風とみどりに! 

風の訪れる庭、みどりに戯れる日々の記録

京都清水寺、今はポケモンの時代なの?

2016-07-24 | おでかけ
京都、清水寺を訪ねてきました、
深い緑と夏空の中、いつ訪ねても感動の場所です。

清水寺は平成の大改修の最中、「今回もシートかな?」と
あまり期待しないで様子を見に訪ねたのですが、

朝の清水は人も少なく、艶やかな仁王門が迎えてくれました。


修復を終えた重要文化財、三重塔は眩しい位に艶やかな極彩色、
1632年に再建され、高さ30メートル、三重塔としては国内最大級です。


「弁慶の錫杖と高下駄」と呼ばれますが、
明治中期に奈良県・吉野で修行した修験者から奉納されたものです。
重さ90㎏以上の大錫杖と14㎏の小錫杖、12㎏の高下駄です。
力試しに挑戦、小錫杖クリア、大錫杖はビクともしません。


清水寺と言えば本堂の舞台、
錦雲渓の急な崖に、最長約12メートルの欅の柱を並べた「懸造り」
釘を使わずに組み上げた4階建てのビルの高さの木造建築です。
この舞台は、御本尊の観音さまに芸能を奉納する場所、
平安時代から雅楽や能、狂言、歌舞伎、相撲など、さまざまな芸能が奉納されてきました。

先月、NHKの「今夜も生でさだまさし~清水わく湧くオンステージ」がここから放映されました。
深夜の清水の舞台でさだまさしさんが奉納した「防人の詩」、
海はしにますか?
山はしにますか?
故郷はいくのですか?
ご本尊様に問いかけるあの歌声、
心に響く、忘れられないシーンです。

本堂を右方向から眺められる奥の院などが修復中でしたが、
その前から、本堂を眺めることはできました。
奥の院等の修復が終わると、今度は本堂の修復が始まるようです。
良い時期に訪ねられて良かったです。

音羽山中より湧き、「黄金水、延命水」と呼ばれる音羽の滝、
清水寺という寺名は、この霊泉に由来しています。

たくさんの人で行列が滝を囲んでいます。
ご利益は「延命長寿、恋愛成就、学問上達」
筧から落ちる三本の水の一つだけを選んで一口だけ飲むのが流儀、
二口飲むと半分のご利益、三口も飲むと三分の一のご利益しかいただけないそう、
三本とも飲むと願い事が全て反古になり何もご利益がいただけないそうです。
欲張ってはいけないとの戒めの教えだそうです。


朝の爽やかな空気と、緑の樹々を満喫した散策でした。

産寧坂(さんねいざか)、三年坂(さんねんざか)とも呼ばれる清水寺の参道、
少しだけ歩いて来ました、

外国語が飛び交い、たまに日本語に声が聞こえると振り向いてしまう。

世界遺産の京都、海外に広く認知されることは喜ぶべきなのか。

今は世界遺産というより、「ポケモンGO(ゴー)」の時代、

私が訪れた7月22日、世界中で大人気のゲームの国内配信が始まった、
旅行者でにぎわう京都や滋賀の観光地でも熱中する若者が続出したそうです。
「ポケットモンスター」に東寺がモデルとなった場所が登場するとか、
清水寺界わいでも、国籍を問わず大勢の人々がゲームを楽しんでいるという。

私はポケモン捕まえるより、
古き時代を学びなおさなくては。

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