毎週月曜日から金曜日の毎日放送されるテレビ番組
ぴあのピア。
8月27日から31日までの1週間は、リクエスト特集でした。
ロマン派の作曲家の中から、特に人気があった番組の抜粋版です。
また、リクエストを寄せた視聴者からのお便りも
いくつか紹介されていました。
やはり一番人気は ショパン なのですね♪
英雄ポロネーズ と 別れの曲
の2曲が取り上げられていました。
「英雄ポロネーズ」は、ショパンのポロネーズの中でも
特によく知られている曲だとか。
19世紀半ば、貴族が買い取ったパリのランベール館。
そこは、亡命者たちの心のよりどころで、
ショパンも、そこで頻繁に演奏していたそうです。
私の生涯で、これほど美しい旋律を作ったことがありません。
自作の「別れの曲」に対して、ショパンはこう語ったのだとか…。
欧米では「悲しみの曲」と呼ばれるこの曲。
日本では、この曲が使われた映画のタイトルから
「別れの曲」として知られるようになったのですね。
ショパンに次いで人気のある作曲家は リスト です。
(こちらも予想通り☆)
そして、リストの一番人気の曲は・・・
鐘 (ラ・カンパネッラ) です。
「リストの作品中で一番知られている曲」
という紹介もされていました。
これは天才ヴァイオリニストであるパガニーニの
「パガニーニによる超絶技巧練習曲」の第3曲を、
ピアノ独奏版にしたものです。
技巧は、機械的な練習からではなく、精神から生まれる
というリストの言葉は、覚えておくべきだと、改めて思いました。
次に登場した作曲家は、シューマン です。
こどもの情景 が取り上げられていました。
「あなたは時々子どものように思えます」というクララの言葉に、
シューマンが、幼いクララと出会った頃を思い出して作った曲集。
「あなたの言葉が魔法の筆のような働きをして
ちっちゃく可愛いのが書けました」と、クララに贈っています。
クララのシューマンへの一言が生んだ名曲なのですね。
そしてまた、この作品に対して・・・
「子どものため、そして、純粋な心を持った大人のための
夢のような曲集」
というコメントもつけられていました。
最後に登場したのは ブラームス です。
取り上げられた作品は・・・
6つの小品 (作品118)です。
ブラームスが20歳の時に出会ったシューマン夫妻。
シューマン夫人のクララとは、
40年近く信頼関係で結ばれていたブラームス。
ところが、晩年、クララの怒りを買う出来事が起こりました。
シューマンが生前に発表しなかった作品の出版をめぐる
行き違い…。
クララの怒りは激しくて、絶縁状態に陥ったそうです。
ブラームスは、1年以上もの間、
クララと話すことすらできなかったのだとか。
そして1893年に、ブラームスは万感の思いを込めて
「6つの小品集」(作品118)を、クララに贈りました。
この曲を受け取ったクララからのお返事は・・・
「あなたのピアノ小品集に免じて
友情を元のさやに納めましょう」
というものでした。
ブラームスの間奏曲の中で、一番人気と思われる
作品118-2。
この曲には、「ゆっくり愛情を込めて」と、楽譜には書かれています。
このような説明がありました。
私は、自分の楽譜を見てみました。
Andante teneramente を、こう訳したのでしょうね。
…
ブラームスのリクエストを寄せた方からのお便りの中に・・
こんなに美しい曲が私たちに残されていることに、
感謝せずにはいられません。
という一文がありました。
本当に、私もそう思います。
…
今日、9月3日からの ぴあのピア は、
「レッスンの名曲」ということで、
初回は、バッハの 平均律 が取り上げられるようです。
引き続き、楽しみです♪
<放送時間>
☆NHK BShi
♪ 月曜~金曜 AM7:35~7:45
(再)月曜~金曜 PM9:50~10:00
(再)日曜(1週間分まとめて) AM6:00~6:50
☆NHK BS2
