「はじめてのおつかい」は、子どものひとり言をマイクが拾ってくれる。
ひとり言を話す子どもたち
自分が話し、自分の声を聞く
自分で話し、自分の声を聞く
自分の身に何が起きているか
自分が話してあげて、自分が聞いてあげる
そうして自分に何が起きたか、自分がどうしたいかを、自分の声でたしかめる
そのための主体の声
そのために聞かれる自分の声
その声は自分の口からいったん外に離れ、
いつも必ずそばにいるママという鏡を通して聞こえる声になる
つながりの安全領域を通過して返ってくる声として、自分の耳に聞こえる声になる