南半球ブラジルを皮切りにヨーロッパ伝統ラウンドを経て舞台はバンピーな北米ラウンドへ。さらに、ヨーロッパ高速ラウンドから
終盤戦に向けての天王山、イベリア半島決戦!そして、日本での大一番からの南半球での最終戦オーストラリア!
まさに地球をぐるり1周してのF1サーカス。そんな、金曜朝のバトルをお届けしてまいりましたが、
1990年シーズンを前に予備予選の入れ替え戦の結果を見ていきましょう。
8 ダラーラ(スクーデリアイタリア)・フォード 8
9 ブラバム・ジャッド 8
10オニクス・フォード 6
11ミナルディ・フォード 6
12マーチ(レイトンハウス)・ジャッド 4
13リアル・フォード 3
14リジェ・フォード 3
15AGS・フォード 1
16ローラ・ランボルギーニ 1
オゼッラ・フォード
コローニ・フォード
ザクスピード・ヤマハ
ポイントのないオゼッラは、完走1回。
コローニとザクスピードはいずれも完走なしでしたが、予選通過数の関係でコローニが上。
ユーロブルンは、予選通過もありませんでした。
本来シードされるはずのリアルは、資金難により撤退となったため繰り上がりでリジェが辛うじてシード確保。
そんなドイツ生まれのリアルは、合金ホイールメーカーとして40周年だそうです・・
また、同じくドイツの「ザコウスキー」創立の「ザクスピード」一旦はパートナーは同じくヤマハのパッケージで
1990年の参戦も目指していましたが一時期マクラーレンのメインスポンサーともなったウエストタバコに愛想をつかされ
スポンサーを降りることになり、さすがに資金難となりF1を撤退。ツーリングカーレースへと回帰することとなりました。
これで2チーム4台の減。
ユーロブルンが1カー体制から2カー体制に。コローニとオゼッラが2カー体制から1カー体制に。
ライフが1カー体制で新規参戦のため1990年のF1予備予選は9台でのスタートです。
では、最後に1990シーズンも実況をお願いしている古館伊知太郎さんよりメッセージです。
F1は、時代を映す鏡!弱肉強食の世界であります!弱者はなかなか資金の面で強者に太刀打ちできないわけでありますが、
それでも知恵を絞って何とか強者に立ち向かおうとしているのであります!
同じような見た目のクルマですがスピードがまるで違います!
まさにスピードの大河ドラマ!天国と地獄を思わせる回転木馬のようだ!
コース上では凄まじい人間ドラマ!一周一周が連載小説のようだ!そんな形で16回世界の国々を魅了してきたわけであります!
F1ドライバーは孤独なセールスマン!狭いコクピットはまるで孤独なワンルームマンションなのか~~~!
そこに身を沈めた孤高の戦士たちが身を沈めて戦います!
サーキットは、大いなる小宇宙!スピードの砂時計が動いていく!レースが終わると二度と戻らないジグソーパズルなのか!
魔法のとけたマシンは、主を失うとただのカボチャの馬車となりそれぞれの家路に戻るわけであります!!
さぁ!来季に向けて世界でエンジンの遠吠えが聞こえてくることでしょう!
1990シーズンもお楽しみに!!
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