アンダンテ ~私の歩幅で~

季節のこと、音楽のこと、誕生日シリーズなど

パープルネイビー

2007年09月13日 | 誕生色
今日の東京地方は、久しぶりに日差しがあり、
秋の中に、夏の名残を、
ほんの少し見つけたような感じでした。

でも、このお天気。
残念ながら、続かないようですね。

天気予報を見ると・・・
明日はまた、雲や傘マークがたくさんあります。

○○○心と秋の空、ではありませんが、
今日がお天気だったから、明日もお天気とは限らない。

今は、そんな季節なのかもしれません。


■9月13日の誕生色 

   パープルネイビー (purple navy)
     こまやかさ、洗練、独創性、ロマンテイスト

 センスの良いこまやかさがあり、
 心身共に洗練されているのでしょうね。
 独創性に富み、独自のこまやかな観点から、
 ものごとを観察することができそうです。

 パープルネイビー。
 紫みがかったネイビーブルー。

 ネイビーブルー は、8月9日の誕生色で、
 「海軍や水兵の青」という意味を持つ色。

 そこへ、貝紫に由来する赤寄りの紫色であるパープルを
 少し加えた色が、パープルネイビー。

 貝と海の融合?
 内側に、何か特別なものを秘めているような、
 そんな色なのかもしれません。

 表面はとてもしっかりしているけれど、その内面には、
 とてもデリケートな要素が含まれているような。

 内側から放たれる何かに、自然と惹かれてしまう。
 そのような要素が、このパープルネイビーにはあるのですね。

■9月13日の誕生花 
花の名前 主な花言葉
クズ 芯の強さ
カワヤナギ 正直
ヤナギ わが胸の哀しみ
ネコヤナギ 自由
タマスダレ 潔白な愛
ハギ 思い
ヒガンバナ あきらめ
キキョウ 変わらぬ愛
ブッドレア 魅力
カンナ 永続


ぴあのピア ♪ ドボルザーク

2007年09月13日 | ピアノ全般
毎週月曜日から金曜日の毎日放送されるテレビ番組
ぴあのピア。

9月12日は、ドボルザークでした。

アントニーン・ドボルザーク (1841~1904)。

作曲家と作品が繋がらない人もいると思いますが、
ドボルザークという名前は、知られていますよね。

でも、そのドボルザークが世に出たのは、
それほど早くはなかったようです。

36歳のときに、ドボルザークの歌曲を、
ブラームスが絶賛したことがきっかけとなり、
新たな楽譜出版の話が持ち上がったのだそうです。

ブラームスは、ドボルザークのメロディーの美しさを、
彼がくずかごに捨てた旋律でさえ
ほかの作曲家にとってみれば、貴重な旋律になる

と言って絶賛したのだとか。

ドボルザークの有名な作品のひとつ、
「スラブ舞曲 第2集 第2番」
この曲。もともとは、ピアノのために書かれたもの。

スラブとは、チェコを含む東ヨーロッパの広い地域で、
美しく、しかも、どこか懐かしい、この曲集は、
爆発的な人気を得たようです。

「スラブ舞曲」は、管弦楽曲やヴァイオリン曲などにも
編曲されています。

ヴァイオリン奏者の千住真理子さんが語るには・・・

民族曲というのは、悲しみに満ちているけれども、
すごく、そこで、ほがらか感を出すんですね。

私は、このプラハの人たちと同じようなね、
あっちの方の世界の人間にならないと、
この悲しみっていうのが出せないのじゃないかと思ったときに、
どうしても弾けなかったんですけれどもね。

今、私は日本人として、やはり非常に似かよった
この民族的な悲しみというものを、
何か自分の中に感じるようになったその部分で、
非常に、こう、近い存在として、
このスラブの曲を演奏することができるように
だんだんなってきたように思いますね。


45歳で再びスラブ舞曲に取り組んだドボルザーク。

8つの連弾曲を、わずか1ヶ月で書き上げ、
半年後には、管弦楽版も完成させました。

プラハの国民劇場での初演では、
ドボルザーク自らが指揮をしたのだそうです。

この曲集は、スラブ民族主義を高揚させるものとして、
大評判になったのだとか。

ドボルザーク作品で、有名な曲のひとつに
「8つのユモレスク 第7曲」があります。
ご存じのユモレスクで、
ドボルザークのピアノ曲の中で、最も親しまれています。

1894年、ドボルザーク53歳のときの作品です。
「ユモレスク」とは、「ユーモアにあふれた」という意味。

この曲のリズムから、汽車が走る音を想像する人もいる、
というお話に、無知な私は驚きました。

ドボルザークは大の鉄道マニアだったのですね!
汽車を眺めるのを日課にして、
時刻表や車両番号も記憶していたのだそうです。

ある日、汽車の走る音が、いつもと違うことに
気がついたドボルザーク。
調べてみると、車軸に故障が見つかりました。
無類の鉄道好きと耳の鋭さが、事故を未然に防いだという
逸話が残っているようです。

鉄道のリズムの心地よさを生かした、このユモレスク。
一度聴いたら、忘れられない曲。。。



19世紀に活躍していた音楽家たちは、
いろいろなところで繋がっており、
影響し合い、助け合い。。。

すごい世界で、すごい時代だったのだと、
改めて思ってしまいました。



「8つのユモレスク 第7曲」は、私も少し弾きましたが、
曲についての知識などが全くありませんでした。

このとてもユニークで、ユーモラスな曲が
まさか、鉄道のリズムが元になっていようとは、
想像もしていませんでした。

民族曲についての千住真理子さんのお話も、
今の私にとっては、とてもためになります。



今日の放送も、引き続きドボルザークです。

<放送時間>

NHK BShi
  ♪ 月曜~金曜 AM7:35~7:45
  (再)月曜~金曜 PM9:50~10:00
  (再)日曜(1週間分まとめて) AM6:00~6:50

NHK BS2
  ♪ 月曜~金曜 PM6:45~6:50 (再)