風とみどりに! 

風の訪れる庭、みどりに戯れる日々の記録

シュトレン(天然酵母中種法)レシピ

2022-12-22 | パン
笑ばあちゃんのシュトレン、作り始めて10年?

試行錯誤を繰り返し、最近はこのレシピでほぼ決まりです。
白神こだま酵母で中種法、小麦粉700gで小さなシュトレン8個分。


☆生種起こし、眠っている酵母を起こすことからスタート。
白神こだま酵母 14gに温水(30℃)50g、
ダマにならないよう混ぜて5分おきます。

☆中種作り、
小麦粉リスドール(400g)、牛乳30℃(280g)、砂糖(35g)、
天然酵母は中種に全て入れてしまいます。
ニーダー10分で、ツルっと、柔らかい生地に捏ね上がります。
一次発酵(30℃)、1時間置きます。


☆スパイスはシナモン、ナツメグ、カルダモン、コショウ(3:1:1:1)


☆本生地作り(中種の完成時間に合わせて)
室温に戻したバター(180g)、塩(10g)、砂糖(35g)、スパイス(6g)、
バニラエッセンス少々を合わせクリーム状にします。


本生地用の小麦粉300gを加えてそぼろ状にします。


発酵した中種はドロッとした状態、


本生地と中種、牛乳80gを入れ捏ね合わせます。
(きれいに捏ねるために、もう一度ニーダーに5分かけます)


フルーツミックス450g、ナッツ類150g混ぜ合わせます。


30℃で40分、二度目の発酵です。


少し小さめですが8個に分割、キャンパス地に並べて30分ベンチタイム。


シュトレン型に成型、フルーツやナッツが外に出ないように。
外に出たフルーツは焼くと苦くなります。


三次発酵、30℃で30分置きます。


180℃に熱したオーブンで35分焼成。
(我が家のオーブンは上段奥が焦げやすいので、30分経過時に上下前後入れ替えています。)


熱いうちに溶かしバターを刷毛で塗ります。
バターを塗ったら即、グラニュー糖を振ります。
(コーヒー用のスティクシュガーが使いやすいです)
完全に冷めるまで、数時間置いておきます。

粉糖を振りかけて出来上がり。

笑ばあちゃんのシュトレン、覚書レシピということで。
コメント (2)
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一本杉へ

2022-12-18 | 動物画家、田中豊美さん
一本杉、初めての出会いです。
すごい迫力、でも枯れた枝の多いこと。
想像していたのはスラリと伸びた大きい杉の木、
でも、この杉はたくさんの枝を四方に伸ばした大木でした。

上部は雷で折れているそうですが、枝が多すぎてみることが出来ません。
今日の登山は、幼稚園、保育園の年長児の記念登山です。
毎年、地域の恒例行事となっています。

山の神様へ「これから山に入らせていただきます」と皆でお参り。

ここから上り坂、頑張って行こう。


紅葉の残る山道、落ち葉がカサカサ、フワフワ。

子供たちは元気、軽々と登っていきます。

「だいじょうぶ?」落ち葉の道は滑りやすいからね。

ひと休み、昔はこのあたりまでミカンの山だったそうです。

あと少し!

町が見える、学校のグラウンドが見える。

着いた!大きい木だね。

ここで大切な仕事、記念の看板を建てます。
先輩の看板がいっぱい、どこにするかなぁ。

ここからの景色最高!

また会えるかな?

バイバイ、一本杉さん

帰り道は慎重に、
ロープをもって電車ごっこみたい。

みんな揃って元気に帰ってきました。

「一本杉」園児たちのサポートで登ることにしたのは、
作品展の打ち合わせをしていた時の田中豊美さんのひと言。
「一本杉はどうなっているのかなぁ?大好きな場所だった」
タイミング良くこの登山が計画されていたので
田中さんに一本杉のことを伝えようと、同行を決めたのです。

山を登っていると田中さんから電話がかかりました。
「みんなからのメッセージが嬉しくて、涙が・・・」
「私、何処にいると思います?一本杉に向かって山登り中」

「どのあたり?」と聞かれても説明できない私。
「僕は一本杉のてっぺんまで登ったことがあるんだよ」

山の空気感、電話で届けられれば良いのにね。
こんなときはスマホ持っていて欲しいよ。


コメント (2)
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5人展、田中豊美さんのコーナー

2022-12-17 | 動物画家、田中豊美さん
「地域の画家・絵本作家作品展(5人展)」
日本を代表する動物標本画家、田中豊美さん、
小さい町の小さい会場から、大きい反響を呼ぶ作品展となりました。

私が一番見てみたかったのはこのゴリラ、
「想」ニシローランドゴリラ、
ペン画ですが、モノクロでこの表現ができるなんて、
毛の感触まで伝わってきそうです。
想像していたより小さい3号の絵、でも大きい感動の作品です。

