ちょうど東京芸術大学の学内の美術館で、ルーブル美術館展が開催されている。今回の展示は、ギリシャ時代の彫刻と陶器などで、ダ・ヴィンチコードに関連した絵画などは一切ない。
ギリシャ時代の彫刻、およびそのローマ時代の再生ということもあって背景には、キリスト教ではなく、ギリシャ神話が存在している。ギリシャ神話は多神教、教というぐらいだから宗教だったのだろうが、詳しくはどんな宗教だったのかは解説されていなかった。ギリシャ神話には、系統図というのがあり、それには諸説があるのだが、わかりやすく言えば、日本の神道のような、神様の兄弟や親、親戚関係が決められているということだ。
ギリシャ神話でいう、アフロディーテが、ローマ神話ではヴィーナスになるといった変遷もあって、なかなか全体をとらえるのが難しいようだ。
さて、この展覧会で、は大小多くの彫像が展示されているが、どの彫像もしっかりとした肉体を表現している。男性の神の彫像は、筋肉隆々といった訳ではなく、適度に脂肪もついているような表現が成されているし、女性の神の彫像では、現代の美的感覚よりもはるかにふくよかに表現されている。男神、女神とも極端な肉体表現がなされているわけではない、どちらかといえば全体に肉付きがよい体格表現となっている。
神話の登場人物を、大理石でこのような彫刻をし彫像を作るということは、それなりの尊敬、あこがれを表現しているはずだから、察するにギリシャ人はおおかたの人たちはやせ細っていたのではないかと考える。
いつでも本物の作品にはそれなりの迫力があるといっているが、今回も彫像をいろんな確度から眺めてその重厚さに関心されられた。個人的には、やっぱり絵画のほうが好きなのだが・・・。
この展覧会で、出品されていた彫刻の中でも大きさ15センチぐらいのものが幾つかあった。そのなかで、個人的に好きなのが、ニケである。大きな彫像は、頭部のないサモトラケのニケが有名だが、この展覧会では、ちいさなニケが2点ほどだったか出品されていた。ほぼ全身像のニケを観られるとは思わなかった。
余談だが、このニケは、勝利の女神でNIKEと書く。あのナイキ社の社名の元となった女神だ。ナイキ社の有名なあのマークは、NIKEの翼の図案化したものだ。
6月17日から8月20日まで東京芸術大学大学美術館(上野公園)にて開催
ギリシャ時代の彫刻、およびそのローマ時代の再生ということもあって背景には、キリスト教ではなく、ギリシャ神話が存在している。ギリシャ神話は多神教、教というぐらいだから宗教だったのだろうが、詳しくはどんな宗教だったのかは解説されていなかった。ギリシャ神話には、系統図というのがあり、それには諸説があるのだが、わかりやすく言えば、日本の神道のような、神様の兄弟や親、親戚関係が決められているということだ。
ギリシャ神話でいう、アフロディーテが、ローマ神話ではヴィーナスになるといった変遷もあって、なかなか全体をとらえるのが難しいようだ。
さて、この展覧会で、は大小多くの彫像が展示されているが、どの彫像もしっかりとした肉体を表現している。男性の神の彫像は、筋肉隆々といった訳ではなく、適度に脂肪もついているような表現が成されているし、女性の神の彫像では、現代の美的感覚よりもはるかにふくよかに表現されている。男神、女神とも極端な肉体表現がなされているわけではない、どちらかといえば全体に肉付きがよい体格表現となっている。
神話の登場人物を、大理石でこのような彫刻をし彫像を作るということは、それなりの尊敬、あこがれを表現しているはずだから、察するにギリシャ人はおおかたの人たちはやせ細っていたのではないかと考える。
いつでも本物の作品にはそれなりの迫力があるといっているが、今回も彫像をいろんな確度から眺めてその重厚さに関心されられた。個人的には、やっぱり絵画のほうが好きなのだが・・・。
この展覧会で、出品されていた彫刻の中でも大きさ15センチぐらいのものが幾つかあった。そのなかで、個人的に好きなのが、ニケである。大きな彫像は、頭部のないサモトラケのニケが有名だが、この展覧会では、ちいさなニケが2点ほどだったか出品されていた。ほぼ全身像のニケを観られるとは思わなかった。
余談だが、このニケは、勝利の女神でNIKEと書く。あのナイキ社の社名の元となった女神だ。ナイキ社の有名なあのマークは、NIKEの翼の図案化したものだ。
6月17日から8月20日まで東京芸術大学大学美術館(上野公園)にて開催