♪ 月曜~金曜 PM6:45~6:50 (再)
ぴあのピア。
8月27日から31日までの1週間は、リクエスト特集でした。
ロマン派の作曲家の中から、特に人気があった番組の抜粋版です。
また、リクエストを寄せた視聴者からのお便りも
いくつか紹介されていました。
やはり一番人気は ショパン なのですね♪
英雄ポロネーズ と 別れの曲
の2曲が取り上げられていました。
「英雄ポロネーズ」は、ショパンのポロネーズの中でも
特によく知られている曲だとか。
19世紀半ば、貴族が買い取ったパリのランベール館。
そこは、亡命者たちの心のよりどころで、
ショパンも、そこで頻繁に演奏していたそうです。
私の生涯で、これほど美しい旋律を作ったことがありません。
自作の「別れの曲」に対して、ショパンはこう語ったのだとか…。
欧米では「悲しみの曲」と呼ばれるこの曲。
日本では、この曲が使われた映画のタイトルから
「別れの曲」として知られるようになったのですね。
ショパンに次いで人気のある作曲家は リスト です。
(こちらも予想通り☆)
そして、リストの一番人気の曲は・・・
鐘 (ラ・カンパネッラ) です。
「リストの作品中で一番知られている曲」
という紹介もされていました。
これは天才ヴァイオリニストであるパガニーニの
「パガニーニによる超絶技巧練習曲」の第3曲を、
ピアノ独奏版にしたものです。
技巧は、機械的な練習からではなく、精神から生まれる
というリストの言葉は、覚えておくべきだと、改めて思いました。
次に登場した作曲家は、シューマン です。
こどもの情景 が取り上げられていました。
「あなたは時々子どものように思えます」というクララの言葉に、
シューマンが、幼いクララと出会った頃を思い出して作った曲集。
「あなたの言葉が魔法の筆のような働きをして
ちっちゃく可愛いのが書けました」と、クララに贈っています。
クララのシューマンへの一言が生んだ名曲なのですね。
そしてまた、この作品に対して・・・
「子どものため、そして、純粋な心を持った大人のための
夢のような曲集」
というコメントもつけられていました。
最後に登場したのは ブラームス です。
取り上げられた作品は・・・
6つの小品 (作品118)です。
ブラームスが20歳の時に出会ったシューマン夫妻。
シューマン夫人のクララとは、
40年近く信頼関係で結ばれていたブラームス。
ところが、晩年、クララの怒りを買う出来事が起こりました。
シューマンが生前に発表しなかった作品の出版をめぐる
行き違い…。
クララの怒りは激しくて、絶縁状態に陥ったそうです。
ブラームスは、1年以上もの間、
クララと話すことすらできなかったのだとか。
そして1893年に、ブラームスは万感の思いを込めて
「6つの小品集」(作品118)を、クララに贈りました。
この曲を受け取ったクララからのお返事は・・・
「あなたのピアノ小品集に免じて
友情を元のさやに納めましょう」
というものでした。
ブラームスの間奏曲の中で、一番人気と思われる
作品118-2。
この曲には、「ゆっくり愛情を込めて」と、楽譜には書かれています。
このような説明がありました。
私は、自分の楽譜を見てみました。
Andante teneramente を、こう訳したのでしょうね。
…
ブラームスのリクエストを寄せた方からのお便りの中に・・
こんなに美しい曲が私たちに残されていることに、
感謝せずにはいられません。
という一文がありました。
本当に、私もそう思います。
…
今日、9月3日からの ぴあのピア は、
「レッスンの名曲」ということで、
初回は、バッハの 平均律 が取り上げられるようです。
引き続き、楽しみです♪
<放送時間>
☆NHK BShi
♪ 月曜~金曜 AM7:35~7:45
(再)月曜~金曜 PM9:50~10:00
(再)日曜(1週間分まとめて) AM6:00~6:50
☆NHK BS2
♪ 月曜~金曜 PM6:45~6:50 (再)