狭い会場ならではのメリット、至近距離での鑑賞ができました。


この田舎町でたくさんの作品を目の当たりにできるなんて幸せです。


絵の前に足を止め、息をのんで見つめてしまいます。
「これって、絵なんですか?写真よりすごい!」
「樹上のハンター」ヒョウ、

ヒョウのまなざし、毛並み、木肌の感触まで判るリアルさ、
会場の入り口で足止めし、心をつかんでしまう作品です。

「赤い大地」アフリカゾウ、

絵を離れても動物の目が追いかけてくる、
1枚の絵の前で行ったり来たり・・・
「象のいる場所に自分もいるみたいな感じ」

「虎視眈々」アムールトラ、


「今にも飛び出してきそう!でも優しい目をしてるから怖くない」
「雪山でトラに遭遇したみたいな感じになる」

「テリトリーパトロール」アムールトラ、

「涼風一時」ベンガルトラ、

このトラに恋した女性、何度も絵の前に戻ってきて、
「トラが私の体に住み着いた」と言われました。

トラが大好きな田中さん、
トラに会いたくて真冬のロシアで2週間、会えなかったそうですが、
足跡を見ただけでも感動だったとおっしゃいました。

動物の絵はもちろんですが、背景のリアルさにも驚かされます。
「カラフトマス遡上」エゾヒグマ、

川の流れの波立ち、透明感、絵に吸い寄せられてしまいます。



「山上の雄叫び」ニホンジカ、

霧がかかった山、枯れ枝や草が良いですね。
Mちゃんも一番好きと言ったけど、子供たちに人気がありました。
本物の絵は世代を超えて何かを伝える力があるんですね。

「森のハンター」イリオモテヤマネコ、

今にも飛びかかってきそうな雰囲気、
写真より臨場感のあるペン画です。

「岸壁のテラス」ユキヒョウ、


思わず尻尾に触りたくなるふわふわ感、
岩肌の質感もすごい!

「微風(そよかぜ)」ツシマヤマネコ、

この絵のファンも多かったです。
ネコちゃん好きにはたまらないようです。

この作品展に11点の絵とスケッチブックなどを送ってくださいました。

「スケッチブック本物ですよね、本当に触って良いんですか?」
感動と恐れ多さに戸惑うのは絵心のある方々、

画集、絵本のコーナーも喜ばれました。
小学館NEO動物図鑑に描かれている標本画、
動物433点が田中さんの作とは知らない人々がほとんどでしたが、
「早速、孫に買ってあげよう!」の声。
田中さんへたくさんの方々からのお礼のメッセージ、
この感動とありがとうを届けたい。

「ありがとうございます」この言葉しか見つからないもどかしさ、
この素晴らしい作品と過ごせた時間、みんなの喜び、感動を共有できた日々、
私の大切な宝物になりました。


ps:この作品の写真は田中さんの了解を得て撮影しております。
素人写真で申し訳ありません。
SNSについては「僕はインターネットとか全然使えないんですよ、
人から掲載されていると言われると気恥ずかしいです」

この作品展は電話と手紙のやり取りで準備を進めました。
メールやLINEの便利さに慣れた今、もどかしさもありましたが、
数行の要点のみのやり取りではなく、いろんなお話も聴くことができました。
懐かしい時代に戻ったようで、田中さんとすごく近しくなれた気がします。

作品展の様子の写真は速達便で。

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5人展、野呂昇さんのコーナー

2022-12-15 | 作品展
「地域の画家・絵本作家作品展(5人展)」
野呂昇さんのコーナー

50歳から本格的に油絵に取り組んだ昇さん、
松阪市美術展での入賞作品を中心に展示しました。

森をイメージした作品が多く、パワーと癒しの共存するコーナーです。

右は「森の番人」中は「晩秋の森」左は「森の祭り」

自慢の絵に囲まれて昇さんは満面の笑顔です。
この一角は展覧会入賞作品とは別人かと思うやさしさ
「これも昇さんの絵ですか?」と訊ねられます。

娘さんが一番好きと自分の部屋に飾っているコスモス、
「のぼちゃん・・・」話しかける友人たち。


この作品展で私の夢が叶いました。
仲良し同級生の絵を同じ会場に飾ること。

昇さんの森に田中さんの動物、
二人のコーナーからお互いが見えるようにレイアウトしました。


松阪市美術展一席市長賞「森の祭」と「花から花へ」


左「夏草」右「森の中の記憶」



「晩秋の森」この作品は今回の会場となった市民センターに
飾っていただくことになりました。


昇さんの好きなフクロウがいます。
冬に向かい枯れていく森、その先に光るのは?
素敵な絵、これからもたくさんの人に楽しんでもらえて良かったね。

コメント (2)
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5人展、村上正さんのコーナー

2022-12-11 | 作品展
「地域の画家・絵本作家作品展(5人展)」
村上正さんは、多気町片野八柱神社の「長龍神事」を11年間描かれ、
二科展で10回の入選をされています。

迫力のある大きい絵、
このコーナーに入ると祭りの中に迷い込んだ不思議な感じ。

優しい村上さん、この絵のパワーとが結びつかないです。


村上さんは高校生の時、田中豊美さんに絵を習いました。

力強く羽ばたこうとするコンドル、
田中豊美さんから頂いた絵を村上さんが模写されたものです。

田中さんと同じ会場での作品展、遠い日を懐かしむ時間となりました。



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