら私に言ってね」と言ってくるんですが、キミに何ができるというの?
まぁその心意気はいいんですけどね。
その言葉に応えたガンガーはペンダントにそのままカンタローを乗せたらいいのに、一旦地球のりえちゃんを回収させて地球の送り返すというなんとも回りくどいことをします。
なんでこんなことしたんだろう?りえちゃんは本当に何もしてないし、なんの伏線でもないんですよ!
次にブラスター13。
ガンガーとパンサーを宇宙の果てに連れていく命令を受けているのに途中で脱出された挙句、上司との連絡を絶ってどっかに行ってしまうというトンデモないヤツでした。
コイツがちゃんと仕事してりゃ全滅ってことになってなかったのにね~。
あ、でもブラスター13が生き残ってるんなら全滅じゃないよね・・・。
ま、いいか。
最後はカンタロースクーターにノーヘル、二人乗りするカンタローとりえ。
お前ら交通法規破りすぎです。
せめてヘルメットくらいしてください。
と、ついに終わってしまいましたね。
全体の感想を簡単に書くと、「画が濃いが作画は悪くない。しかしいかんせんストーリー性が低い」となります。
ナック製のアニメということでかなり心配していましたが、全然大丈夫でした。
前半は結構あれこれやってて面白かったんですが、後半ではバトルに重きをおいてしまってワンパターンになってしまいましたね。
まぁそんなに悪い番組でもなかったですけどね。
それからガンガーにとってのカンタローの位置。つまり合体する必然性の説明が劇中になかったことが面白さを弱めてましたね。
カンタローが分離しているガンガーと合体している時とどう違うのかを描いていれば、もっと盛り上がったんではないでしょうか?
すごく惜しい作品なんですよね~。キャスティングもあってたしね~。
と、ここまで好き勝手に書いてきましたが、いかがでしたでしょうかねぇ。
あくまでワタクシの感想なもんで、実際見てみたら「全然違うじゃん」ってこともあると思います。機会があったらゼヒ見てみてくださいね。
次回からは『Z.O.E Dolores, i』をとりあげます。
読み方も含めて詳しくは次回ということで。
最後に、『アストロガンガー』がスパロボに参戦できますように・・・。
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