数ヶ月前、歌のサークルの活動後。
時間が少しあったので、音楽室のピアノを弾いていた私。
ブラームスのワルツ15番を弾いていたら、
メンバーのひとりが歌い出しました。
どこで覚えたのかは忘れてしまったけれど、
きちんと歌詞があるのだとか。
その日帰ってから、私はネットで検索してみました。
どうにか見つかったのが、作詞者の名前のみ。
でも、そこから先は全くわからずじまいでした。
そこで私は、歌の先生に訊ねてみました。
先生もご存じなくて、他の用事の際、
ヤマハで検索もしてくださったりもしました。
それでも、やっぱり、わかりませんでした。
先日の歌のサークルのとき。
先生が「あったの♪」とおっしゃいます。
他の調べ物のために図書館へ行った際、
せっかくだからと周辺資料を探してくださったようで…。
そうしたら、ビンゴ!
今は絶版になっていて手には入らないようですが。
せっかく見つかったことですし、
有名な曲ですし、綺麗な曲だということで、
5月の歌の予定に入れてくださいました。
5月まで待ちきれない私は、伴奏者用の楽譜をお借りして、
コピーさせてもらいました。
作詞者が2人。
もしかしたら、もっといるかもしれませんが…。
ひとりは、ネット検索でも出てきた方。
深尾 須磨子 さん。
もうひとりは、藪田 義雄さん。
記事冒頭の写真は、深尾さん作詞の楽譜です。
楽譜は、2部合唱になっています。
編曲者の記載は、ありません。
歌詞を見てみると、サークルメンバーが歌っていたのは、
藪田さんの歌詞だったことがわかりました。
ちなみに、深尾さん作詞の曲は「思い出のワルツ」、
藪田さん作詞の曲は「円舞曲」というタイトルです。
藪田さんの楽譜には、伴奏も一緒に記載されています。
信時 潔さん編曲となっています。
伴奏は、ワルツのリズムが終始しています。
1小節内の1音目がオクターブの和音を左手で、
2音目と3音目は、それぞれ
右手で3~4音のアルペジオを弾くパターンです。
エンディングの数小節は、2~3音目にも、
左手オクターブ和音が、その都度重なります。
原曲は、独奏版がフラット4つの変イ長調で、
連弾版がシャープ3つのイ長調です。
歌は両方とも、フラット3つの変ホ長調です。
歌うときのキーの高さが関係しているのかもしれません。
私から先生に、お礼の言葉と共に
「あるとは思わなかったので、とても嬉しいです♪」
と伝えると、先生も
「私もすごく嬉しくて、黙っていられなくて・・・」
とおっしゃいました。
来月の歌のサークルが、いつも以上に楽しみです♪