昔は、「地域で」「共に」という言葉を使うと、
過激なウンドーの人たちだと思われた時代がありました。
それらは「統合教育」とか「地域の普通学級」「0点でも高校へ」
という言葉の仲間でした。
でも、いつごろからか、
猫も杓子も「地域で」「共に」と使うようになりました。
養護学校も、「地域で」「共に」と言いますし、
特殊教育を進める先生や親の会も、「地域で」「共に」と言います。
それに、「障害者施設」も「老人施設」も言います。
その上、特別支援教育が始まってから、
私たちの「目指しているもの」が、
ちゃんと「理解」されなくなってきたように感じます。
「理解」どころか、「誤解」もされなくなったような気がします。
これは、まずいことです。
「理解」されないのは仕方ないけど、
せめて、特別支援教育に反対する
「頑固で過激な変な人たち」と誤解された方が、
「特別支援教育ができてよかったですね」と言われるより、
よっぽどいいような気がします。
という訳で、会報にも「会の主旨」が
すぐに分かるような一文を入れなきゃと思い、考えてみました。
こんなんでいかがでしょう。
次の会報から、使いたいと思います。
☆ ☆ ☆
私たちは「特別支援教育」に反対です。
「特別支援教育」は、「普通教育に準ずる教育」といいます。
しかし、子どもたちは、「特別支援社会」を生きるのではありません。
「準ずる社会生活」を目指しているのでもありません。
私たちは、すべての子どもが、自分の暮らす地域社会を信頼し、
一人の人間としてあたりまえに生きていける社会を目指します。
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ishizaki
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