ベルギー伝統のスパ・フランコルシャンには2つの名物が、
ひとつはF1で最も度胸が試されるという「危険と隣り合わせのオールージュ」のコーナー。
そして二つ目は、短時間で天気が急変する「スパウェザー」
この二つが多くのドライバーに「そびえる広大な壁」となってきたわけであります!
C級チームにとっての最初の関門予備予選の時間がやってまいりました。
今日も人もまばらな金曜朝8時のバトルを古館伊知太郎がお届けします!
さぁ!このレースから不振が続くコローニチーム。噂によると、
サーフボードやテニスラケットが機材と一緒に入っていたという「セミプロ軍団」でありました!
ラファネルに代わってベッタルジアが参戦します。アレジやハーバートと並んで
「花の1964年組」と言われたひとりであります!
さて、絶好調のオニクス勢ですがさらにブラバムとの差を縮められるのでありましょうか!?
結果はこちらです。
① | 36 | S.ヨハンソン | オニクス・フォード | 1:56.279 | 100.0% | |||
② | 29 | M.アルボレート | ローラ・ランボルギーニ | 1:57.509 | +1.230 | +1.230 | 101.1% | |
③ | 37 | B.ガショー | オニクス・フォード | 1:57.720 | +0.211 | +1.441 | 101.2% | |
④ | 30 | P.アリオー | ローラ・ランボルギーニ | 1:57.746 | +0.026 | +1.467 | 101.3% | |
5 | 17 | N.ラリーニ | オゼッラ・フォード | 1:58.065 | +0.319 | +1.786 | 101.5% | |
6 | 18 | P.ギンザーニ | オゼッラ・フォード | 1:58.209 | +0.144 | +1.930 | 101.7% | |
7 | 31 | R.モレノ | コローニ・フォード | 1:58.650 | +0.441 | +2.371 | 102.0% | |
8 | 40 | G.タルクィーニ | AGS・フォード | 1:59.432 | +0.782 | +3.153 | 102.7% | |
9 | 34 | B.シュナイダー | ザクスピード・ヤマハ | 2:00.713 | +1.281 | +4.434 | 103.8% | |
10 | 35 | 鈴木亜久里 | ザクスピード・ヤマハ | 2:00.757 | +0.044 | +4.478 | 103.9% | |
11 | 41 | Y.ダルマス | AGS・フォード | 2:02.205 | +1.448 | +5.926 | 105.1% | |
12 | 33 | G.フォイテク | ユーロブルン・ジャッド | 2:02.767 | +0.562 | +6.488 | 105.6% | |
13 | 32 | E.ベルタッジア | コローニ・フォード | 2:21.709 | +18.942 | +25.430 | 121.9% |
このレースでデビューのベルタッジアは、ほぼレースにならず最下位となったのであります!
すっかり影の薄くなった感のありますユーロブルンのフォイテクは2度目のブービー。
AGS、ザクスピードは、資金難もあって基本的なトラブル続出の模様であります!
まさに「顔を洗って出直してこい!」状態であります!
このレースは、元一流ドライバー「ヘビースモーカー」ヨハンソンが2連勝!
そして2位にも元一流ドライバー「走るロマンスグレー」アルボレート!
3位は、フランス国籍ながらスポーツ国籍はベルギーという準地元ガショーが
5戦連続予備予選通過。
4位には、「無口そうで実はおしゃべり」アリオーが2戦ぶりの予備予選通過。
オゼッラは、4戦ぶりに2台揃って予備予選落ちとなったのであります!
【ドライバーズポイント】
1 モデナ Brb 52
2 ヨハンソン Onx 46
3 ブランドル Brb 45
4 ガショー Onx 42
5 カフィ Drl 29
6 ラリーニ Osl 25
7 アルボレート Lol 13
8 ギンザーニ Osl 11
9 アリオー Lol 8
10 フォイテク Erb 6
11 ラファネル Cln 5
12 シュナイダー Zks 2
13 ダルマス AGS 2
おおおおっと!連勝のヨハンソンがついにブランドルを抜いて2位に浮上であります!
TOPに立つのも時間の問題でありましょう!
ガショーはポイントを増やしましたがヨハンソンに抜かれ4位に後退。
アルボレート・アリオーのローラの「ロートル侍コンビ」はポイントを増やし順位を上げました。
【コンストラクターランキング】
1 ブラバム・ジャッド 97
2 オニクス・フォード 88
3 オゼッラ・フォード 36
4 ダラーラ・フォード 29
5 ローラ・ランボルギーニ 21
6 ユーロブルン・ジャッド 6
7 コローニ・フォード 5
8 AGS・フォード 2
9 ザクスピード・ヤマハ 2
このままいくとおそらく次戦にはトップが入れ替わりそうな情勢であります!
他は順位に変動ありませんでした。
予選では、予備予選殿通過のローラのアリオーが11位とうってかわって好調。
TOP通過のヨハンソンが15位で続きました。
本戦ではヨハンソンの8位が最高!
レースは雨にめっぽう強い「コクピット内の千手観音」セナがポールトゥウイン!
2位にもプロストが続き「マクラーレン退屈シンドローム」状態となりましたぁ!!
6位には「年代物のプレミアム走法」アロウズのワーウィックが入りましたぁ!
次戦は、屈指の高速コースイタリアGPです!
お楽しみに~~~!!
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