吹雪いたり、時々おさまったりというあいにくの天気の中、17名の方が参加されました。旭山記念公園を歩きます。
入口でクズのツルを観察。クズにはナマケモノの顔のような冬芽(葉痕)がついていますが、ここのはあまり見やすくなかったかも。
クリの木に虫コブが付いていました。クリメコブズイフシでしょうか。
ドロノキの冬芽。花芽は芽鱗がはがれて綿毛が出て、ヤナギの「ネコ」のようになっていることに、はじめて気が付きました。ドロノキのネコは茶色で目立たないので、これまで見過ごしてきたようです。
オオバボダイジュの果実も、まだ残っていました。
野鳥に期待して参加された方も多かったようです。熱心に探します。
その甲斐あってシロハラをじっくり観察できました。この写真はツグミ。
クマゲラは、残念ながら本物は現れず。あずまやにとまっているデコイを観察。
雪の上にこんな模様がいくつか描かれていました。誰かが描いたシマエナガでしょうか。
高い枝先に鳥の巣のようなものがありました。形や材料からエゾリスの巣と思われます。
ニセアカシアの幹に、一周するように切れ目が入っていました。巻き枯らし(樹皮を一周切り取ることで、樹木を枯らす伐採法)を試みた痕跡では?、と推定しました。
最後に展望台から市街地を眺めました。見慣れた札幌の街も、雪にかすんで風情がありました。
駐車場に戻ると、大がかりなテレビの撮影が行われていました。参加者の中には某二枚目俳優を見かけたラッキーな方もいました。
■2025年2月18日 旭山記念公園で観察したもの
【植物】ヤマグワ、ハルニレ、ミズナラ、トチノキ、オニグルミ、ハリギリ、シラカンバ、ナナカマド、アズキナシ、オオバボダイジュ、シナノキ、イタヤカエデ、ハウチワカエデ、バッコヤナギ、ドロノキ、ポプラ、クズ、ニセアカシア、イヌエンジュ、カラマツ、アカエゾマツ、トドマツ、
【鳥】アカゲラ、コゲラ、ヒヨドリ、ツグミ、シロハラ、ハシブトガラ、ヤマガラ、ヒガラ、シジュウカラ、ゴジュウカラ、カワラヒワ、マヒワ、シメ、ハシボソガラス、ハシブトガラス
【哺乳類】エゾリス(足跡、巣)、キタキツネ(足跡)
(島田)