この虫のいない時期に、ケヤキの樹皮の下で初めての虫に出会った。
前にも撮ったことのあるヤドリノミゾウムシだと思ったが確認してみると、これはアカアシノミゾウムシだという。
2017年12月16日に撮った、ヤドリノミゾウムシ。
初夏、ケヤキの葉にこぶ状の虫えいができるが、これはケヤキヒトスジワタムシ (アブラムシの仲間) が作ったもので、
ヤドリノミゾウムシはこの中に産卵するというのである。
その幼虫は虫えいの内壁を食べ、アブラムシは死んでしまうようだ。つまり虫えいを乗っ取りその中でぬくぬくと育つ寄生者である。
なるほどヤドリノミゾウムシだ。
虫えいの中は安全で餌もある。自分で作れなければ、人の虫えいを奪うというわけか?
他にも、虫えいに寄生するゾウムシがいるという。