最近、収穫がないので、あまり期待もしないでいつもの擬木の柵を見に行った。
すると、ゴマ粒ほどの動く虫を見つけた。初めて見るゾウムシだ。
調べてみると、ジュウジチビシギゾウムシだという。
皆さんの写真を見ると、4月、5月ごろの観察が多いようだ。
東京23区内の虫 2様には次のようにある。
体長2.0~2.8ミリほどのシギゾウムシの一種。コナラやカシなどの生える雑木林で見られる。
外見が酷似する近似種が複数いるが、東京都本土部昆虫目録には本種の他にエサキチビシギゾウムシ(Curculio esakii)とレロフチビシギゾウムシ(Curculio roelofsi)の記録がある。3種を比べると、体長はほぼ同じだが、レロフチビシギゾウムシは上翅の真ん中にある白帯紋が横断しない。エサキチビシギゾウムシは体色が明るめの茶褐色で、口吻と脚部は赤褐色。ジュウジチビシギゾウムシは体色が黒~黒褐色で、口吻と脚部は黒い。